皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
新しい週の始まりは、ハイテク株とAI関連銘柄に牽引され、市場は高値で始まる見通しです。Club保有のBroadcomとNvidiaが揃って上昇しているのが目を引きます。市場は来週のFRB会合に注目しており、CME FedWatchツールによると、25ベーシスポイントの利下げ確率が87%と織り込まれています。これが今年3度目の利下げとなるかもしれません。
ベーシスポイントとは、金融の世界で使われる、0.01%に相当する金利や利回りの変動を表す単位です。略して「bp」と表記され、特に債券の利回りや金利のわずかな変動を正確に伝えるために広く利用されています。
ジムのメールは、このAIブームの核心と、その裏側で起きているOpenAIの「コードレッド」という危機的な状況に焦点を当てています。また、半導体製造装置株やメモリ株への強気な見通しが示され、AIサイクルが半導体サプライチェーン全体に波及していることがわかります。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
Forbesの記事です。グーグルGemini 3は脅威、OpenAIのアルトマンCEOが「コードレッド」を社員に発令 https://forbesjapan.com/articles/detail/86117
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。
1. S&P 500 / Nasdaq (市場全体) 📈
【ジムの推奨の背景】市場が高く始まる見通しであり、特にハイテク株とAI関連銘柄が上昇を支えていることを指摘しています。彼の推奨の背景は、市場が利下げ期待(CME FedWatchで87%)というポジティブなマクロ環境と、AIによる成長トレンドという二つの強力な追い風を受けているという現状認識を示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】利下げ期待が87%という極めて高い確率は、市場が既にその情報をほぼ完全に織り込んでいることを意味します。もし、来週のFRB会合で市場の期待が裏切られた場合、極めて高いボラティリティを伴う急落リスクがあることに、最も警戒すべきです。
2. OpenAI (GPT-4) vs. Google (Gemini 3) 💥
【ジムの推奨の背景】OpenAIのサム・アルトマンCEOが、GoogleのGemini 3の登場を受けて、ChatGPTを改善するための「コードレッド」を発令し、他の製品の遅延を決定したという内部メモを引用しています。彼の推奨の背景は、この状況がOpenAIにとって「存亡に関わる挑戦」であり、AIのリーダーシップを失えば、その地位を取り戻すのは困難であるという、競争の激しさとOpenAIのリードの脆弱性を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】「コードレッド」という表現は、AI競争の激しさを象徴する、非常に信頼性の高い情報です。これは、OpenAIへの投資(Microsoft経由の投資家)にとって極めて高いボラティリティをもたらす不確実性であり、Google(Alphabet)の技術的な優位性が本物である場合、OpenAIが「逆指標」となる可能性すらあります。
3. Dell Technologies (DELL) 💰
【ジムの推奨の背景】Dell Technologiesの創業者兼CEOであるマイケル・デル氏が、トランプ大統領の「赤ちゃんのための新規口座」プログラムに62.5億ドルを寄付したことを報じています。彼の推奨の背景は、この巨額の寄付が経営者個人の慈善活動を示すとともに、大口顧客(政府や公的機関)への影響力や企業イメージという側面で、間接的なポジティブな影響があることを示唆することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】巨額の寄付はニュースとして注目されますが、株価のファンダメンタルズに直接的な影響を与える信頼性は低いです。ジムの推奨は「間接的なニュース」であり、政治的・個人的な要素に過度に注目することは、投資判断におけるボラティリティを高める可能性があります。
4. Apple (AAPL) vs. Microsoft (MSFT) vs. Alphabet (GOOGL) (AI人材競争) 🍎
【ジムの推奨の背景】AppleのAI責任者であるジョン・ジャンナンドレア氏が退任し、後任にMicrosoftやAlphabetのGoogle出身のアマル・サブラーマニャ氏が就任することを報じています。彼の推奨の背景は、AI分野における人材の流動性が激しく、特にMicrosoftやAlphabetといった競合からの人材獲得が、AppleのAI戦略にとって重要であることを示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】主要なAI責任者の退任は、AppleのAI戦略の不確実性を高めるボラティリティの要因です。後任が競合出身であることはポジティブですが、ジムの推奨は、「AI人材の引き抜き合戦」というハイテク業界の競争の激しさを示す「警戒シグナル」として捉えるべきです。
5. Teradyne (TER) 🤖
【ジムの推奨の背景】Teradyne株が、Stifelによる「買い」への格上げと目標株価の大幅引き上げ($162から$225)を受けて3.5%上昇したことを報じています。彼の推奨の背景は、同社のハードウェアがBroadcomが設計するカスタムチップやNvidiaが主導するGPUの「テスト」に使われる機会が増えているというアナリストの評価を強調することにあります。また、チップテストソフトウェアのSynopsysへのNvidiaからの投資も、テスト市場全体の成長を示すと見ています。
【管理人のシミズからの注意点】目標株価の大幅な上方修正は、AI半導体サプライチェーンにおける新たなボトルネック(テスト需要)の発生を示唆する、信頼性の高い情報です。ジムの推奨はAIブームの「間接的な恩恵」を受ける銘柄を捉えており、高いリターンが期待できますが、AIチップ市場の需要変動にボラティリティが左右されます。
6. Amazon (AMZN) (AWSの容量拡大) ☁️
