「中古マンション購入完全ガイド」連載中!

インフレ鈍化の光と政策・1月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る【米国株の深掘り分析】ジム・クレイマーの最新ニューズレター注目10選 その63(2026年2月13日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

本日のマーケットは非常に重要な転換点を迎えています。注目の1月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る2.4%となり、インフレの鎮静化が鮮明になりました。これにより市場には安堵感が広がっていますが、一方でトランプ政権による関税政策の変更や、新興勢力による既存ビジネスへの脅威など、個別銘柄では激しい明暗が分かれています。

ジムの分析からは、マクロ経済の追い風を喜びつつも、政策リスクや競争環境の変化に敏感に反応する鋭い視点が感じられます。それでは、注目の10トピックを具体的に分析していきましょう。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

ジム・クレイマーについて

みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。

また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。

私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。

クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。

ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. CPI統計と市場の反応

【ジム・クレイマーの推奨の背景】1月のCPIが前年比2.4%と、12月の2.7%や市場予想の2.5%を下回ったことを受けています。エネルギーと食品を除いたコアCPIも2.5%へと低下しました。ジムの背景には、このインフレ鈍化がFRBの利下げ期待を裏付け、株式市場全体にとって強力な追い風になるというポジティブな見通しがあります。

【管理人のシミズからの注意点】インフレが落ち着くのは朗報ですが、ジムが楽観視する一方で、市場はすでに多くの利下げを織り込み済みである可能性もあります。過去のトラックレコードでは、指標発表直後の上昇が数日でしぼむことも多いため、金利の動向とセットで慎重に見極めるべきです。

3. Applied Materials (AMAT) と Arista Networks (ANET)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】半導体製造装置大手のアプライド・マテリアルズが決算で売上・利益ともに市場予想を大幅に上回り、強気の見通しを示したことで株価が10%急騰しました。また、アリスタ・ネットワークスも好決算で8%上昇しています。ジムの背景には、AIインフラへの投資が依然として衰えておらず、装置メーカーやネットワーク機器メーカーに莫大な利益をもたらしているというトレンドへの確信があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはこれらハイテク株の続伸を期待していますが、10%もの急騰直後は利益確定売りが出やすい局面です。特にアリスタはジムのポートフォリオ銘柄であるシスコの競合であり、競合の好調がシスコのシェア浸食を意味しないかという視点も必要です。ボラティリティの高さには注意してください。

2. Nucor (NUE), Cleveland-Cliffs (CLF), Alcoa (AA)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】トランプ大統領が鉄鋼やアルミニウムの一部関税を撤廃する計画であるとの報道を受け、国内生産者の株価が下落しました。ジムの背景には、保護関税の恩恵を受けてきた国内メーカーにとって、安価な輸入品の流入は利益率の低下に直結するという政策転換への警戒感があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは政策の動向を敏感に伝えていますが、政治ニュースによる株価変動は非常に短期的かつ予測困難です。関税撤廃が決定事項になるまでは、ジムの弱気なトーンが一時的なものに終わる逆指標的な動きを見せる可能性もあり、底値でのパニック売りは避けるべきでしょう。

4. Dutch Bros (BROS)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】第4四半期の既存店売上高が予想の4.4%増を大きく上回る7.7%増となり、決算も好調でした。ジムの背景には、オレゴン州発のこのコーヒーチェーンが全米規模で急速に拡大しており、その成長力が本物であるという評価があります。ただし、ジム自身は投資クラブの好みとしてスターバックスを優先する姿勢を崩していません。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはダッチ・ブラザーズの成功を認めつつも、スタバへの忠誠心を見せています。しかし、成長率だけを見ればダッチ・ブラザーズの方が勢いがあり、ジムがスタバに固執することがパフォーマンス低下を招くリスクもあります。競合他社の勢いをフラットに評価する視点が重要です。

5. Constellation Brands (STZ)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】コロナやモデロといった人気ビールを扱う同社で、ビル・ニューランズCEOが退任し、取締役のニコラス・フィンク氏が後を継ぐというトップ交代が発表されました。ジムの背景には、フォーチュン・ブランズでの実績があるフィンク氏への期待と、経営の継続性を重視する投資家への安心材料を提供する意図があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは経営陣の交代をポジティブ、あるいは中立的に捉えることが多いですが、CEO交代は戦略の転換点でもあります。新体制下で既存の成長路線が維持できるか、ジムの楽観シナリオを過信せず、次回の決算での経営方針の説明を待つのが賢明です。

6. DraftKings (DKNG)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】2026年の売上見通しが期待外れだったことや、月間ユーザー数が予想に届かなかったことで株価が15%以上暴落しました。ジムの背景には、予測市場(ポリティカル・マーケットなど)といった新しい競合勢力が、従来のスポーツベッティングのシェアを脅かし始めているという構造的な変化への危機感があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはこれまでドラフトキングスに強気な場面もありましたが、今回の15%急落は市場の評価が根本的に変わった可能性を示唆しています。ジムが「競争の激化」に言及する時は、単なる一時的な下落ではないことが多いため、安易なリバウンド狙いは危険です。

