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建築家 ルイス・バラガンを知ろう! 自邸/トラルパン礼拝堂など

ルイス・バラガンは、メキシコのグアダラハラ出身です。モダニズムの時代に生きながらメキシコの地方主義的な要素を取り入れた独自のデザインコードをもっています。

ルイス・カーンがソーク生物学研究所の中庭を作るときに、アドバイスを求めたことでも有名ですね。あと、大理石だけの庭はルイス・バラガンのアドバイスによって生まれました。

ルイス・バラガンの自邸は世界遺産に登録されています。昔は突然行ってもみれましたが、現在は、予約必須です。大人気スポットとなっています。

本記事の内容

本記事では、ルイス・バラガンの略歴、代表作、書籍を紹介したいと思います。ルイス・バラガンは、建築だけでなく、都市計画家であり、またディベロッパーとしての側面も持っています。ディベロッパーとしての成功が、よい顧客を招いたという側面もあります。

目次

  1. ルイス・バラガンの略歴
  2. ルイス・バラガンの作品
    • バラガン自邸
    • トラルパンの修道院礼拝堂
    • ヒラルディ邸
  3. ルイス・バラガンの書籍 紹介
  4. まとめ

1.ルイス・バラガンの略歴

ルイス・バラガン(Luis Barragan、1902年3月9日 – 1988年11月22日)は、建築家であり、都市計画家です。特にメキシコ特有の強い光を反射する水面や明るい色の壁面を取り入れた、特徴的な住宅や庭園を数多く設計したことで知られています。また、ルイスバラガンは、住宅開発を手がけるディベロッパーとしての側面も持っています。

ルイス・バラガンの略歴

  • 1902年 メキシコ・グアダラハラに生まれる
  • 1919年 グアダラハラのエスクエラ・リブレ・デ・インヘニエリアに入学土木工学の学位を取る(1923年)
  • 1925年 ヨーロッパへの初めての旅行
  • 1927年 グアダラハラでおもに住宅を手がける(~1936年)
  • 1936年 活動の拠点をメキシコ・シティへ移す
  • 1976年 ニューヨーク近代美術館で展覧会
  • 1980年 プリツカー賞を受賞
  • 1985年 メキシコ・シティのルフィノ・タマヨ美術館で展覧会
  • 1988年 11月20日逝去

2.ルイス・バラガン代表作 紹介

バラガン自邸

カーサ・ルイス・バラガンとしても知られるルイス・バラガンの自邸兼スタジオは、メキシコシティのミゲル・イダルゴ地区にあります。カーサ・ルイス・バラガンは、メキシコシティの西に位置しており、第二次世界大戦後の1948年に竣工しました。カーサ・ルイスバラガンは、ちょうどこの時期のバラガンのデザインコードを反映しています。そして、1988年にルイス・バラガン死去するまで彼の住居として使われていました。

1994年に博物館に変更され、バラガンの本拠地ハリスコとアルキテクチュラ・タパティア・ルイス・バラガン財団が運営し、予約が必要なツアーのみを提供しています。 2004年には、メキシコの近代建築の最も影響力があった代表例としてユネスコによって世界遺産に指定されました。

カーサ・ルイス・バラガンはバラガンの作品を展示する博物館としての機能をもっており、元の家具とバラガンの私物が残っています。

バラガンの私物はすごいコレクションです!ピカソ、ディエゴ・リベラ、ホセクレメンテオ、ロスコ、ヘスス・レイエス・フェレイラ、ミゲル・コバルビアスによる作品を含む、主にメキシコの16世紀から20世紀までの重要なアートコレクションが含まれています。

建築としても、アートとしても、そして私物を見るとしても、一見の価値ありです。私も大好きな建築の1つです。

トラルパンの修道院礼拝堂

“…the words beauty, inspiration, enchantment, magic, sorcery, charm and also serenity, silence, intimacy and amazement have disappeared at an alarming rate in publications devoted to architecture. All of them have found a loving welcome in my soul, and even if I am far from claiming to have made them complete justice in my work, they have never ceased to be my beacon. “

これは、ルイス・バラガンのプリツカー賞の時のスピーチです。

「美しさ、インスピレーション、エンチャント、魔法、魔術、魅力、そして静けさ、沈黙、親密さ、驚きという言葉は、建築専門の出版物では驚くべき速さで姿を消しています。」

と言っています。そして、その状況の中でプリツカー賞をとり、その代表作がトラルパンの礼拝堂です。トラルパンの礼拝堂は1960年に竣工しました。

バラガンはこの礼拝堂の設計において「信仰の抽象的な概念と人間の運命の起源に形、光、色を与えるために、司祭の祭壇に至るまで、礼拝堂のあらゆる細部を設計した」と書いています。

