その68  アンソロピックが政府から出入り禁止に!棚ぼた式に利益を得る企業はどこだ?(2026年3月6日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

皆さん、こんにちは。管理人シミズです。

出張から戻り、久しぶりですが、また情報発信を再開します。出張の間にイラクと米国の戦火が始まり、マーケットに大きな影響でています。

ウォール街は再び地政学リスクとAIの爆発的成長という、二つの大きな波に翻弄されています。中東ホルムズ海峡の緊迫化による原油高が市場全体を押し下げる一方で、ブロードコムのようなAIの真の勝者が驚異的な数字を叩き出しています。

ジムは、今の相場を「原油高という重石がある以上、全面的なラリーは難しい」と冷徹に見つつも、個別の「本物」を見抜こうとしています。それでは、本日の10トピックを具体的に分析していきましょう。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. 原油価格の急騰と市場の停滞

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ホルムズ海峡での石油タンカーの滞留がエネルギー価格を押し上げています。イランが軍事行動を示唆したことで、WTI原油は76ドル、ブレント原油は83ドルを超えて上昇しました。ジムの背景には、原油高がインフレ懸念を再燃させ、株式市場の本格的な反発を妨げるという強い警戒感があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが指摘するように、エネルギー価格の上昇は消費を冷やし、企業のコストを押し上げます。地政学リスクは予測不可能な動きをするため、今の段階で相場全体の回復に賭けるのは時期尚早かもしれません。原油安に転じるまで、テック株以外のセクターもボラティリティが高い状態が続くでしょう。

2. Anthropic (アンソロピック) と政府の確執

【ジム・クレイマーの推奨の背景】トランプ大統領が政府機関に対し、アンソロピックの技術使用を即座に停止するよう命じたニュースに注目しています。同社が米軍への全面アクセスを拒否したことが原因です。ジムの背景には、AI企業といえども国家安全保障という政治的枠組みから逃れることはできず、これが防衛関連企業にも波及しているという危機感があります。

【管理人のシミズからの注意点】AIトレードが政治リスクに直面しています。アンソロピックは民間のリーダー的存在ですが、政府との対立は資金調達やビジネス展開に甚大なダメージを与えます。ジムは政治的な側面を強調していますが、投資家としては他のAI企業(OpenAIなど)へ資金が流出する可能性も考慮すべきです。

3. Broadcom (AVGO)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】第1四半期の決算が好調で、2027年度のAI関連売上高が1000億ドルを超えると予測したことを受けて、株価は時間外で6%以上上昇しました。ジムの背景には、ブロードコムのカスタムチップ(ASIC)事業が、ハイパースケーラーたちの需要を完璧に捉えているという確信があります。

【管理人のシミズからの注意点】ブロードコムはジムが長年推奨してきた「王道」ですが、2027年の予測という先の話で買われている面もあります。期待値が非常に高まっているため、少しでも成長鈍化の兆しが見えれば激しく売られるリスクがあります。ジムの熱狂に乗りつつも、バリュエーションの高さには注意を払ってください。

4. CoreWeave (コアウィーブ)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】バーンスタインがAIインフラ大手のコアウィーブを「売り」で開始したことに言及しています。アナリストは、大手クラウド事業者が自社のインフラを優先し、他社のハードウェアを借りる大規模契約には消極的になると見ています。ジムの背景には、AIインフラの「貸し出し」というビジネスモデルに疑問符が付き始めたという懸念があります。

【管理人のシミズからの注意点】コアウィーブはこれまでAIバブルの象徴的な存在でしたが、ジムが紹介した「売り」評価は、インフラ過剰供給のリスクを示唆しています。ジムが慎重な姿勢を見せているときは、関連するハードウェア銘柄全体にも波及効果があるため、深追いは禁物です。

5. フィンテック・決済セクター (Visa, Mastercard, Block, Affirm, Klarna)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】バンク・オブ・アメリカが決済・フィンテック各社を「買い」で再開しました。ジムの背景には、どんなに割高に見えてもこれらのセクターは常に買い推奨されがちだという皮肉を交えつつ、ペイパルだけが除外されているという冷徹な選別への注目があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはフィンテックに対して少し冷ややかなトーンです。特にアファームやクラーナのようなBNPL(後払い)勢は、景気後退や金利動向に極めて敏感です。アナリストの「一斉買い推奨」は、往々にして天井圏で出されることがあるため、ジムの疑念は一理あります。

6. Target (TGT)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】JPモルガンが目標株価を120ドルに引き上げました。新CEOの下で、苦戦していたホームデコ(家庭用装飾品)などのカテゴリー刷新に乗り出していることが評価されています。ジムの背景には、ターゲットがようやく投資家と消費者の信頼を取り戻すための具体的なアクションを開始したという期待があります。

【管理人のシミズからの注意点】小売業界は依然として厳しい環境にあります。ターゲットの改革が功を奏するかは、今後数四半期の決算を見ないと判断できません。ジムは「変化」を高く評価していますが、消費者の財布の紐が固くなっている今の時期、復活のストーリーが逆指標となる可能性も否定できません。

7. CrowdStrike (CRWD)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】シティが目標株価を610ドルから525ドルに下げたことに対し、ジムは猛反論しています。ジムの背景には、今週発表されたクラウドストライクの決算は全項目で予想を上回る「素晴らしい」内容であり、シティの評価は不当に低いという強い憤りがあります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはクラウドストライクを全力で守っていますが、株価の目標引き下げは市場のセンチメントを冷やします。ジムが「素晴らしい」と絶賛しても、アナリストが弱気になれば株価は重くなります。ジムの熱意と市場の冷めた見方のギャップが激しいため、短期的には激しい揺さぶりに注意が必要です。

