皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
The Informationの報道によると、MicrosoftがAIソフトウェアの営業ノルマを引き下げたとのことで、AIブームの勢いに対する懸念が広がっています。また、ADP雇用統計では予想に反して32,000人の雇用減が示され、市場は来週のFRBによる利下げ(今年3度目となる可能性)をさらに強く織り込んでいます。
ジムのメールは、この市場の動揺の中、Marvell Technologyの驚異的な決算と、AWSの革新というAI分野の真の勝者を見極める必要性を強調しています。一方で、Macy’sの株価急落や、Wendy’sの格下げといった、景気動向や企業戦略の弱さを示す事例も取り上げています。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
Investingの記事です。マーベル・テクノロジーの2026年第3四半期決算、予想を上回り株価上昇 https://jp.investing.com/news/transcripts/article-93CH-1344532
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。
1. S&P 500 / Nasdaq (市場全体) 📉
【ジムの推奨の背景】市場が反転し、安値で始まる見通しであることを指摘しています。彼の推奨の背景は、MicrosoftのAIソフトウェア売上ノルマ引き下げという報道が、AIブームの持続可能性に対する市場の懸念を引き起こしたこと、そしてADP雇用統計の予想外の悪化が、市場に来週のFRBによる利下げ期待をさらに強めさせたという、マクロとセクターレベルの大きな転換点を投資家に認識させることにあります。
【管理人のシミズからの注意点】MicrosoftのAIノルマ引き下げ報道は、AIソフトウェア収益化の難しさを示唆する、非常に信頼性の高いネガティブ情報です。市場が利下げを87%織り込んでいる中、このAIへの懸念は、ボラティリティの高い状態を長引かせます。利下げ期待が裏切られた場合の急落リスクには特に警戒が必要です。
2. CrowdStrike (CRWD) 🔒
【ジムの推奨の背景】Club保有銘柄であるCrowdStrikeが予想を上回る決算とガイダンスの上方修正を発表したにもかかわらず、株価が1%下落していることを報じています。彼の推奨の背景は、この株が「決算後に売られ、1ヶ月後に高値になる傾向がある」という過去のトラックレコードを強調し、「ビジネスは好調」であるため、短期的な下落は買いのチャンスであるという自信を示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】「決算後に売られるが、その後上がる」というジムの指摘は、過去のトラックレコードに基づいた経験則ですが、企業のファンダメンタルズが好調であるという事実は信頼性が高いです。この一時的な下落は、短期的なボラティリティを許容できる投資家にとっては、「逆指標」ではなく買いの機会となる可能性があります。
3. Amazon Web Services (AWS) 🆚 Google Cloud & Azure
【ジムの推奨の背景】AWSのCEOマット・ガーマン氏がジムの番組に出演し、AWSがカスタムチップとNvidiaを両軸とする「二つの戦略」を推進していることを語った点を強調しています。彼の推奨の背景は、AWSがこの戦略でGoogle CloudやMicrosoft Azureを飛び越えた(leapfrog)可能性があり、エンタープライズのオンプレミスからクラウドへの移行を加速させるAIインフラにおける真のリーダーであることを示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】AWSの「二つの戦略」は、クラウド競争におけるアマゾンの強いコミットメントを示す信頼性の高い情報です。ジムの推奨はAIブームの最重要テーマを捉えており、信頼性は高いですが、競争相手(Microsoft、Alphabet)の反撃や、巨額な資本支出による短期的な利益圧迫など、ボラティリティの要因は常に存在します。
4. NiSource (NI) & Amazon (AMZN) (電力契約の真実) ⚡️
【ジムの推奨の背景】NiSourceのCEOがCNBCに出演し、Amazonと締結した巨額のエネルギー契約について、Amazonが支払う手数料が小売顧客へのエネルギーコスト削減につながるという点を説明したことを報じています。彼の推奨の背景は、「これらの契約の批判者たちは嘘をついている」と断言し、Amazonなどの巨大企業との契約が、エネルギー会社とその顧客の双方に利益をもたらすというウィンウィンの構造を擁護することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】エネルギー契約の構造的なメリットに関する経営者の発言は、信頼性が高い情報です。ジムの推奨は、「AIデータセンター需要は公益事業者の収益と顧客利益を両立させる」という、セクター全体の新たなポジティブなトレンドを示唆しており、ボラティリティは比較的低く、長期的な投資テーマとなります。
5. Oklo (OKLO) vs. GE Vernova (GEV) (小型原子炉競争) ☢️
