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その76 S&P 500は3月だけで約8%下落し、2022年9月以来の最悪な月(2026年4月1日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

皆さん、こんにちは。管理人シミズです。

2026年3月の最終日、マーケットはまさに嵐の中にあります。ブレント原油は1バレル117ドルを突破し、中東情勢の不透明感が世界経済を揺さぶっています。S&P 500は2022年以来の最悪な一ヶ月を記録しようとしていますが、その裏側でエヌビディアを中心としたAIエコシステムは不気味なほどの熱気を見せています。

ジムがこの混乱期に放った10のメッセージを、いつものように読み解いていきましょう。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. 原油高騰とトランプ氏の戦略

【ジム・クレイマーの推奨の背景】トランプ大統領がホルムズ海峡の封鎖継続を容認しつつ軍事作戦を終了させる可能性を検討しているとの報道により、原油価格が4%急騰しました。ジムの背景には、エネルギー価格の上昇が消費を圧迫する一方で、地政学リスクがもたらす供給不安がコモディティ市場を支配しているというマクロな分析があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムは政治的な動きを敏感に察知しますが、原油117ドルという数字はインフレを再燃させる劇薬です。彼の発言は時に、こうした地政学リスクを「織り込み済み」と判断して買いを急がせることがありますが、ガソリン価格が4ドルを超える現状では、消費者の悲鳴が株価に反映されるまでタイムラグがあることを忘れてはいけません。

2. S&P 500:最悪の3月と反発の兆し

【ジム・クレイマーの推奨の背景】S&P 500は3月だけで約8%下落し、2022年9月以来の最悪な月となろうとしています。ジムの背景には、昨日の朝も同様の反発を見せながら下落したという苦い経験がありつつも、市場が極端に売られすぎているというテクニカルな反転への期待があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはよく「売られすぎ」を根拠に強気になりますが、マクロ環境が悪化している中での「底」は、ジムの予測よりも深いことが多々あります。過去のトラックレコードを見ても、彼が反発を煽る時は、まだ下落トレンドの途中である「逆指標」になりやすいため、打診買いに留めるのが賢明です。

3. Marvell (MRVL):エヌビディアが選んだ「20億ドルのパートナー」

【ジム・クレイマーの推奨の背景】マーベルがエヌビディアと戦略的提携を結び、20億ドルの出資を受けたことで株価が10%急騰しました。ジムの背景には、エヌビディアがエコシステム構築のために特定企業に資金を投じる際、その企業がAI市場での「勝者」として公認されたとみなす独自の信頼感があります。

【管理人のシミズからの注意点】エヌビディア絡みのニュースにジムが飛びつく時は、ボラティリティが最大化しています。過去にも提携発表で急騰した後に、実際の収益貢献が見える前に売られた銘柄が少なくありません。10%の急騰後に「ジムが言っているから」と飛び乗るのは、高値掴みの典型的なパターンになり得ます。

4. McCormick (MKC):450億ドルのマヨネーズ帝国

【ジム・クレイマーの推奨の背景】マコーミックがユニリーバの食品事業(ヘルマンのマヨネーズを含む)を450億ドルで買収すると発表しました。ジムの背景には、既存の成長率が1.2%と低迷する中で、巨大なブランドを手に入れることで規模の経済を働かせようとする、老舗企業のサバイバル戦略への評価があります。

【管理人のシミズからの注意点】450億ドルの買収は、現在の高金利下では莫大な利払い負担を意味します。ジムはブランド力を強調しますが、この買収がシナジーを生むまでには数年かかるはずです。ジムの推奨に乗る前に、低成長な既存事業を巨大買収で誤魔化していないか、冷徹に見極める必要があります。

5. P&G (PG):原油高という名のコストの壁

【ジム・クレイマーの推奨の背景】TDコーウェンがP&Gの目標株価を引き下げました。ジムの背景には、原油価格の上昇が配送費や原材料費を直撃し、P&Gやキンバリークラークといった生活必需品メーカーが、そのコストを価格転嫁で完全には補いきれないという懸念があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはこうしたディフェンシブ株の安定性を好みますが、今回はアナリストの弱気判断を素直に受け入れています。ジムが防衛的な銘柄に対して慎重な姿勢を見せ始めた時は、市場全体の利益率が構造的に圧迫されているサインです。彼の言葉を借りるなら、「安全な避難所はもうない」のかもしれません。

6. Alphabet (GOOGL):検索の城塞と20%の割安感

【ジム・クレイマーの推奨の背景】オッペンハイマーが、高ガソリン価格による消費低迷期でも、Google検索広告は最も堅牢なビジネスであると予測しました。ジムの背景には、2月の高値から20%下落した現在の株価が、クラウドの成長を考慮すれば極めて魅力的な水準にあるという確信があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはアルファベットの「耐久性」を信頼していますが、AIによる検索の再定義(Disruption)という根本的な恐怖が市場を支配しています。20%安を「バーゲン」と呼ぶジムの楽観論が、テクノロジーの地殻変動を過小評価していないか、自分の頭で考える必要があります。