7. CrowdStrike (CRWD)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】HSBCが格付けを「買い」に引き上げました。ジムの背景には、同社がサイバーセキュリティというミッションクリティカルな分野でリーダーシップを持っており、AIを活用した成長余地が大きく、現在のバリュエーションも魅力的であるという確固たる評価があります。ジムの投資クラブでも最高評価を維持しています。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはクラウドストライクを長年絶賛しており、信頼性は高いですが、過去にはシステム障害などで株価が激しく乱高下したこともあります。ジムが太鼓判を押す時ほど期待値が積み上がっているため、万が一の悪材料が出た際の落差には十分な注意が必要です。

8. Wells Fargo (WFC)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ベアードが格付けを「売り」から「中立(ホールド)」に引き上げました。ジムの背景には、年初来で7%下落したことでリスク・リワードが改善したというアナリストの判断を紹介しつつ、それでも「新規の資金を投じるほどではない」という冷静な距離感があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは銀行株全般に詳しいですが、ウェルズ・ファーゴに対しては常に資産上限規制などの制約を懸念しています。アナリストが格下げをやめたからといって、ジムが強く推奨しているわけではないため、この微妙なニュアンスを読み違えないことが大切です。

9. Coinbase (COIN)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】第4四半期の決算が、仮想通貨価格の下落や保有資産の評価損(7億1800万ドル)により、6億6700万ドルの純損失を計上しました。ジムの背景には、取引手数料収入の伸び悩みだけでなく、戦略的投資先であるサークル社(ステーブルコイン発行体)への影響など、クリプトエコシステム全体の脆弱性への懸念があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムのコインベースに対する評価は、ビットコイン価格と連動して極端に振れる傾向があります。今回の赤字転落を受けて彼が慎重になる場合、それは仮想通貨市場全体の冷え込みを反映している逆指標ともなり得るため、感情的な売買に流されないよう注意が必要です。

10. 旅行・レジャー市場 (Wynn, Expedia, Airbnb)

【ジム・クレイマーの推奨の背景】カジノのウィン・リゾーツが利益未達、エクスペディアは好決算ながら「AIプラットフォーム」によるリスクを警告し、エアビーアンドビーは強気の見通しで格上げされました。ジムの背景には、レジャー需要は堅調なものの、AIという新技術が既存の旅行予約サイト(OTA)のビジネスモデルを根本から揺るがし始めているというトレンドへの注目があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはエアビーの明るい見通しを評価していますが、エクスペディアが発した「AIによる脅威」という警告は非常に重要です。過去のトラックレコードにおいて、ジムが技術的パラダイムシフトを過小評価した際に損失を招いた例もあるため、旅行セクターへの投資は「AIに代替されない体験」を持つ銘柄に絞るべきかもしれません。

過去の推奨との比較と最終的な心得

過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?

今回のジムのメッセージは、インフレ鈍化というマクロの勝利を祝いつつも、個別企業が直面する「AIによるディスラプション(破壊)」や「政策の不確実性」に対して非常に警戒心が高いのが特徴です。過去、ジムがCPIの結果だけで浮かれていた時期に比べ、現在の彼はアプライド・マテリアルズのような実利を伴うAIインフラには強気、ドラフトキングスやエクスペディアのような競争環境が変わる銘柄には慎重、という明確な線引きをしています。この選別眼は、単なる強気一辺倒だった頃よりも信頼性が高いと言えますが、トランプ関税のような政治的トピックでは彼の予測が外れるボラティリティも想定しておくべきでしょう。

管理人シミズからの補足コメント

2026年の相場は、インフレが収まった後の「次の成長」がどこにあるのかを必死に探しています。ジムがアプライド・マテリアルズの10%上昇を歓迎するのは、それがAIという実需に裏打ちされているからです。

一方で、ドラフトキングスの急落やエクスペディアの警告は、私たちが当たり前だと思っていたビジネスモデルが、AIや新しい市場形態によって一瞬で古びてしまう怖さを示しています。ジムの言葉を道しるべにしつつも、常に「この企業の防壁(モート)はAIに壊されないか」と自問自答するのが、今の時代の賢明な投資スタイルです。

この記事が皆さんの判断の助けになれば幸いです。

ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。

ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。

ジム・クレイマーの関連本

ジム クレイマーの株式投資大作戦 全米no.1投資指南役
ノーブランド品

山崎元氏の関連本

やっぱり読んでおきたい ロバート・キヨサキ

筑摩書房
¥2,640 (2026/02/16 14:05:29時点 Amazon調べ-詳細)

最近よんで、おすすめ、読んでおきたい金融本

ジム・クレイマー氏のニューズレター登録はこちらから

ジム・クレイマー氏のニューズレター登録 email newsletter for free

こんな記事も読まれています

シェアしてくれるとうれしいです!
ABOUT US
すむことコム管理人 シミズ
本ブログは、主コンテンツとして住居×投資×生活、副コンテンツとしてペット・パソコン&アプリ関係など、専門分野と娯楽の情報を発信しています。生活を楽しむために、お役に立てれば幸いです。