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建築家 ロバート・ベンチューリが執筆した必ず読むべき必須本【8選】(日本語は全ての書籍あり)

建築家 ロバート・ベンチューリは、有名な二つの本「建築の多様性と対立性」と「ラスベガス」で、近代建築への痛烈な批判を行ったことで、とても有名です。

この二つの本はきっと読んだことのある人も多いでしょう!

ベンチューリは、1947年にプリンストン大学を卒業して、1951年からエーロ・サーリネンの事務所で働き、その後フィラデルフィアでルイス・カーンの事務所で働きました。

ローマ賞のフェローシップから戻り、1959年から1967年までペンシルベニア大学でルイス・カーンのTAを務め、その後も教職を務めました。エール大学やハーバード大学のデザイン大学院でも講義を行っています。

理論派の建築家のイメージが強いですが、作っているものは何か情緒的といいますかリリカル(詩的)なものがあるのが結構私は好きなのです。

というわけで、今回はロバート・ベンチューリの執筆した本のご紹介です。

ロバート・ベンチューリについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

学生
先生、「建築家 ロバート・ベンチューリ」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「建築家 ロバート・ベンチューリ」といえば、やはり「建築の多様性と対立性」ですね。建築の古典と言われる本の中で、最も重要な本のひとつです。是非読んでみてくださいね!

本記事の内容

本記事では、ロバート・ベンチューリの思考と設計へプロセスを理解するために重要な書籍【8選】を紹介します。ロバート・ベンチューリは、「母の家」が有名で、住宅設計の課題にも出てくることが多いと思います。実際に「母の家」に行ってみると、空間としてもとても豊かで、過ごしやすそうなのにびっくりしました。

目次

  1. 建築の多様性と対立性/SD選書174(ロバート・ベンチューリ 著)
  2. ラスベガス/SD選書 143(ロバート・ベンチューリ 著)
  3. GA No.39〈ヴェンチューリ&ローチ〉(ロバート・ベンチューリ 著)
  4. 建築のイコノグラフィーとエレクトロニクス(ロバート・ベンチューリ 著)
  5. 【評論】母の家―ヴェンチューリのデザインの進化を追跡する(フレデリック シュワルツ 著)
  6. a+u (エーアンドユー) 建築と都市 1992年05月号(ロバート・ベンチューリ 著)
  7. ロバート・ヴェンチューリとデニス・スコット・ブラウンから学ぶもの/エー・アンド・ユー別冊(ロバート・ベンチューリ 著)
  8. 【対談】現代建築家20人が語る いま、建築にできること(ロバート・ベンチューリ 共著)

1. 建築の多様性と対立性/SD選書174(ロバート・ベンチューリ 著)

ロバート・ベンチューリの本の中で最も有名であり、また建築界でも最も重要な書籍の一つです。

建築はロバート・ベンチューリ以前と以後に分けられると言っても良いと思います。

現在の多様性をもった建築の価値を見出したロバート・ベンチューリに感謝しないといけません。

1923年のル・コルビュジエの著作「建築をめざして」以来、建築に関する著作の中で最も重要なものと位置づけられている本署は、近代建築運動の純粋主義に対し、いち早く多様性と対立性を賞揚したヴェンチューリの力作であると同時に、建築界の大きな財産でもある。建築を学ぶ人々の必読の書。

2. ラスベガス/SD選書 143(ロバート・ベンチューリ 著)

この本は、イェール大学の学生とのラスベガス調査が下敷きになっています。

こうした調査を経験できるなんて羨ましい!と思ってしまいます。

内容はもちろん、かなり充実しています!充実して良すぎて、読みこなしが大変!

都市とは何かを学ぶ。
著者はC・ムーアと並ぶいわゆる第三世代の旗頭で、G・ギーディオン以来の正当な近代建築史を否定して波紋を投げた。
イェール大学の学生とのラスベガス調査を骨子とした衝撃の一冊。

3. GA No.39〈ヴェンチューリ&ローチ〉(ロバート・ベンチューリ 著)

こちらは、GAシリーズなので、写真が充実しているのが良いですね。

ロバート・ベンチューリだけでなくケヴィン・ローチの論考も見られるので、お得感があります!