【ジムの推奨の背景】Wells FargoがClub保有のAmazonの目標株価を引き上げ、「買い」を維持したことを報じています。彼の推奨の背景は、アナリストがクラウド供給制約が続けば、Amazonが2027年までにAWS容量を倍増させると見ており、これが複数四半期にわたる収益加速を牽引するという見解を強調することにあります。AWS CEOがジムの番組に出演することも注目されています。
【管理人のシミズからの注意点】AWS容量倍増の可能性は、クラウド需要の強さを示す非常に信頼性の高いポジティブ情報です。ジムの推奨は、クラウドインフラ投資の加速というテーマに乗っており、高い信頼性があります。ただし、巨額の資本支出は短期的な利益を圧迫する可能性があり、ボラティリティも考慮すべきです。
7. Bristol Myers (BMY) & Merck (MRK) (医薬品の再評価) 🧬
【ジムの推奨の背景】Goldman SachsがClub保有のBristol Myersと競合のMerckの目標株価を引き上げたことを報じています。彼の推奨の背景は、Bristol MyersのCobenfyを含むポートフォリオの予想を上回る収益成長が、アナリストの推定に上方修正の余地を生み出しているという点、および製薬会社全般が再評価されているというセクター全体のトレンドを強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】目標株価の引き上げはポジティブですが、Bristol Myersは「ホールド」評価のままであることに注意が必要です。ジムの推奨は「セクター全体への再評価」というマクロな側面が強く、個別銘柄のボラティリティは低いものの、ポートフォリオの成長率には注意が必要です。
8. MongoDB (MDB) vs. Salesforce (CRM) (エンタープライズ・ソフトウェア) 💻
【ジムの推奨の背景】MongoDBが大幅な四半期決算の予想超えと通期ガイダンスの上方修正を発表し、株価が20%以上急騰したことを報じています。彼の推奨の背景は、MongoDBが「コードライタープラットフォーム」として復活し、エンタープライズ・ソフトウェア市場の需要が依然として強いことを示す成功事例であることを強調することにあります。対照的に、Club保有のSalesforceは決算を控えており、「問題のある四半期になるかもしれない」と懸念しています。
【管理人のシミズからの注意点】MongoDBの20%超の株価急騰後の推奨は、「後の祭り」であり、「逆指標」となる短期的な天井のリスクが非常に高いです。一方、Salesforceへの「問題のある四半期」というジムの懸念は、信頼性の高い警戒シグナルであり、ボラティリティが高まる可能性があります。
9. Seagate (STX) & Western Digital (WDC) (メモリ株) 💾
【ジムの推奨の背景】Citiがコンピュータメモリ株であるSeagateとWestern Digitalの目標株価を引き上げたことを報じています。彼の推奨の背景は、「供給不足と強い需要」による需給の不均衡を強調し、メモリ株が「飛び石ゲーム(leapfrog game)」のように次々と評価を高めているというセクター全体のトレンドを示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】目標株価の引き上げは、メモリサイクルの回復を示唆する信頼性の高い情報です。しかし、ジムが「資本設備がキックインするのを待っているだけ」と述べている点は、本格的な回復にはまだ時間がかかるという見方も示しており、ボラティリティの高いサイクル株であることを念頭に置くべきです。
10. Applied Materials (AMAT) & Lam Research (LRCX) (半導体製造装置) ⚙️
【ジムの推奨の背景】KeyBancが半導体製造装置メーカーであるApplied Materialsの目標株価を引き上げたことを報じています。彼の推奨の背景は、このセクターがメモリ株と同様に「供給不足」の状態にあり、より多くの供給が必要であるため、製造装置への需要が爆発的に増加するというAI時代のサプライチェーンにおけるボトルネック解消の動きを強調することにあります。Morgan Stanleyも同様に目標株価を引き上げています。
【管理人のシミズからの注意点】製造装置株への強気な見通しは、AIチップ製造のインフラ投資が本格化していることを示唆する、非常に信頼性の高い情報です。ジムの推奨はAIブームの次の段階を捉えており、高いリターンが期待されますが、半導体サイクルがボラティリティの高い景気循環株であるという基本は変わりません。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のジムの推奨リストは、「AIの優位性を巡る激しい戦い」が主題であり、ハードウェア(半導体、テスト、メモリ)とソフトウェア(OpenAI vs. Gemini、MongoDB vs. Salesforce)の両面で、極端な優劣がつけられています。
- 信頼性が高い推奨: TeradyneやApplied Materialsなど、AIインフラのボトルネック解消に関連する銘柄への強気な見通しは、構造的なトレンドに裏打ちされており、信頼性が高いです。
- 「逆指標」リスクが高い推奨: MongoDBの20%超の急騰後の推奨は、短期的な天井を示す「逆指標」リスクが極めて高いです。また、市場がほぼ完全に織り込んでいる利下げ期待は、マクロな「逆指標」として最も警戒すべき点です。
管理人シミズからの補足コメント
ジムのコメントは、市場が今、「勝者と敗者の選別」をかつてない速度で行っていることを教えてくれます。
- AI競争の現実: OpenAIの「コードレッド」は、リーダーの地位も永遠ではないという厳しい現実を突きつけています。
- サプライチェーン投資: 半導体とメモリの製造装置株への強気な見方は、AIチップブームが、サプライチェーンの上流へと利益を波及させているという重要な教訓を与えてくれます。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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