その74  エヌビディアの衝撃!NemoClawスタックはChatGPTに匹敵する革命か?(2026年3月18日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

皆さん、こんにちは。管理人シミズです。

2026年3月、サンノゼで開催されているエヌビディアのGTCカンファレンスは、まさに狂熱の渦中にあります。その一方で、中東ではUAEへの新たな攻撃やイラン高官の殺害報道など、地政学リスクが極限まで高まっています。原油価格が上昇しているにもかかわらず、株価先物が反発するという「教科書とは逆の動き」を見せる現在のマーケット。ジムはこのカオスをどう読み解いているのでしょうか。

今回は、AIの熱狂から、逆風に晒される住宅・ベッティング市場まで、ジムが放った10のメッセージを鋭く分析していきます。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. エヌビディア(NVDA):期待を越えるAIエージェントの夜明け

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ジムはサンノゼの現地でジェンセン・ファンCEOの基調講演を目の当たりにし、ウォール街の収益予測はまだ低すぎると確信しています。推論専用の新型チップや光学技術を取り込んだネットワーク革新、そして何より個人用AIエージェントを配備するためのNemoClawスタックが、ChatGPTに匹敵する革命になると見ています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムのエヌビディアに対する忠誠心はもはや宗教に近いレベルです。過去のトラックレコードでは彼の強気姿勢が的中し続けてきましたが、期待値がこれほど高まった状態では、わずかな進捗の遅れが大きな失望売りに繋がります。NemoClawが「実益」を生むまでには時間差があるため、短期的なボラティリティには最大限の警戒が必要です。

2. 市場のレジリエンスと原油高の矛盾

【ジム・クレイマーの推奨の背景】WTI原油が1バレル95ドルを超え、中東情勢が悪化しているにもかかわらず、株価先物がプラス圏で推移していることに注目しています。通常、原油高は株安の要因ですが、今はAIへの期待や地政学的な織り込み済み感が勝っているという分析です。

【管理人のシミズからの注意点】この「デカップリング(切り離し)」は非常に危険なサインです。ジムは市場の強さを強調していますが、エネルギー価格の上昇は遅れて企業業績を蝕みます。ジムの楽観論を信じてフルレバレッジをかけるのは、地雷原を全力疾走するようなものです。

3. ハネウェル(HON):戦時下の分割と再生

【ジム・クレイマーの推奨の背景】イラン紛争による中東向け出荷の遅れで第1四半期の売上に軽微な影響が出るものの、通期予想は維持されるというCEOの発言を支持しています。ジムは、ハネウェルがデュポンのように会社分割(スピンオフ)を進めている点に着目しており、今の障害は将来の報酬を得るための通過点に過ぎないと見ています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは会社分割という物語が大好きですが、分割後の各部門が単体で競争力を維持できるかは別問題です。有事の影響が「軽微」で済むというCEOの言葉を盲信するあまり、物流網の長期的な麻痺を見誤るリスクがあります。

4. イーライリリー(LLY):HSBCの格下げに対する反論

【ジム・クレイマーの推奨の背景】HSBCがイーライリリーを「売り」に格下げしましたが、ジムは真っ向から反対しています。経口タイプの肥満症薬の登場が控えていることや、ライバルのノボ・ノルディスクの次世代パイプラインに比べてリリーの優位性は揺るぎないと確信しています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはリリーの「応援団長」として有名ですが、大手銀行が「完璧すぎる株価(Priced to perfection)」と警告する時は、上昇余地が限定的であることを示唆しています。ジムの熱意は分かりますが、バリュエーションの高さという冷徹な事実から目を逸らしてはいけません。

5. ドーバー(DOV):紛争の有無に関わらず勝てる銘柄

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウェルズ・ファーゴによる格上げを受け、ジムもこの産業コングロマリットを高く評価しています。紛争が沈静化すれば成長性に焦点が当たり、継続すれば中東への露出が少ない点や価格決定力が武器になるという「どちらに転んでも勝ち」というシナリオです。

【管理人のシミズからの注意点】ジムがこのような「全方位外交」的な推奨をする時は、決定的な確信に欠けている場合が多いです。景気後退の足音が聞こえる中で、産業セクターがどこまで価格決定力を維持できるかは未知数であり、ジムの言う「 Win-Win」が「Lose-Lose」に転じる可能性も考慮すべきです。

