ビットコインの8万ドル割れと復活する優良株【米国株の深掘り分析】ジム・クレイマーの最新ニューズレター注目10選 その55(2026年2月2日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

2026年2月という新しい取引月が始まりましたが、ウォール街は少し冷え込んだスタートとなりました。ビットコインが2025年4月以来の8万ドル割れを記録し、仮想通貨関連銘柄が軒並み打撃を受ける中で、ジムは今週発表されるアルファベットやアマゾンの決算、そして雇用統計に神経を尖らせています。

今週のニュースで際立つのは、AIインフラへの投資規模が「千億ドル(約15兆円)単位」という桁違いの領域に突入していることです。それでは、激動の市場でジムがどのような視点を持っているのか、具体的に分析していきましょう。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

ジム・クレイマーについて

みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。

また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。

私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。

クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。

ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. 市場全体の概況と今週の焦点

【ジム・クレイマーの推奨の背景】2月のスタートは、ビットコインの急落がコインベースやロビンフッドといった関連銘柄を直撃する波乱の幕開けとなりました。ジムの背景には、暗号資産の調整が市場全体のセンチメントを冷やしている中で、今週後半のビッグテック(アルファベット、アマゾン)の決算と雇用統計が、相場の方向性を決める決定的な要因になるという強い警戒感があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは日曜日のコラムから一貫して慎重な姿勢を崩していません。仮想通貨関連株のボラティリティが市場全体に波及する局面では、ジムが注目する優良テック株であっても、マクロ要因に引きずられて予想外の下げを見せることがあります。決算前の過度な買い増しは避けるべき時期と言えるでしょう。

2. Nvidia (NVDA)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】OpenAIへの1,000億ドルという巨額投資計画が停滞しているとの報道を受け、株価は1.5%下落しました。ジムの背景には、投資規模の詳細は不明ながらも、エヌビディアがAIの中心的役割を維持しようとする野心は変わらないという確信があります。彼は一貫して「この銘柄はトレードするな、所有し続けろ」という信念を繰り返しています。

【管理人のシミズからの注意点】1,000億ドルという投資額はあまりにも巨大であり、その不確実性が短期的な売りを誘っています。ジムは長期保有を勧めていますが、投資計画の行方次第ではさらなるボラティリティが予想されます。過去、ジムの「所有しろ」というアドバイスは成功してきましたが、短期的なニュースで一喜一憂する投資家には厳しい局面が続くかもしれません。

3. Alphabet (GOOGL)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】自動運転部門のWaymoが160億ドルの資金調達を完了間近であり、その75%以上を親会社であるアルファベットが負担するというニュースに注目しています。ジムの背景には、Waymoが単なる研究プロジェクトから、実益を生む巨大なビジネスへと脱皮しようとしていることへの期待があります。

【管理人のシミズからの注意点】市場は1%以上の下落で反応しました。これは、アルファベットが多額の現金をWaymoに注ぎ込み続けることへのコスト懸念を反映しています。ジムは将来性に期待していますが、収益化が本格化するまでは、今回のように資金調達のニュースが「キャッシュの流出」としてネガティブに捉えられる逆指標的な動きに注意が必要です。

4. Oracle (ORCL)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】AIキャパシティ拡大のために50億ドルの資金調達(株式と負債の両方)を発表し、株価は6%以上急騰しました。ジムの背景には、オラクルがAIインフラ需要を確実に取り込んでおり、そのための大規模な投資を市場が「成長への布石」とポジティブに捉えているという見方があります。

【管理人のシミズからの注意点】資金調達と同時に、キャッシュフロー確保のためのレイオフ(一時解雇)の可能性も指摘されています。ジムは株価の上昇を歓迎していますが、増資による1株利益の希薄化や、リストラによる組織の混乱というリスクも孕んでいます。急騰直後の飛びつきは、過去のトラックレコードを見ても高値掴みになる危険性があります。

5. Disney (DIS)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】テーマパークやクルーズを含むエクスペリエンス部門の好調により、予想を大きく上回る決算を発表しました。自社株買いの加速も評価されています。興味深いのは、ジムが11月の失望決算を受けてディズニーから一度撤退している点です。今回の好決算は、彼が一度見限った後の力強い復活劇となりました。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが11月に「売却」を推奨した後のこの好決算は、まさに彼の推奨が短期的には逆指標となった形です。現在、自社株買いで株価は支えられていますが、ジムが一度手を引いた銘柄に再び戻る際は、そのタイミングが過熱気味でないか慎重に見極める必要があります。

