皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「管理人シミズ」です。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
市場が数日間にわたる下落トレンドに苦しむ中、昨夜発表されたNvidiaの驚異的な決算が、AIブームへの信頼を一気に再燃させましたが、米国の雇用統計の発表は延期されています。
この熱狂的な環境下で発表されたジムの最新の「Top 10 Things to Watch」を分析します。また熱狂の裏に潜む「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
日経の記事です。NVIDIA好決算、「勇気づけられる結果」 米市場関係者に聞くhttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN200230Q5A121C2000000/
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
1. S&P 500 / Nasdaq (市場全体) 📈
【ジムの推奨の背景】 ジムは、Nvidiaの輝かしい決算がAI関連株への信頼を復活させ、S&P 500とナスダックが大幅高で取引を開始する見込みであることを指摘しています。彼の推奨の背景は、市場の最大のリスク(AIバリュエーションの持続性)が解消されたという強い認識により強気相場が再開したという確信を示すことにあります。これにより、ジムの投資Club保有のBroadcomやEatonなどの関連銘柄も連れ高しています。
【管理人のシミズからの注意点】 Nvidiaの決算が市場を牽引していることは事実ですが、市場の変動要因が「AI」という単一のテーマに集中していることは、依然として高いボラティリティを意味します。ジムは強気ですが、市場が過度に楽観的になっている局面では、短期的な調整リスクも高まります。
2. Nvidia (NVDA) 🚀
【ジムの推奨の背景】 Nvidia株が5%以上急騰した背景には、決算が「Lazy Susan(回転寿司のような見せかけの支出)」という批判を払拭し明確に答えたことがあります。彼の推奨の背景は、Nvidiaの顧客が「明日のないように稼いでいる」という事実、そして顧客リストがメガ企業以外にも広がっていることを強調することで、AIエコシステムの健全さと収益性の高さを証明し、Nvidiaの支配的な立場を再確認することにあります。ジムはNvidiaを「世界のソフトウェアプラットフォーム」のための「ハードウェアプラットフォーム」だと位置づけています。
【管理人のシミズからの注意点】 決算内容は非常に信頼性が高いですが、市場の期待を完全に織り込んだ後のこの推奨は、短期的な「逆指標」となるリスクがあります。株価が既に急騰しているため、高値掴みを避けるべきです。長期的なトレンドは確実ですが、短期的な過熱感による利食い売りには警戒が必要です。
3. Palo Alto Networks (PANW) 🛡️
【ジムの推奨の背景】 ジムの投資Club保有銘柄のPalo Alto Networksが、予想を上回る決算を発表し、通期ガイダンスを引き上げたことを報じています。彼の推奨の背景は、CyberArk買収への期待に加え、AIオブザーバビリティ企業Chronosphereの買収計画を発表したことで、成長への積極的な投資姿勢を示した点を評価することにあります。彼の意図は、サイバーセキュリティ分野における同社の優位性と高い年間経常収益(ARR)の堅調さを強調することです。
【管理人のシミズからの注意点】 決算は素晴らしく信頼性が高いですが、33.5億ドルという買収(Chronosphere)は、統合リスクと一時的なコスト増を伴っていると判断しています。ジムは好材料に焦点を当てていますが、買収の実行力が今後のボラティリティの要因となります。ご注意を。
4. Block (SQ) 💰
【ジムの推奨の背景】 Blockが3年間の財務見通しを発表し、粗利益(Gross Profit)が年率10%台半ばで増加するという加速した成長を示したことを評価しています。彼の推奨の背景は、同社が目指す**「Rule of 40」への回帰と、CashAppの5800万ユーザーという巨大な基盤、そしてSquareのキラーアプリによる成長を強調することにあります。ジムは「暗号資産(仮想通貨)プレイではない」**と断言し、本業の成長を評価しています。
40%ルールは、「企業の売上高の成長率」+「営業利益率」の値が40%を超えるかどうかという考え方です。SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)企業の健全性を評価するための指標であり、このルールでは、企業の年間成長率と利益率を合計して、合計が40以上であることが望ましいとされています。
【管理人のシミズからの注意点】 Mizuhoの目標株価引き上げもあり、信頼性は高いです。しかし、成長目標達成にはマクロ経済の安定が必要です。また、ジムが「仮想通貨プレイではない」と強調しても、市場はCashAppのビットコイン取引への依存度を懸念することがあり、市場心理によるボラティリティが残ります。
5. Abbott Laboratories (ABT) & Exact Sciences (EXAS) 🧬
【ジムの推奨の背景】 Abbott Laboratoriesが、がん検査薬メーカーのExact Sciencesを210億ドルの全額現金取引で買収する計画を発表したことを報じています。彼の推奨の背景は、Abbottにとってこの買収が予防診断デバイスによるがんスクリーニング分野への大きな進出を意味し、長期的な成長パイプラインの強化につながるという点を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】 Exact Sciencesの株価が18%も急騰したことは驚異的です。これは市場が買収プレミアムを完全に織り込んだことを示しています。このニュースの信頼性は高いですが、買収される側(EXAS)の株価は既にピークに近い可能性が高く、買収後のAbbottの株価(発表後横ばい)については、買収額の妥当性と統合リスクを慎重に評価する必要があります。
6. IBM & Cisco (CSCO) 💻
【ジムの推奨の背景】 IBMとジムの投資Club保有銘柄のCiscoが量子コンピューティング分野での提携を発表し、5年以内に量子コンピュータのネットワーク化を目指すというニュースを紹介しています。彼の推奨の背景は、この提携が「量子ネットワーキング」という未来のテクノロジーへの具体的なロードマップを示しており、両社のイノベーションへの取り組みを評価することにあります。この動きは、純粋な量子コンピューティング企業であるD-WaveやRigettiにも波及しています。
【管理人のシミズからの注意点】 量子コンピューティングは極めて将来性の高い分野であり、かなり興味があります。そのため実用化にはまだ数年かかるという点が、高いボラティリティの要因ですが、私は少しだけでも購入したいと思っています。彼の推奨は長期的なビジョンを示しますのでとても参考になりますが、こうした未来のある事業への投資は夢があります。しかし短期的な株価上昇や投機的な熱狂にはご注意を!