6. ダラー・ツリー(DLTR):価格戦略の勝利

【ジム・クレイマーの推奨の背景】予想を上回る決算と、価格戦略の変更が功を奏したことを受けて株価が6%急騰したことを歓迎しています。コスト削減と売上増加が同時に起きており、市場の悲観的な予想を覆した点を評価しています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはこれまでディスカウント小売に対して慎重でしたが、急騰した途端に後追いで称賛する傾向があります。今回の急騰はショートカバー(空売りの買い戻し)の側面も強く、ジムが推奨し始めたタイミングが一時的な天井になる「逆指標」リスクに注意してください。

7. ファイブ・ビロウ(FIVE):低価格帯の王者への期待

【ジム・クレイマーの推奨の背景】明日の決算を控え、目標株価が引き上げられたことを重視しています。2024年末に就任したウィニー・パークCEOの手腕を高く評価しており、低価格雑貨市場におけるナンバーワンの選択肢として推奨しています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは特定の経営者を英雄視しすぎる癖があります。期待値がハードルを上げすぎている場合、決算内容が良くても「材料出尽くし」で売られるのがジム銘柄の典型的なパターンです。発表直前の飛び乗りは避けるのがシミズ流です。

8. レナー(LEN):住宅市場の毒性

【ジム・クレイマーの推奨の背景】シティによる目標株価引き下げを受け、住宅市場の弱さを認めています。利下げがない限り、住宅株は「毒(トキシック)」であると断言しており、イラン紛争以来、住宅ローン金利が逆方向に動いていることを危惧しています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが「毒」とまで言い切る時は、市場の底が近いサインであることもありますが、今回は金利環境という動かしがたい事実があります。ジムが珍しく弱気になっている点は、このセクターが本当に危険な領域にあることを示唆しています。

9. Tモバイル(TMUS):成長株の苦悩

【ジム・クレイマーの推奨の背景】目標株価が引き上げられたものの、通信キャリアの中ではベライゾンやAT&Tにパフォーマンスで劣っている現状を認めています。これまでは「成長のTモバイル」でしたが、今は配当重視の競合他社に軍配が上がっているという認識です。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは長年Tモバイルを推してきましたが、市場のトレンドが配当やバリューに移っていることを認めざるを得なくなっています。ジムが推奨を維持しつつも他社の優位性に触れ始めた時は、その銘柄の魅力が相対的に薄れている証拠です。

10. ドラフトキングス(DKNG):予測市場という新たな敵

【ジム・クレイマーの推奨の背景】アルガスによる格下げを受け、顧客獲得コストの増大や増税、そして何より「予測市場(ポリマーケットなど)」との競争を懸念しています。予測市場の台頭がベッティング業界の脅威になっているという見方です。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはかつてドラフトキングスの大ファンでしたが、予測市場という破壊的競合の存在にようやく気づいたようです。彼が「問題のある銘柄」と呼び始めた時は、もはや以前の成長物語には戻れないことを意味します。損切りを検討すべきタイミングかもしれません。

今回のジムの推奨について

過去との比較と信頼性の評価

今回のジムは、エヌビディアについては過去最高の興奮を見せている一方で、住宅やベッティングといった従来の推奨銘柄に対しては驚くほど冷徹な評価を下しています。以前のように「すべて買い」というスタイルではなく、明確に「勝者と敗者」を分ける選別眼を持っており、その点では現在の市場環境に即した高い信頼性があると言えます。

ただし、原油高の影響をAIの熱狂で相殺できるという見立てについては、過去のオイルショック時などの歴史的教訓からすると、少し楽観が過ぎる印象です。

管理人シミズからの補足コメント

波乱のマーケットを生き抜くには、ジムが言う「AIの夢」を楽しみつつ、彼が「毒」と呼んだ現実の経済指標から目を逸らさないことが肝要です。特にエヌビディアのGTCで語られたAIエージェントの構想は素晴らしいですが、それが一般企業の利益に反映されるまでには、まだ幾つもの「地政学的な関門」を越えなければなりません。

ジムがサンノゼから届けてくれたこの熱気は、果たして明日も続いているでしょうか。それとも、原油高という冷水が浴びせられるのでしょうか。また次回の更新をお楽しみに。

すむことコム管理人 シミズ

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