7. デトロイト・ビッグスリー:有事に沈む自動車メーカー

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウェルズ・ファーゴがフォードを「売り」とし、GMやステランティスにも厳しい評価を維持しました。ジムの背景には、中東情勢の影響で原材料、運賃、エネルギーコストが全て上昇し、自動車メーカーの利益指針(ガイダンス)が崩壊することへの強い恐怖があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはかつてフォードやGMの復活を熱心に語っていましたが、今はアナリストの売り推奨をそのまま伝えています。彼が期待を捨てた時こそ底が近いという説もありますが、現在のエネルギー価格を考えると、ジムが黙り込んでいるこのセクターへの投資は、文字通り「落ちてくるナイフ」を掴む行為です。

8. 決済プラットフォーム:Blockと王者の安定感

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ループ・キャピタルがブロック、マスターカード、ビザを「買い」としました。ジムの背景には、ブロックの大規模な人員削減発表が「効率化」として市場に再評価されていることや、マスターカード・ビザが持つ長期的な圧倒的パフォーマンスへの揺るぎない信頼があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはブロックのリストラを「流行り(Vogue)」と表現していますが、リストラで株価を支えるのは成長が鈍化した企業の末路でもあります。一方で、マスターカードやビザに対するジムの推奨は過去のトラックレコードでも非常に安定しており、ギャンブル的なブロックよりも信頼に値します。

9. GE Vernova (GEV):「完売」したガスタービンの威力

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウェルズ・ファーゴが目標株価を896ドルへ引き上げました。ジムの背景には、AIデータセンターの膨大な電力を賄うためのガスタービンが文字通り「完売」状態であり、価格支配力(ポジティブ・プライシング)を持っているという圧倒的な需給の優位性があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが「完売」という言葉を好んで使う時、その銘柄はしばしば過熱のピークにあります。2026年のAI熱狂の中でGEバーノバはまさに主役ですが、期待がこれほど高まった状態で少しでもガイダンスが弱ければ、ジムの絶賛を置き去りにして急落するリスクをはらんでいます。

10. ServiceNow (NOW):混乱の中の上昇余地

【ジム・クレイマーの推奨の背景】目標株価が引き下げられたものの、依然として昨日の終値から80%の上昇余地があるというウェルズ・ファーゴの見解に注目しています。ジムの背景には、AIによる混乱(ディスラプション)で過度に売られた現在の水準から、投資家デーをきっかけに株価が反発するというシナリオがあります。

【管理人のシミズからの注意点】目標株価を225ドルから185ドルに下げながら「80%の上昇余地」を語るのは、数字のマジックに近いものがあります。ジムは「カタリスト(きっかけ)」を重視しますが、ソフトウェア業界全体がAIに代替されるという恐怖が拭えない限り、ジムの言う「80%」が現実になる日は遠いかもしれません。

今回のジムの推奨について

過去との比較と信頼性の評価

今回のジムは、AIインフラ(エヌビディア、マーベル、GEバーノバ)への熱狂を継続する一方で、コスト増に苦しむ旧来の優良企業(P&G、フォード)に対しては非常に冷めた、あるいは現実的な視点を見せています。過去の彼と比較すると、闇雲に「押し目買い」を勧めるのではなく、マクロ環境の悪化を認めつつ「AIという逃げ道」を探しているような印象を受けます。AI関連の推奨はモメンタムとしては強力ですが、それ以外のセクターについてはジム自身もかなり防衛的なトーンになっており、信頼性はセクターによって二極化していると言えるでしょう。

管理人シミズからの補足コメント

2026年3月の締めくくりとして、ジムの言葉から学べるのは「インフラこそが王様」という現実です。原油が上がろうが、紛争が起きようが、AIの電力とチップを握っている企業は強い。しかし、私たちが日々買うマヨネーズや洗剤を売る企業は、その原油高の直撃を受けています。ジムが「完売」や「提携」に沸いている間に、私たちはポートフォリオが「エネルギー高」というコストの波に飲み込まれていないか、今一度チェックすべきです。

Mad Money with Jim Cramer 放送・配信情報

ジムのインタビュー動画は、通常翌日までにYouTubeでもクリップとして公開されます。

  • 番組名: Mad Money with Jim Cramer
  • 放送局: CNBC
  • 放送時間: 米国東部時間(ET)午後6時 〜 午後7時

視聴方法・リンク:

  • CNBC Live Stream (公式サイト):CNBC Television
    • ※視聴には米国のケーブルテレビ契約(ケーブル認証)が必要な場合があります。
  • Mad Money 公式アーカイブ:Mad Money on CNBC
    • 放送終了後、数時間以内にハイライト動画やインタビューの全文書き起こしが公開される予定です。

また次回の更新をお楽しみに。

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すむことコム管理人 シミズ
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