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建築家 ピーター・ズントーが執筆した必ず読むべき必須本【7選】

建築家 ピーター・ズントーは、スイスのバーゼル出身の建築家です。

家具製作を父親から学び、バーゼルの学校でデザインを学びました。1979年にアトリエを設立して、設計活動を開始します。自然に調和した素材感のある建築で知られています。

特に、温泉施設である「テルメ・ヴァルス」は有名です。2009年にはプリツカー賞を受賞しました。

というわけで、今回はピーター・ズントーの執筆した本のご紹介です。

ピーター・ズントーについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

学生
先生、「建築家 ピーター・ズントー」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「建築家 ピーター・ズントー」について日本語で読める書籍がほとんどないのです。あまり文章を残していない建築家ですね。そのため、「建築を考える(ピーター・ズントー 著)」がズントーの考えを知るのに良いと思いますよ。是非読んでみてくださいね!

本記事の内容

本記事では、ピーター・ズントーの建築への考え方を知るために重要な書籍【7選】を紹介します。ピーター・ズントーは、土地に調和した素材にこだわり、その空間性は自然と一体になるような独自の空気感を持っています。ここでは、ピーター・ズントーの限られた書籍を通じて、ピーター・ズントーの設計理念が見渡せる書籍を選んでみました。

目次

  1. 建築を考える(ピーター・ズントー 著)
  2. 現代建築家20人が語る いま、建築にできること(ピーター・ズントー 対談)
  3. A Feeling of History(ピーター・ズントー 著)
  4. Peter Zumthor: Atmospheres: Architectural Environments – Surrounding Objects(ピーター・ズントー 著)
  5. Peter Zumthor―a+u Extra Edition(エー・アンド・ユー臨時増刊)(ピーター・ズントー 著)
  6. Peter Zumthor: German Edition (5 Vol Set)(ピーター・ズントー 著)
  7. Peter Zumthor 1985-2013: Buildings and Projects(ピーター・ズントー 著)

1. 建築を考える(ピーター・ズントー 著)

こちらは、ピーター・ズントーの考えを日本語でしっかりと読める唯一の書籍です。

美、光、創造といった抽象的な項目についても、ズントーの考え方の基本が建築に浸透していることがわかります。

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素材、土地がもつエネルギー、構造と細部、光と影の設計に徹底的にとりくみ、 詩的で情感にみちた、類稀なる建築空間を生み出してきた建築家ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)。 理想の建築について、美について、光について―― 創造において信じていること、実在させたいと願うものへの想いを綴った初エッセイ集、待望の邦訳。 口絵写真=杉本博司(Architectureより3点) /ブックデザイン=葛西薫 [目次] 物を見つめる 美しさの硬い芯 物への情熱 建築の身体 建築を教える、建築を学ぶ 美に形はあるか? 実在するものの魔術 風景のなかの光 建築と風景 ライス・ハウス

2. 現代建築家20人が語る いま、建築にできること(ピーター・ズントー 対談)

インタビューアーがかなりストレートな質問としているおかげで、通常の建築本では見えてこないような建築家の内面が見えるようでなかなか面白いです。

建築について知るよりも、そうした建築家の人間性を見るのに適しているかもしれません。

今をときめく世界の名建築家達が何を考え、何を思い建築物を建てるのか。世界で名を馳せる建築家達にインタビューを行い彼らの代表作品を取り上げながら専門的な趣向のみではなく彼らの建築に対する思想・人となりが掘り起こされています。インタビュアーの巧みな質問により、彼らの心のうちが、容易に読み取ることが出来ます。本編で、インタビューを受けた建築家は20人。いずれもその功績は建築史に燦然と輝くものばかり。それを象徴するように彼らの大半は建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞受賞なのです。本書収録中の建築家の中には、1度はその名前を聞いたことがあるビッグネームばかりがずらりと並んでいます。。北京オリンピック競技場「鳥の巣」プラダ・ブティック青山店を建てたヘルツォーク&ド・ムーロンやザハ・ハディドなどの今を牽引する若手はもちろんのことフランク・ゲーリー、オスカー・ニーマイヤーと言った泣く子も黙る大御所まで多岐にわたります。その中でもコールハース、ヘルツォーク、ズントーなどあまり文章を残していない建築家もインタビューは必見です。

3. A Feeling of History(ピーター・ズントー 著)

ピーター・ズントーが2016年にノルウェー南部の亜鉛鉱山博物館に取り組んでいたとき、ノルウェーの建築史家マリ・レンディングを対話をした時の記録です。

この対話の中で、歴史や時間がズントーの作品全体にどのように影響を与えているのかがわかります。

ズントーは、自然に劇的な建築的介入を行います。この建物による自然の再構築の試みに歴史の感覚がどのように影響を与えたかについて知ることができます。

壮大な都市規模の対話です。

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While he was working to complete the Allmannajuvet Zinc Mine Museum in southern Norway in 2016, Swiss architect Peter Zumthor asked Norwegian architectural historian Mari Lending to engage in a dialogue about the project. In meandering, impressionistic style, and drawing on their favorite writers, such as Johann Peter Hebel, Stendhal, Nabokov, and T. S. Eliot, their exchanges explore how history, time, and temporalities reverberate across Zumthor’s oeuvre. Looking back, Zumthor ponders on how a feeling of history has informed his attempts at emotional reconstruction by means of building, from architectural interventions in dramatic landscapes to his design for the redevelopment of the Los Angeles County Museum of Art, which conceived the building on a suitably grand urban scale.

