皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
感謝祭の休日が明け、ウォール街は短縮取引となる「ブラックフライデー」で再開します。S&P 500の先物は上昇してスタートしていますが、本日は取引量が少なくなることが予想されます。市場は、「不調な11月」を終えるにあたり、この日の値動きを過度に解釈しないよう注意が必要です。
ジムのメールは、本格的にスタートするホリデーショッピングシーズン(小売りの動向)、インド経済の驚異的な成長、そしてAI分野におけるGoogle(Alphabet)の劇的な巻き返しという、マクロと個別テーマの最前線に焦点を当てています。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
ブルームバーグの記事です。【米国市況】利下げ期待で株5日続伸、CMEは取引再開-156円台前半https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2510/27/news035.htmlhttps://finance.yahoo.co.jp/news/detail/ee04af5f36121e6a020712db84bbbc57eaab6241
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資判断を下しましょうね。
1. S&P 500 / Nasdaq (市場全体) 📈
【ジムの推奨の背景】ブラックフライデーという短縮取引日を迎え、S&P 500の先物が上昇している状況を指摘しています。彼の推奨の背景は、市場が上昇基調で週を終えようとしているという現状認識を示すことにあります。ただし、低ボリュームな日であるため、価格変動を鵜呑みにしないよう、慎重な姿勢を促しています。
【管理人のシミズからの注意点】短縮取引の低ボリュームは、価格の変動が特定の短期トレーダーの動きに左右されやすいことを意味し、ボラティリティが高いものの、市場全体のトレンドを示す信頼性は低いです。ジムのコメントは冷静ですが、市場の動きに過度に反応しないよう注意が必要です。
2. CME Outage (市場インフラ) への警鐘(取引の機能停止)⚠️
【ジムの推奨の背景】シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で冷却システムの問題による取引停止が発生したという、予期せぬニュースを取り上げています。彼の推奨の背景は、市場の安定性にとってデータセンターのインフラが極めて重要であり、テクノロジー的な問題が市場全体に与える影響を投資家に認識させることにあります。
【管理人のシミズからの注意点】これは個別銘柄の推奨ではありませんが、取引所の機能停止は市場への信頼性に影響を与え、短期的なボラティリティにつながる可能性があります。インフラ関連企業(データセンター、半導体など)の技術的リスクを再評価すべきという教訓です。
3. Retail Holiday Shopping Season (小売セクター)について 🛍️
【ジムの推奨の背景】ブラックフライデーが始まり、ホリデーショッピングシーズンが本格化したことを指摘しています。彼の推奨の背景は、このシーズンが小売企業と米国消費者の需要の健全性を測る重要な試金石である点を強調することにあります。ジムの投資Club保有のTJX Companies、Nike、Home Depotといった主要小売銘柄への注目を促し、実需の動向を重視する姿勢を示しています。
【管理人のシミズからの注意点】ホリデーシーズンの販売実績は信頼性が高い情報源ですが、初期の販売データはしばしば過度に楽観的または悲観的になりがちで、ボラティリティを生みます。彼の推奨はセクター全体への注目ですが、特に高インフレ下の消費者の動向を慎重に見極める必要があります。
4. Major Retailers’ Opening (大手小売株) について🛒
【ジムの推奨の背景】Best Buy、Target、Walmart、Dillard’sといった主要小売株が金曜日のオープン前に上昇していることを報じています。彼の推奨の背景は、ブラックフライデーという小売りの祭典において、市場が既に楽観的な見方を持っており、これらの大手企業がホリデーシーズンに期待できるというムードを伝えることにあります。
【管理人のシミズからの注意点】株価が既に小幅上昇しているため、彼の推奨は「ニュースの確認」の側面が強いです。特にボラティリティが高いブラックフライデーのプレマーケットの上昇は、短期的な動きである可能性が高く、「逆指標」として過度な期待は禁物です。
5. Five Below (FIVE) 🎁
【ジムの推奨の背景】UBSがFive Belowの目標株価を$184から$204に引き上げ、「買い」を維持したことを報じています。彼の推奨の背景は、来週の決算発表を前に、「消費者の状況に関する継続的なノイズ」があるにもかかわらず、アナリストが同社の成長性に強い自信を持っている点を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】目標株価の大幅引き上げはポジティブですが、彼の推奨は「決算発表前」というタイミングであり、結果次第で株価が大きく変動する高いボラティリティを伴います。「消費者のノイズ」がある中での強気な見通しは、リスクが顕在化した場合の急落リスクという「逆指標」を警戒すべきです。
6. India’s GDP Growth (インド経済) について🇮🇳