4. 建築のイコノグラフィーとエレクトロニクス(ロバート・ベンチューリ 著)

ロバート・ヴェンチューリは、建築家というよりも研究者としての傾向が強いのだと感じます。

プロフェッサー・アーキテクトですね。

文章的な実験としての側面もあるので、そう考えると翻訳版ではなく原書にあたる方が良いかもしれません。

ここに集められたエッセイは、一つ一つが日常の仕事や生活を通じて得られた種々の経験から導かれたもので、建築家の文章によくみられる印象深く構成された知的探求の成果ではありませんし、また、そうならぬように平素より努めてきたものです。その表現手法も、できるだけアメリカ風に、つまり、あのフランクリンやリンカーン、ヘミングウェーなどには及ばぬものとはいえ、その伝統を受け、単純明快なものでありたいと思っています。これらの文章は各々特別な状況のもとで、その情勢に対応すべく書かれたものが多く、大きな全体像の中の一節というよりは、それぞれが完結したものであり、個々の状況に応じて多少繰り返しが目立つことは否めません。しかし、当然のことですが一般論としての意味性を意識して書かれており、特に最初の二編はこの書全体の基調をなすものです。「BOOK」データベースより

5. 【評論】母の家―ヴェンチューリのデザインの進化を追跡する(フレデリック シュワルツ 著)

こちらは、フレデリック シュワルツによる評論になります。

ロバート・ヴェンチューリの「母の家」は最も有名な作品ですが、このデザインプロセスが詳細にわかります。

スケッチも多くて、本当にかなりいいです。面白いですよ。

最終的なデザインの決定プロセスがかなり衝撃的です。

「母の家」はロバート・ヴェンチューリの出世作として有名な小住宅で、当時嵐のような賛否両論をまきおこした。1960年代を背景に、この作品のデザインの発展のプロセスと作家の心の揺れを描く。

6. a+u (エーアンドユー) 建築と都市 1992年05月号(ロバート・ベンチューリ 著)

ヴェンチューリ&スコット・ブラウン、アルド・ロッシなどの特集本です。

ヴェンチューリの有名な建築を総ざらいするのに良いと思います。

7. ロバート・ヴェンチューリとデニス・スコット・ブラウンから学ぶもの/エー・アンド・ユー別冊(ロバート・ベンチューリ 著)

エー・アンド・ユーによるロバート・ヴェンチューリへのインタビューをまとめたものです。

OMAパートナーである重松氏がインタビュアーを務めています。

本書はインタヴュー・シリーズの第2巻である。今回は、著書『建築の多様性と対立性』や、母の家の建築家として知られるロバート・ヴェンチューリ氏とデニス・スコット・ブラウン氏に話を聞いた。聞き手はOMAパートナー・ニューヨーク事務所代表である重松象平氏が務めている。

8. 【対談】現代建築家20人が語る いま、建築にできること(ロバート・ベンチューリ 共著)

本書に収録されている建築家、構造家です。

セシル・バルモンド、ギュンター・ベニッシュ、ピーター・アイゼンマン、ノーマン・フォスター、フランク・ゲーリー、マインハルト・フォン・ゲルカン&フォルクヴィン・マルク、ザハ・ハディド、ジャック・ヘルツォーク&ピエール・ド・ムーロン、フィリップ・ジョンソン、レム・コールハース、ダニエル・リベスキンド、グレッグ・リン、オスカー・ニーマイヤー、フライ・オットー、I.M.ペイ、ロバート・ヴェンチューリ&デニス・スコット・ブラウン、ピーター・ズントー

いやー、大御所勢ぞろいです。

読んでみたくなりますね!私は、ロバート・ヴェンチューリ以外にも、オスカー・ニーマイヤーとピーター・ズントーに興味があります。

今をときめく世界の名建築家達が何を考え、何を思い建築物を建てるのか。世界で名を馳せる建築家達にインタビューを行い彼らの代表作品を取り上げながら専門的な趣向のみではなく彼らの建築に対する思想・人となりが掘り起こされています。インタビュアーの巧みな質問により、彼らの心のうちが、容易に読み取ることが出来ます。本編で、インタビューを受けた建築家は20人。いずれもその功績は建築史に燦然と輝くものばかり。それを象徴するように彼らの大半は建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞受賞なのです。本書収録中の建築家の中には、1度はその名前を聞いたことがあるビッグネームばかりがずらりと並んでいます。。北京オリンピック競技場「鳥の巣」プラダ・ブティック青山店を建てたヘルツォーク&ド・ムーロンやザハ・ハディドなどの今を牽引する若手はもちろんのことフランク・ゲーリー、オスカー・ニーマイヤーと言った泣く子も黙る大御所まで多岐にわたります。その中でもコールハース、ヘルツォーク、ズントーなどあまり文章を残していない建築家もインタビューは必見です。

最後に

如何でしたか?今回は「建築家ロバート・ベンチューリ」をよく知るために、ロバート・ベンチューリ自身が執筆した本【8選】をご紹介しました。いろいろ調べてみると、「建築の多様性と対立性」は有名ですが、他の本はあまり訳されてですね。今後は英語の本もリストに増やしていきたいと思います。

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