4. Peter Zumthor: Atmospheres: Architectural Environments – Surrounding Objects(ピーター・ズントー 著)

9つの章に分けられた文章の中で、ピーター・ズントーが建築の雰囲気を作り出すとき、心に何を抱いているのかを説明しています。

In nine short, illustrated chapters framed as a process of self-observation, Peter Zumthor describes what he has on his mind as he sets about creating the atmosphere of his houses. Images of spaces and buildings that affect him are every bit as important as particular pieces of music or books that inspire him.

5. Peter Zumthor―a+u Extra Edition(エー・アンド・ユー臨時増刊)(ピーター・ズントー 著)

残念ながら絶版になっています。

程度の良い中古本があれば手に入れておきましょう!

6. Peter Zumthor: German Edition (5 Vol Set)(ピーター・ズントー 著)

このエディションは、1986年から2012年までの受賞歴のあるピーター・ズントーの作品が掲載されています。

ドイツのメッヒャーニッヒ近郊にある「クラウス兄弟のフィールドチャペル」や「ノルウェーの魔女裁判の犠牲者のための記念碑」などがあるのが良いですね!

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Unquestionably one of the most influential and revered contemporary architects, Peter Zumthor has approached his work with a singular clarity of vision and a strong sense of his own philosophy, both of which have earned him the admiration of his peers and the world at large. Choosing to only take on a few projects at a time and keep his studio small, Zumthor has produced a comparatively few number of realized buildings, but they rank among the world’s most stunning: St. Benedict’s Chapel in Sumvitg, Switzerland Therme Vals in Vals, Switzerland Kunsthaus Bregenz in Bregenz, Austria and the Kolumba Art Museum in Cologne, Germany number among his most famous buildings. This collection, however, explores his entire body of award-winning work from 1986 to 2012 in five volumes, including his lesser-known but nonetheless critically acclaimed works such as the Field Chapel for Brother Klaus near Mechernich, Germany, and the Steilneset. Memorial for the Victims of the Witch Trials in Vard, Norway. Peter Zumthor presents around forty of his projects, both realized and unrealized, through Zumthor’s own writing, and with photographs, sketches, drawings, and plans. A complete catalog of his works starting in 1979 rounds out the book. Richly illustrated and beautifully designed, this book serves as both an introduction to Zumthor’s work and philosophy for the layperson and a required addition to any architect’s library.

7. Peter Zumthor 1985-2013: Buildings and Projects(ピーター・ズントー 著)

「ピーター・ズントー1986-2012」は、15年間のズントーの作品に関する包括的なモノグラフです。

ピーター・ズントーの約40個の建物と未実現のプロジェクトは、写真、スケッチ、図面、計画とともに、ズントー自身による簡単な説明文によって説明されています。

1979年から2012年までの作品の完全なリストがあるのも良いですね!

Peter Zumthor unarguably ranks among the most important contemporary architects. He is revered worldwide for the stringency of his architectural concepts, the clarity of his designs, his sensitivity for location and context, and for his conscious and careful use of materials. He is celebrated for the pure and atmospheric spaces he has created, such as Therme Vals (Vals, Switzerland), Kolumba Art Museum (Cologne, Germany), or in 2011 the Serpentine Gallery Pavilion in London, Hortus Conclusus. Yet his lesser known residential buildings in Switzerland or the Steilneset Memorial for the Victims of the Witch Trials in Vardo (Norway) have also won great acclaim from architectural critics. Zumthor is much admired by students and teachers of architecture alike for his philosophical approach to the task of building and for his writings on architectural thought. ‘Peter Zumthor 1986-2012’ is the first comprehensive monograph on Zumthor’s work in more than fifteen years. Around 40 of his buildings and unrealised projects are presented in detail with brief descriptive texts by Zumthor himself, with photographs, sketches, drawings and plans. A complete list of works 1979-2012 rounds out the book. Photographs are contributed by Helene Binet, Hans Danuser and others.

最後に

如何でしたか?今回は「建築家ピーター・ズントー」をよく知るために、ピーター・ズントー自身が執筆した本【7選】をご紹介しました。ピーター・ズントーは文章をあまり残していません。そのため、現在出版されている出版物は貴重ですね。機会があればピーター・ズントーの建物をぜひとも体験してみましょう。

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