【ジムの推奨の背景】インド経済が第3四半期に予想を上回る8.2%という驚異的な成長を遂げたことを報じています。彼の推奨の背景は、このデータが新興国市場におけるインドの経済的な活力と潜在的な投資機会を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】8.2%という成長率は非常に信頼性が高いポジティブなマクロ情報です。これは、インド関連株やグローバル展開する多国籍企業への投資を考える上での強力な裏付けとなります。しかし、新興国市場は政治的・通貨的なボラティリティが高いため、投資は慎重に行う必要があります。
7. Alibaba (BABA) vs. Meta (META) (スマートグラス競争) 👓
【ジムの推奨の背景】AlibabaがAI搭載のスマートグラス「Quark AI Glasses」を発売したというニュースを取り上げています。彼の推奨の背景は、この製品がClub保有銘柄であるMetaの「Meta Ray-Ban Display glasses」に対する中国テック企業の明確な対抗策であることを強調し、グローバルなAIデバイス競争が激化しているというトレンドを投資家に示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】スマートグラス市場の競争激化は、信頼性が高い情報です。これは、MetaとAlibabaの両方に短期的な注目を集めますが、消費者デバイス市場はボラティリティが高く、失敗のリスクも大きいです。ジムの推奨はテーマに乗っていますが、これらの製品の実用性と市場の受け入れ態勢を見極める必要があります。
8. Corporate Dealmaking Rebound (企業再編とGS) 🤝
【ジムの推奨の背景】トランプ政権の独占禁止法規制に対する緩い姿勢を背景に、企業間の取引(ディールメイキング)が今年に入って40%以上増加しているというウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道を引用しています。彼の推奨の背景は、M&A(合併・買収)やIPOの増加が、巨大な投資銀行部門を持つClub保有銘柄のGoldman Sachs(GS)にとって大きな収益源となり、株価の上昇要因となる点を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】ディールメイキングの増加は、Goldman Sachsにとって非常に信頼性が高いポジティブな情報です。彼の推奨は、投資銀行セクターの景気循環的な回復というテーマを捉えています。ただし、独占禁止法の規制環境は政権交代によって再び変わる可能性があり、政治的なボラティリティも考慮すべきです。
9. Deere (DE) 🚜
【ジムの推奨の背景】Evercore ISIがDeereの目標株価を$458から$487に引き下げ、「ホールド」を維持したことを報じています。アナリストは、直近の決算が「農業機械のファンダメンタルズにポジティブな転換をもたらさなかった」ため、短期的な見通しが不透明であると指摘しています。彼の推奨の背景は、大型農業サイクルの減速というネガティブなトレンドがアナリストの評価にも反映され始めているという事実を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】目標株価の引き下げは、信頼性の高いネガティブ情報です。ジムの推奨は「警戒」であり、景気循環株の減速局面は株価の調整が長引くリスクを伴います。ボラティリティは低いかもしれませんが、明確な底打ちの兆候が見えるまで、投資は避けるべきです。
10. Alphabet (GOOGL) (AIの逆襲) 🤖
【ジムの推奨の背景】CNBCの報道を引用し、Google親会社のAlphabetがGemini 3 AIモデルとIronwoodチップによってAI競争で劇的な巻き返しを果たし、株価が史上最高値を更新したというニュースを取り上げています。彼の推奨の背景は、AlphabetのAI分野での技術革新と市場でのモメンタムを改めて強調し、ハイテク株のリーダーシップが揺るがないという見方を投資家に伝えることにあります。
【管理人のシミズからの注意点】株価が史上最高値を更新したという事実は信頼性が高いポジティブな情報です。しかし、市場の専門家がAlphabetのリードは「非常に僅差(razor thin)」であると指摘している点は、AI競争の激しさと高いボラティリティを伴うリスクを示しています。彼の推奨は強いですが、競争環境の変化には常に警戒すべきです。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のリストは、「AI競争」と「市場環境の変化(金利)」という二つの主要なテーマが絡み合っています。
- 信頼性が高い推奨: AlphabetのAI巻き返しやGoldman SachsのM&A恩恵は、技術的優位性やマクロトレンドに裏打ちされており、信頼性が高いです。
- 「逆指標」リスクが高い推奨: Five Belowのように決算前の強気すぎる目標株価は、短期的なボラティリティと失望による急落リスクという「逆指標」を警戒すべきです。また、Deereの事例は、景気循環株の減速という過去の教訓を繰り返しています。
管理人シミズからの補足コメント
ジムのコメントは、市場の「ブラックフライデーの熱狂」と「AI競争の冷静な評価」というコントラストを示しています。
- 小売りの初期反応: 小売りの初期反応は楽観的ですが、低ボリュームな日の変動に惑わされず、週末から来週にかけての実売データを待つべきです。
- AIの最前線: Alphabetの復活は素晴らしいですが、競争のリードは「非常に僅差」であるという指摘を忘れてはいけません。Nvidia、Meta、Alphabetといった主要プレーヤー間の戦略的優位性の変化は、今後も市場の最大のボラティリティとなるでしょう。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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