7. Williams-Sonoma (WSM) 🛋️
【ジムの推奨の背景】 Citiが目標株価を引き下げたことを報じています。同社は予想を上回る決算を発表したものの、今四半期は関税の逆風が強まると経営陣が警告した点に焦点を当てています。ジムは、CEOの発言を引用し、短期的な逆風と長期的なブランド力のバランスを投資家に伝えています。
【管理人のシミズからの注意点】 目標株価の引き下げは、短期的な利益率の圧迫というリスクを反映しており、信頼性は高いです。ジムのコメントは、「関税」というマクロリスクが依然として小売セクターに残っていることを示唆しています。彼の推奨はかなり慎重なトーンであり、ボラティリティを許容できる投資家向けです。
8. Walmart (WMT) & Costco (COST) 🛒
【ジムの推奨の背景】 Walmartがeコマース事業の2桁成長に牽引され、予想を上回る四半期決算を発表し、通期見通しを引き上げたことを報じています。ジムは、この好決算にもかかわらず、Club保有銘柄のCostcoの株価が低迷していることを指摘し、「Costcoは買い」だと断言しています。彼の推奨の背景は、小売セクター全体が好調な中で、Costcoの高品質なビジネスモデルが過小評価されているという、逆張り的な視点を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】 Walmartの好決算のニュース自体は信頼性が高いです。しかし、Costcoの株価低迷は、現在の割高なバリュエーションや成長の鈍化懸念が理由である可能性もあります。ジムの「Costcoは買い」という推奨は、彼の強い信念に基づきますが、市場の Costo のバリュエーション評価とのギャップが高いボラティリティを生む可能性があります。
9. TJX Companies (TJX) 🛍️
【ジムの推奨の背景】 TJXが複数のアナリストから大規模な目標株価の引き上げを受けたことを報じています。アナリストは、TJXの「予想を上回り、ガイダンスを引き上げる」という一貫性を「稀有なものであり、PERなど複数の指標の継続的な拡大を可能にする」と評価しています。ジムの推奨の背景は、オフプライス小売のリーダーとして、堅実なファンダメンタルズと市場からの高い評価の両面を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】 このニュースの信頼性は極めて高いです。しかし、アナリストの目標株価引き上げが集中していることは、既に株価に好材料が完全に織り込まれていることを意味します。ジムの推奨は短期的な天井を示す「逆指標」となるリスクがあるため、購入タイミングには細心の注意を払うべきです。
10. Target (TGT) 📉
【ジムの推奨の背景】 Targetがウォール街のアナリストから目標株価の引き下げが相次いでいることを報じています。ジムは、「Targetはリブート(再起動)が必要だ」と改めて指摘し、「TJXがベスト・イン・クラスだ」という自身の意見を裏付けています。彼の推奨の背景は、競争の激しい小売業界において、業績の明暗が明確に分かれており、不振企業への投資は避けるべきという情報を投資家に伝えることにあります。
【管理人のシミズからの注意点】 アナリストの目標株価引き下げは、信頼性の高いネガティブな情報です。株価が前日の大幅下落からわずかに回復しているのは、「逆張り」を狙った動きかもしれませんが、ジムの指摘通り、根本的な業績改善が見られない限り、ボラティリティの高い下落トレンドが続く可能性があります。こちらも注意してください。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
Nvidiaという最大の外部要因によって、全体の信頼性が底上げされています。Nvidia、Palo Alto Networks、Medtronicのように好決算に裏打ちされた推奨は、ジムの過去の推奨の中でも信頼性が高い部類に入ります。
- 熱狂への警戒: Nvidia、TJXなど、「神決算」で既に株価が急騰し、アナリストが追いかけている銘柄への追随買いは、短期的な天井を示す「逆指標」となるリスクが最も高いため、リスク管理を徹底すべきです。
- テーマの波及: AIの信頼性回復により、Broadcom、Eatonといった関連銘柄に資金が流れているように、セクター全体を見る視点が重要です。
ブログ読者の皆さんは、この分析を踏まえて、ご自身の投資戦略を再確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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