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CPIの結果と金融・AIの新たな局面【深掘り分析】ジム・クレイマーの最新ニューズレター注目10選 その43(2026年1月13日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

本日発表された12月の消費者物価指数(CPI)は、全体で前年比2.7%増と予想通りでしたが、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアCPIは予想を下回る伸びに留まりました。これを受けて市場は年内2回の利下げを確信し、S&P 500は上昇含みのスタートとなっています。さらに、JPモルガンの決算を皮切りに金融セクターの収益性も証明されつつあります。

ジムのメールでは、アルファベットの4兆ドル時価総額突破や、ボーイングの復活、さらにはAI市場での「勝者と敗者」の選別が進んでいることが強調されています。

これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

ジム・クレイマーについて

みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。

また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。

私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。

クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。

ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. CPIデータとFRBの利下げ観測

【ジム・クレイマーの推奨の背景】CPIの結果が、FRBが利下げを検討するための十分な材料になったと見ています。ジムの背景には、コアCPIの伸びが抑制されていることが、2026年中に少なくとも2回の利下げを正当化し、株式市場全体のマルチプルを押し上げる原動力になるという期待があります。

CPI 米労働省が発表するCPIは、都市部の消費者が購入する商品の価格変動を反映し、経済評価に重要な役割を果たします。

【管理人のシミズからの注意点】市場はすでに2回の利下げを織り込んでいますが、FRBが実際に動くまでは期待先行の側面が強いです。ジムは利下げを前提とした強気姿勢ですが、インフレが再燃した場合のハシゴ外しのリスクには常に備えておく必要があります。

2. JPMorgan (JPM) と金融セクター

【ジム・クレイマーの推奨の背景】JPモルガンの第4四半期決算が、売上・利益ともに予想を上回る素晴らしい結果だったことを絶賛しています。ジムの背景には、これが米国消費者の健全さを証明するものであり、明日以降に決算を控えるウェルズ・ファーゴやゴールドマン・サックスにとっても強力なポジティブ・シグナルになるという確信があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが懸念するように、ジェイミー・ダイモンCEOは電話会見で慎重な見通しを述べ、自ら株価を押し下げる「癖」があります。決算が良いからといって高値で飛びつくと、CEOの発言一発で短期的な調整を食らうリスクがあるため、会見の内容を見届けるのが賢明です。

3. Alphabet (GOOGL) の4兆ドル突破

【ジム・クレイマーの推奨の背景】時価総額4兆ドルを突破したアルファベットに対し、バンク・オブ・アメリカが目標株価を370ドルに引き上げたことを受けています。ジムの背景には、アップルとのGemini AIにおける長年のパートナーシップが、他の追随を許さない圧倒的な優位性を生むという分析があります。イーロン・マスクの批判に対しても、法的なチェック機能が働いているため問題ないという立場です。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはGeminiが独走状態に入ったと見ていますが、規制当局による独占禁止法の監視は2026年も続いています。4兆ドルという巨大な時価総額は、ポジティブなニュースでも株価が動きにくくなる「重さ」も伴うため、成長率の鈍化には注意を払うべきです。

4. Meta Platforms (META)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】TDコーウェンが目標株価を820ドルに引き上げたことを紹介しています。ジムの背景には、2030年までにデジタル広告シェアが34%まで上昇するという予測や、サウジアラビアからの資金流入、さらには徹底したコスト削減が組み合わさり、マグニフィセント・セブンの「出遅れ株」として反発の余地が大きいという読みがあります。

「マグニフィセント・セブン(Magnificent Seven)」とは、米国株式市場を牽引する7つの巨大テクノロジー企業(Apple, Microsoft, Amazon, Alphabet (Google), NVIDIA, Meta Platforms, Tesla)の総称で、S&P500のパフォーマンスを大きく左右する存在です。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが「弱々しい妹(出遅れ株)」と呼ぶ時は、市場の関心が他に移っている証拠でもあります。目標株価は高いですが、広告市場全体の動向に左右されやすいため、他のAI関連株ほど安定した上昇を期待しすぎるのは危険です。

5. Synopsys (SNPS) とエヌビディアの関係

【ジム・クレイマーの推奨の背景】パイパー・サンドラーによる「格下げ」に対して、明確に異を唱えています。ジムの背景には、シノプシスがエヌビディアの重要なパートナーであり、半導体市場がAIやデータセンターへリソースをシフトしている現状こそ、同社の技術が不可欠になるという強い確信があります。

パイパー・サンドラー(Piper Sandler)は、アメリカの金融サービス企業で、投資銀行業務や資産運用を提供しています。

【管理人のシミズからの注意点】アナリストが指摘する「売上成長の逆風」が一時的なものか構造的なものかを見極める必要があります。ジムの「理解できない」という反論は、時にファンダメンタルズの悪化を見落とすことがあるため、格下げ後の株価の動きが止まるまでは静観が吉です。