6. Dover (DOV)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】バークレイズが目標株価をわずかに引き上げたことを紹介しています。ジムの背景には、ドーバーが今年、企業買収を強力なレバーとして活用し、バリュエーションの底上げを図ろうとしている戦略への一定の評価があります。

【管理人のシミズからの注意点】格付け自体は「ホールド(維持)」のままであり、目標株価の上げ幅も非常に小さいものです。ジムは買収による価値向上に期待していますが、買収には常に統合リスクが伴います。派手な動きは期待しにくい地味な銘柄であるため、ポートフォリオの安定剤として見るべきでしょう。

7. GE Vernova (GEV)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】バークレイズが目標株価を849ドルに引き上げたことを受け、ジムはさらに強気になり「1,000ドルまで跳ね上がる」と豪語しています。背景には、マイクロソフトとのAIインフラ支援に向けたエネルギー契約の噂があります。先週の決算後の下げを絶好の買い場と断言し、推奨格付けを引き上げています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが「1,000ドル」という極めて高い目標を掲げる時は、期待値が最高潮に達している証拠です。マイクロソフトとの契約が噂止まりに終わった場合、期待の反動で大きく売られるリスクがあります。800ドル台という高値圏での「買い推奨」は、非常に高いボラティリティを伴うことを覚悟すべきです。

8. Boeing (BA)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ジェフェリーズが目標株価を295ドルに引き上げ、買い推奨を維持したことに注目しています。ジムの背景には、就任から18ヶ月足らずのケリー・オルトバーグCEOによる再建努力が着実に進展しているという読みがあります。

【管理人のシミズからの注意点】先週の決算は依然として「混在(mixed)」した内容であり、完全な復活には程遠いのが実情です。ジムはCEOの手腕を高く評価していますが、ボーイングの品質問題や生産の遅れは根深く、株価がジムの期待通り一直線に回復する可能性は低いかもしれません。長期戦を覚悟した投資が必要です。

9. Colgate (CL)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】第4四半期の決算が予想を上回り、特に欧州と中南米での成長が確認されました。ジムの背景には、JPモルガンやシティなど多くのアナリストが一斉に目標株価を引き上げ、年初から15%も上昇しているという圧倒的な安定感と強さがあります。

【管理人のシミズからの注意点】2月の時点で年初来15%の上昇は、生活必需品セクターとしては異例のスピードです。ジムはウォール街がこの銘柄を愛していると語りますが、あまりに人気が集中しすぎると、わずかな成長鈍化で利益確定売りに晒されるリスクがあります。過熱感には警戒が必要です。

10. ServiceNow (NOW)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ゴールドマン・サックスが「コンビクション・リスト(確信リスト)」に追加し、2029年まで毎年20%の有機的成長を維持できると予測したことを紹介しています。ジムの背景には、低迷していたエンタープライズSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)において、ようやく反撃の狼煙が上がったという期待があります。

【管理人のシミズからの注意点】SaaSセクターは金利動向やAIへの予算シフトの影響を強く受けています。ジムは「ここで踏ん張れるか」と問いかけていますが、ゴールドマンの長期予測が外れた場合の影響は大きいです。ジムがセクター全体の復活を賭けて推奨する際は、市場全体の地合いに左右されやすいため、慎重なエントリーが求められます。

過去の推奨との比較と最終的な心得

過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?

今回のジムのメッセージは、エヌビディアやアルファベットといったお馴染みの銘柄に対して「巨額のAI投資」という新しい視点を加えています。過去、ジムが一度撤退したディズニーが好決算を出したように、彼の短期的な判断が裏目に出ることもありますが、エヌビディアに対する「所有しろ」という長期的なスタンスは今のところ報われ続けています。

今回は特に、GEバーノバやオラクルのような、巨額の資金が動くインフラ系銘柄に強い情熱を注いでいるのが特徴です。

管理人シミズからの補足コメント

2026年2月、市場の関心は「AIをどう使うか」から「AIのためにどれだけ巨額のインフラを整えられるか」へと移っています。ジムがGEバーノバの1,000ドル突破を予言したり、オラクルの50億ドル調達を支持したりするのは、その流れを象徴しています。

一方で、ビットコインの急落が示すように、リスク資産からの資金流出も始まっています。ジムの情熱的な推奨に乗る場合でも、コルゲートのような安定した銘柄をポートフォリオに組み込み、リスクのバランスを取ることが非常に重要です。

この記事が皆さんの判断の助けになれば幸いです。

ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。

ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。

ジム・クレイマーの関連本

ジム クレイマーの株式投資大作戦 全米no.1投資指南役
ノーブランド品

山崎元氏の関連本

やっぱり読んでおきたい ロバート・キヨサキ

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すむことコム管理人 シミズ

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