先日、建築家 中村好文をご紹介しました。
建築家 中村好文といえば・・・、「小屋の建築」で有名ですよね。なんか小屋に住みたくなる楽しい設計ですよね。
小屋といえば・・・かならず建築家の間でも出てくるのが、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの小屋とその生活です。
ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、米国東部のマサチューセッツ州出身で、地元のハーバード大学を卒業しています。
その後、家業を手伝い、ウォールデンの森中に丸太小屋を建てます。そして、自給自足の生活を2年2か月間送ります。
この生活をまとめたのが、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの代表作『ウォールデン 森の生活』です。
この生活とヘンリー・デイヴィッド・ソローの思想は、機械化、合理主義、機能主義といった近代思想や産業革命期の影に隠れていましたが、その近代の問題点が明るみになるにつれて大きく評価されて、後の時代の詩人、芸術家、作家、建築家に大きな影響を与えました。
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの書いた「ウォールデン 森の生活」はまさに名著ですね。
本記事では、ヘンリー・デイヴィッド・ソローをご紹介したくなってしまいました!
というわけで、今回はヘンリー・デイヴィッド・ソローを知るための厳選書籍のご紹介です。
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本記事の内容
本記事では、ヘンリー・デイヴィッド・ソローを知るための厳選書籍を紹介します。ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、代表作『ウォールデン 森の生活』を執筆後、若くして亡くなっています。しかし、その思想は今も生き続きています。体験を軸にしたその生き方は、多くの共感を生んだのだと思います。私も影響を受けていて、「森の生活」に憧れます。
目次
- ソロー『森の生活』を漫画で読む(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- ウォールデン 森の生活(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- 孤独の愉しみ方―森の生活者ソローの叡智(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- 孤独は贅沢 ― ひとりの時間を愉しむ極意(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- 英語で読みたいヘンリー・ソロー 珠玉の名言(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- ヘンリー・ソロー全日記 1851年(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- ソロー語録(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
- モノやお金がなくても、豊かに暮らせる(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
1. ソロー『森の生活』を漫画で読む(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの「森の生活」の抜粋を漫画にしたものです。
読みやすいので、こちらから入るのはアリだと思います。
意外と、実際の本は長編なので、内容を理解してから実際の「ウォールデン 森の生活」を読んでみるといいかもしれません。
シンプルな生き方を提唱して、名著のほまれ高い『森の生活』。実際に読むと長大で難解なこの作品を、選び抜いたソローの文章とジョン・ポーセリノによるシンプルな描線で漫画にしたのが本書です。ポーセリノはソローの文章を引用しながら切り貼りしたり入れ替えたりして、一編の物語を読むように漫画を構成しました。漫画の中には次のようなソローの文章が散りばめられています。◉この世界で生きることは苦行ではなく、遊びなのだ。シンプルに賢く生きてさえいれば。◉わたしの生き方には、少なくともひとつの利点がある。それは自分の生活そのものが娯楽であり、常に新鮮だということだ。◉わたしを従わせようとするなら、わたしが頼っている原理より高い原理を持ってこなくてはならない。◉わたしが森へ行くことにしたのは、死ぬときに、自分は本当の意味で生きてこなかったと思い知らされるようなはめにならないためだった。そして後半では、引用されたソローの文章を含む段落ごとに訳出、これによってどんな文脈でその文章は書かれたのかがわかるようになっています。本書の「はじめに」にこんな文章があります。〈ポーセリノは、日の当たる戸口や森のなかに座って、流れゆく時間にひたっているソローの静謐な思考を忠実に再現してくれた。まるで何も起こっていないかのようだ。この本でわれわれもソローと同じ経験をする〉あなたも、シンプルな絵に込められたシンプルな哲学を、経験してみてください。(Amazonより)
2. ウォールデン 森の生活(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
「人は1週間に1日働けば生きていけます」
いいですねー!