8. StubHub (スタブハブ)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】JPモルガンが「買い」から「中立(ホールド)」へ格下げし、株価は15%暴落しました。第4四半期の売上高が予想を大きく下回り、見通しも「恐ろしい」内容でした。ジムの背景には、この銘柄はもはや救いようのない「大失敗」であり、近づくべきではないという明確な拒絶があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムがこれほど強く拒絶する時は、相当な闇が深いと考えられます。二次流通チケット市場の不透明感と、AIによるプラットフォームの変化が影響しているのかもしれません。ジムが「ひどい株だ」と言い切る以上、逆張りを狙うのは自殺行為です。

9. Grocery Outlet (GO)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】第4四半期決算が期待を裏切り、ガイダンスも失望を誘いました。ジムの背景には、期待されていた「再建(リセット)」が失敗に終わり、このディスカウント小売企業が再び苦境に陥ったという失望があります。複数のアナリストも格下げに転じました。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは以前、この銘柄のリセットを期待していましたが、今回は完全に裏切られた形です。ジムの推奨が外れた典型的な例と言えますが、彼自身が「大惨事」と認めた以上、早期の撤退が推奨されます。小売の競争激化は想像以上に厳しいようです。

10. Trade Desk (TTD)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ジェフ・グリーンCEOが1億5000万ドル相当の自社株買い(インサイダー買い)を行ったこと、さらにOpenAIが広告販売について同社と初期の協議を行ったという報道を受けて、株価が急騰しました。ジムの背景には、競合懸念で売られすぎていた同社に、AIという新たな強力なパートナーシップの可能性が浮上したというポジティブな反転があります。

【管理人のシミズからの注意点】CEOによる巨額の買い付けは、将来への強い自信の表れであり、信頼性は高いです。しかし、OpenAIとの交渉はまだ「初期段階」です。ジムがこのニュースで沸き立っている時に買うのは、典型的な「噂で買って事実で売る」の標的になるリスクがあるため、調整を待つのが賢明です。

過去の推奨との比較と最終的な心得

過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?

今回のジムは、過去の熱狂的な強気姿勢に比べ、原油高や政治リスクといった「外部要因」に対して非常に敏感になっています。特にブロードコムのような勝ち組と、スタブハブやグロッサリー・アウトレットのような負け組をはっきりと区別しており、その選別眼は以前よりシビアです。

ジムの推奨は、AIという大トレンドにおいては依然として強力ですが、政治や地政学という彼自身にも制御不能な要因が絡む場面では、信頼性は相対的に低下します。

管理人シミズからの補足コメント

昨日までのスターが一瞬で奈落に落ちるほど変化が速いです。ジムがブロードコムの1000億ドルのAI売上を称賛する一方で、スタブハブを「大惨事」と切り捨てるのは、今の相場に中途半端な妥協が通用しないことを示しています。

特にトレード・デスクとOpenAIの接近は、今後のデジタル広告市場の勢力図を塗り替えるかもしれません。ジムの嗅覚は鋭いですが、私は少しだけ慎重に、原油高がどの程度インフレを押し戻すかを注視しています。

この記事が皆さんの判断の助けになれば幸いです。

ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。

アンソロピックが政府から出入り禁止に!棚ぼた式に利益を得る企業はどこだ?

アンソロピック(Claude)がトランプ政権から実質的な「出入り禁止」を言い渡された衝撃は、単なる一企業の不祥事ではありません。れは、米国政府がAIに対して「完全なコントロール」を求めているということです。

国防総省が求める「センサーから意思決定までを秒単位で繋ぐAI」の椅子が一つ空いたわけです。その棚ぼた的な利益を享受するであろう「政府公認」の筆頭候補たちはどこでしょう?

Microsoft (MSFT) & OpenAI

今回のアンソロピックの離脱により、OpenAIのモデルをAzure上で提供するマイクロソフトが、消去法ではなく「第一候補」として確固たる位置にいます。

一方でマイクロソフトは最強に見えますが、政府べったりの姿勢は、逆にグローバルな民間企業(特に欧州など)からの反発を招くリスクもあります。政治的な色味が付くことで、ブランドの透明性に疑問を持つ層が出てくる点には注意が必要です。

Palantir Technologies (PLTR)

パランティアのAIP(AIプラットフォーム)は、まさに国防総省が求めている「データの統合と自律的判断」の核心部分です。アンソロピックのような「モデル」を作る企業が排除されても、それらを動かす「プラットフォーム」であるパランティアの重要性は増すばかりです。ジムの背景には、CEOの

一方でパランティアの株価は既に期待値を大きく織り込んでおり、ボラティリティは極めて高いです。特に「エピック・フューリー」のような軍事作戦での成果が期待以下だった場合、失望売りが加速するリスクがあるため、高値での飛び乗りは厳禁です。

Alphabet (GOOGL)

アンソロピックが抜けた後の大規模言語モデルの需要を、グーグルの「Gemini」が補完するというシナリオもありえます。かつては軍事利用に消極的だったグーグルですが、現在は背に腹は代えられない形で政府との距離を縮めており、これが株価のバリュエーション見直し(リレイティング)に繋がるかもしれません。

一方でグーグル内部には依然としてAIの軍事利用に対する社員の反発(文化的な軋轢)が残っています。これが開発の遅れや人材流出を招く可能性があり、また独占禁止法の訴訟も抱えているため、手放しでの楽観は禁物です。

すむことコム管理人 シミズ

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