6. Boeing (BA) と大量受注の波

【ジム・クレイマーの推奨の背景】デルタ航空からのドリームライナー30機受注や、先週のアラスカ航空からの大量発注を根拠に、ボーイングの復活を確信しています。ジムの背景には、セクター全体のモメンタムが2026年上半期を通じて継続し、目標株価がさらに引き上げられるという強気なシナリオがあります。

【管理人のシミズからの注意点】ボーイングは注文を受ける力はありますが、作る力(製造品質と納期)には常に不安が残ります。ジムが「さらに上がる」と煽る時は、納入遅延などのネガティブニュース一発で急落するボラティリティの高さがあることを忘れてはいけません。

7. L3Harris Technologies (LHX)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】国防総省によるミサイル・ソリューション事業への10億ドル投資というビッグニュースを高く評価しています。ジムの背景には、2026年に入ってからの好調なパフォーマンスに加え、政府予算の裏付けがある防衛セクターの安定した成長性への信頼があります。

【管理人のシミズからの注意点】12%の急騰はニュースをすでに十分に織り込んでいます。ジムが「堅実な勝利」と呼ぶ時は、短期的な上昇余地が限られていることも多いため、ここからの追っかけ買いは避けて押し目を待つべきでしょう。

8. 住宅建設株 (LEN, DHI) と Home Depot (HD)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ゴールドマン・サックスが住宅建設株の目標株価を引き上げたことを取り上げています。ジムの背景には、建設会社自体には慎重な見方を示しつつも、住宅市場全体の底打ちがホーム・デポのような関連銘柄に恩恵をもたらすという選別的な推奨があります。

【管理人のシミズからの注意点】ゴールドマンが「目標株価を上げたが、ポジティブなことは何も言っていない」と指摘するように、建設会社は販促費の増大で利益率を削っています。ジムが推すホーム・デポも、金利低下が実体経済に浸透するまでは苦戦が続く可能性があるため、本格的な上昇には時間がかかりそうです。

9. Palo Alto Networks (PANW) への揺るぎない自信

【ジム・クレイマーの推奨の背景】UBSによる目標株価引き下げを「バカげた判断」と一蹴しています。ジムの背景には、サイバーセキュリティへの支出増加とAI対応のユースケースが成熟している現在、一時的なセンチメントの悪化で売るのは間違いであり、株価はさらに高みを目指すという強い信念があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムがアナリストを激しく批判する時は、自身のポートフォリオへの思い入れが強すぎることがあります。サイバーセキュリティセクターは競争が激化しており、センチメントの悪化にはそれなりの理由があることが多いため、逆張りをする際は慎重なロット管理が必要です。

10. Adobe (ADBE) とAIの明暗

【ジム・クレイマーの推奨の背景】オッペンハイマーによる格下げに対し、市場がアドビを「AIの敗者」と見なし始めている現実を認めています。ジムの背景には、AIによる収益化が期待ほど進んでいないというデータがあり、これまで推奨してきた銘柄であっても、トレンドの変化に迅速に対応する姿勢があります。

オッペンハイマー・ホールディングスはアメリカの名門投資銀行で、アセット・マネジメントや資産運用も行っています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが「最大の敗者」という言葉を使い始めた時、その銘柄の低迷は長引く傾向があります。生成AIがアドビのクリエイティブツールを脅かしているという懸念は根深く、安易なリバウンド狙いは避けるのが無難です。

彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。

過去の推奨との比較と最終的な心得

過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?

今回のジムの推奨は、非常に「選別的」であり、過去の全方位的な強気姿勢に比べると信頼性は高いと言えます。特にアルファベットとアップルの提携のような、具体的なプラットフォームの変化に基づく分析は、彼のこれまでの成功パターンに合致しています。一方で、サイバーセキュリティや半導体設計ソフトのように、アナリストの格下げに感情的に反論している案件については、彼の「逆指標」的なリスクが顔を出しています。

過去のトラックレコードでは、ジムが激怒して買いを推奨した直後に、もう一段の下落が来るケースが散見されるため、その点は冷静に切り分ける必要があります。

管理人シミズからの補足コメント

2026年に入り、AIという大きなテーマの中でも「具体的に稼げている企業(アルファベット、エヌビディア関連)」と「期待倒れの企業(アドビ)」の差が残酷なまでに明確になっています。ジムの言葉の裏には、この選別をいかに速く行うかという焦燥感も見え隠れしています。

特に注目すべきは、ボーイングのような伝統的な大型株の復活を彼が強く推している点です。ハイテク一辺倒だった市場が、金利低下とインフレ鎮静化を受けて、実体経済に根ざした大型株へと資金を戻し始めているサインかもしれません。

皆さんのポートフォリオにおいても、今のジムのように「格下げに怒る」のではなく、「なぜ格下げされたのか」という事実を冷静に分析し、期待値の高い銘柄に資金を集中させることが、この2026年の荒波を乗り越える鍵になるでしょう。

この記事が皆さんの判断の助けになれば幸いです。

ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。

ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。

ジム・クレイマーの関連本

ジム クレイマーの株式投資大作戦 全米no.1投資指南役
ノーブランド品

山崎元氏の関連本

やっぱり読んでおきたい ロバート・キヨサキ

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すむことコム管理人 シミズ
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