産業化が進む時代、産業革命以後の高度成長の時代にこういう思索が同時に生まれていたのは結構びっくりです。
「人は1週間に1日働けば生きていけます」。ヘンリー・D・ソローは、1800年代半ば、ウォールデンの森の家で自然と共に2年2か月間過ごし、自然や人間への洞察に満ちた日記を記し、本書を編みました。邦訳のうち、小学館発行の動物学者・今泉吉晴氏の訳書は、山小屋歴30年という氏の自然の側からの視点で、読みやすく瑞々しい文章に結実。文庫ではさらに注釈を加え、豊富な写真と地図とでソローの足跡を辿れます。産業化が進み始めた時代、どのようにソローが自然の中を歩き、思索を深めたのか。今も私たちに、「どう生きるか」を示唆してくれます。【編集担当からのおすすめ情報】動物学者にして、山小屋歴30年という生粋の「自然の人」である今泉吉晴氏による翻訳とソローの歩いたウォールデンの地図、ソロー直筆のイラスト、ソローの愛した自然の写真など、わかりやすく多面的にソローの考えを伝えてくれる、現代の若い人にぜひ読んでほしい1冊です。(Amazonより)
3. 孤独の愉しみ方―森の生活者ソローの叡智(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
今に通じるシンプルライフを提唱しています。
ガンジー、キング牧師も読んだヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉は、生きていくための新しい側面を提示してくれます。
孤独を愉しむ方法、人間らしく生きる方法、シンプルに暮らす大切さについて、150年前、アメリカの森の中の湖の畔で、小屋を建てて自給自給の生活をしながら遺した思索家の言葉を、わかりやすくいまに生きる人に向けて編集しました。ガンジー、キング牧師を動かし、環境保護運動のバイブルともなり、世界を変革した言葉は「森の生活者」の孤独な時間から生まれました。心豊かに生きる秘訣がこの本には書かれています。(Amazonより)
4. 孤独は贅沢 ― ひとりの時間を愉しむ極意(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
こちらは、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉をまとめた論考です。
以下にある、『モノやお金がなくても豊かに暮らせる』を改題のうえ再編集しています。
どちらも基本内容は同じなので、お気をつけてください。
ひとりの時間を楽しもう! 都会から離れて森の中の湖畔の小屋で暮らしたヘンリーDソローの名言を中心に構成したメッセージ集。孤独とは、豊かさとはなにか。『ウオールデン森の生活』これが孤独を愉しむ極意。 (Amazonより)
5. 英語で読みたいヘンリー・ソロー 珠玉の名言(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
こちらは、英語でヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉を知りたい人におすすめです。
日本語も良いですが、英語はシンプルに表現していて胸を打たれます。
「Be true to your work, your word, and your friend.
仕事、言葉、友に対して誠実たれ!」
『英語で読みたいヘンリー・ソロー珠玉の名言 』 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー (著)、新井えり (編訳) シンプルライフや自然との共生。今の時代にこそ読みたい、ソローの言葉。 忙しく慌ただしい日々を過ごす人々が抱えるさまざまな悩み。21世紀を生きる我々のこうした悩みについて助言を与えてくれるのが、『ウォールデン 森の生活』を書いたヘンリー・D・ソローです。シンプルライフや自然との共生、個人の自由や尊厳について、格調高く美しい英語で書かれた名言を対訳で味わいながら、本当の豊かさ、幸せについて考える機会となる一冊です。(Amazonより)
6. ヘンリー・ソロー全日記 1851年(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
こちらは、24年間のあいだに書かれた日記です。
なんと200万語!!すごい!
「森の生活」以上の重要作と言われた日記の全訳です!
全12巻予定です。
徐々に、購入したいですね!
24年間のあいだに書かれた200万語からなる日記は、なぜ文学作品と呼べるのか──。研究者の間で「森の生活」以上の重要作とされ、作者が自身で選んだ日記という表現形態のすべてを邦訳。全12巻で刊行予定。(Amazonより)
7. ソロー語録(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
シンプルなソロー語録です。
長文の解説はいらない人向けですね!
言葉が世界を変えた。ソローは、誰よりも深く考え、実践し、今日の自然保護思想・政治思想などに大きな影響を与え続けてる。(Amazonより)
8. モノやお金がなくても、豊かに暮らせる(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著)
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉!
「シンプルライフ」
「小さく生きること」
文脈は違いますし建築設計とも関係ないですが、「less is more」と言ったミース・ファン・デル・ローエの言葉も思い出します。
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの生き方、考え方の基本がわかります。
上記した「孤独は贅沢 ― ひとりの時間を愉しむ極意」は、本書の改題です。
身軽に小さく生きる幸せ!『ウオールデン森の生活』これがシンプル生活の極意。(Amazonより)
最後に
如何でしたか?今回は、ヘンリー・デイヴィッド・ソローを知るための厳選書籍を紹介しました。ヘンリー・デイヴィッド・ソローの丸太小屋は、質素でありながら生活を楽しむ基本が満載です。ぜひとも、興味があったら読んでみてください。きっと、「森」に行きたくなると思います。
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