その結果、あらゆるものの起源である光がこの建築の中心となっています。礼拝堂の設計にはこんなエピソードがあります。

「私たちはバラガンにプロジェクトを実行してもらいたかったのですが、私たちにはお金がなかったので、彼のオフィスに行き、彼と話しました。」

「彼は喜んでプロジェクトを行うことに同意しただけでなく、その建設の一部に資金を提供することにも同意した。」

バラガンがこの建築に注いだ情熱がわかります。

そして、なんと完成まで7年間を費やし、バラガンは建物を構成する多くの調度品まで細部の設計を行いました。

この礼拝堂に入る建築ツアーに参加すると礼拝堂のシスターたちが付き添ってくれます。

シスターは言います。

「彼が何をしているのかはわかりませんでしたが、1960年4月24日の春の朝まで礼拝堂が開かれるまで、彼を完全に信頼していました。」

えっ!この人バラガンにあったことがあるんだ!

修道院に入ると、白い壁のある小さな半沈んだ中庭があり、その中に記念碑的な十字架が埋め込まれています。それに対応して、白い花が浮かぶ穏やかなプールは、空間に人間のスケールを与えます。

右側には、黄色い枠の格子が、2番目の礼拝堂に通じる階段に付いています。黒い石の池に映る黄色のグリッドのシンプルでありながら強力なディテールと色は、圧倒的です。

プールの反対側には礼拝堂への入り口があり、石段を少し上ったところからアクセスできます。

長い木製のベンチは壁に垂直に浮いているように見えますが、実際には見えない金属製のブラケットで支えられています。

当時は珍しいピンク色のガラスを使用して、光の特別なトーン。一方には修道院のプライベートエリアがあり、長い区画に配置されています。

次にチャペルに入ります。側面では、自立した十字架が横方向からの照明を受けます。空間に埋め込まれた三角形のくさびにより、その効果は劇的です。

「安藤忠雄がここにいた」とシスターは誇らしげに言います。

「この光の効果に私たちは驚いた」と語ります。

チャペルに隣接する小さな廊下には、木製の壁に黄色のライトが描かれた窓、告白者、家具、ドアなど、細部にまでこだわっています。

建築ツアーは小さな中庭、プールの隣の廊下で終了します。

行きたくなるでしょう!ぜひ行きましょう。何度行ってもおすすめです。

ヒラルディ

ルイス・バラガンが設計したヒラルディ邸です。現在の住宅所有者であるMartin LuqueとPancho Gilardiは広告代理店のパートナーでした。

1975年にはすでに建築家を引退していたルイス・バラガンは、このプロジェクトを引き受けることを一度拒否しました。しかし、ルイス・バラガンは敷地を訪問してその考えを変えます。

ルイス・バラガンは、訪問した敷地で見たジャカランダの木に魅了されたそうです。

ルイス・バラガンはいいます。

「家を建てるので、この木を絶対に切り倒さないでくださいよ。」

下の写真の黄色いスリットの向こうに水盤(プール)が見えます。有名ですよね ね。でも、このスリットの右側の庭に何が見えるか気になりませんか?

そう!行くしかないですね!自分の目で確かめたくなります!

3.ルイス・バラガンの書籍 紹介

カーサ・バラガン

メキシコを代表する建築家、ルイス・バラガン(1902-88)。 ピンクや赤の鮮やかな色使い、彫塑的な壁の構成、ランドスケープ・アーキテクチュアを先取りする大胆に水を駆使した中庭と建物との関係など、その作風はモダン、かつメキシコの叙情性豊かな風土を反映したものです。1976年ニューヨーク近代美術館での展覧会を契機に世界的な脚光を浴び、1980年建築界でもっとも名誉ある賞、プリツカー賞を受賞しています。

本書では、バラガンの自邸をはじめ 5つの住宅を取り上げます。建築家の設計した住宅は竣工直後の写真で紹介されることが多いですが、本書ではバラガンの建築に魅了され、これまで20年間にわたり探求されてきた建築家・齋藤裕氏がふたたびメキシコに赴き新撮したものを中心に、よりすぐりの写真で構成、その美しさの秘密を読み解くための鍵をキャプションで示しました。

内容(「MARC」データベースより)

4.まとめ


ルイス・バラガンは、メキシコを代表する建築家であり、近代建築に地域主義を導入したという意味で、建築界に多大な影響を与えた建築家です。バラガン自邸は、なんと世界遺産!自邸が世界遺産なんてびっくりです!しかし、行ってみるとその理由がわかります。そう、実際に足を踏み入れるとわかるんですよね。メキシコシティに行く機会があったら、早めに予約することをおすすめします。


注意説明 公共建築以外の場所の特定は行っていません。個人の所有物である住宅は、場所の特定をしないように配慮しております。ご了承くださいませ。

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