【ジムの推奨の背景】UBSがOkloの目標株価を$65から$95に引き上げたことを報じていますが、ジムはこれに対して「幸運を祈る」と懐疑的なコメントをしています。彼の推奨の背景は、「小型原子力発電所(SMR)の分野で成功するのはClub保有銘柄のGE Vernovaだけだ」と断言し、投機的な小型株(Oklo)ではなく、信頼できる大手企業(GEV)に投資すべきという、過去のトラックレコードに基づく選別眼を示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムの「Okloへの懐疑論とGEVへの支持」は、投機的な小型株への明確な警告であり、非常に信頼性の高い「逆指標」として受け止めるべきです。小型原子炉市場は規制リスクや技術的な不確実性が高く、Okloは極めて高いボラティリティと全損リスクを伴います。
6. Marvell Technology (MRVL) 🚀
【ジムの推奨の背景】Marvell Technologyが「驚異的な」決算を発表し、株価が10%近く急騰したことを報じています。彼の推奨の背景は、特にデータセンター収益が2026年度に25%急増するという経営陣の見通しを強調し、「データセンターにおけるガラス(光通信) vs 銅(電気通信)の戦い」でMarvellが勝者であるという認識を示すことにあります。また、スタートアップCelestial AIの買収も「ガラスの勝利」というテーマを補強し、大規模なスケールアップに不可欠だと見ています。
【管理人のシミズからの注意点】決算後の10%急騰とデータセンター収益の25%増という見通しは、非常に信頼性の高いポジティブ情報です。ジムの推奨はAIインフラの最前線を捉えており、信頼性は高いですが、株価急騰後であるため、短期的な調整というボラティリティには注意が必要です。
7. Macy’s (M) (小売りのジレンマ) 🛍️
【ジムの推奨の背景】Macy’sが3年以上で最も強い売上成長を伴う「特大の」第3四半期決算を発表したにもかかわらず、ホリデーシーズンに対する経営陣の慎重なトーンにより株価が約4%下落したことを報じています。彼の推奨の背景は、CEOのトニー・スプリング氏のターンアラウンド戦略(125店舗の改装など)を評価しつつも、市場が短期的なガイダンスに過敏に反応しているという状況を示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】「好決算なのにガイダンスで売られる」という市場の反応は、景気後退リスクに対する高い警戒感を示しており、信頼性の高いネガティブシグナルです。ジムの推奨は経営陣の努力を評価するものですが、株価の下落は短期的なボラティリティを伴い、「逆指標」となるリスクがあります。
8. Wendy’s (WEN) 🍔
【ジムの推奨の背景】JPMorganがWendy’sの評価を「ホールド」に格下げし、目標株価を引き下げたことを報じています。彼の推奨の背景は、アナリストが経営陣からの明確な事業戦略を求めており、米国市場でのターンアラウンドの可能性が低いと見ている点を強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】大手証券による格下げと明確な戦略の欠如への指摘は、信頼性の高いネガティブ情報です。ジムの推奨は「警戒」であり、外食産業における競争激化と企業戦略の不透明性は、長期的な株価停滞というボラティリティを伴います。
9. GitLab (GTLB) 💻
【ジムの推奨の背景】GitLab株が、2桁台の増収と予想を上回る調整済み利益を発表したにもかかわらず、純損失に転じたことや、Mizuhoが「混合的な」レポートを理由に目標株価を引き下げたことから、株価が10%以上急落したことを報じています。彼の推奨の背景は、エンタープライズソフトウェアセクターにおけるSalesforceの決算を前に、期待に応えられない成長株が市場で厳しく罰せられるという現実を示すことにあります。
【管理人のシミズからの注意点】「好決算だが、市場の期待には届かず急落」という現象は、高バリュエーションの成長株における極めて高いボラティリティを示しています。ジムの推奨は「警戒」であり、SalesforceなどのClub保有銘柄の決算にも、同様の急落リスクという「逆指標」が適用される可能性を警告しています。
10. Okta (OKTA) 🔑
【ジムの推奨の背景】StifelがOktaの目標株価を引き下げたものの、「買い」を維持したことを報じています。彼の推奨の背景は、アナリストが「現在の残りの履行義務(current remaining performance obligations, cRPO)」のガイダンスが会社の予想は上回ったものの、市場のコンセンサスには届かなかった点を挙げていることを強調することにあります。
【管理人のシミズからの注意点】cRPOのコンセンサス未達は、成長の鈍化を示唆する信頼性の高いネガティブ情報です。ジムの推奨は「警戒」であり、セキュリティ株は一見安定しているように見えても、成長期待が少しでも損なわれると大幅なボラティリティを伴うことを示しています。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のリストは、「AI投資の収益化の難しさ」と「市場の利下げへの過剰反応」という、マクロとセクターの複雑なテーマが絡み合っています。
- 信頼性が高い推奨: Marvellの光通信(ガラス)へのコミットメントや、CrowdStrikeの株価の季節的な動きに関する指摘は、トレンドと経験則に裏打ちされており、信頼性が高いです。
- 「逆指標」リスクが高い推奨: MongoDBの急騰後の言及や、Okloへの投機的な動きは、過去のトラックレコードから見ても「逆指標」となるリスクが高いです。また、Macy’sの株価急落は、市場が短期的な景気後退リスクを過度に懸念していることを示しています。
管理人シミズからの補足コメント
ジムのコメントは、市場が今、AIの収益化という「現実の壁」に直面していることを教えてくれます。
- AIの二極化: AWSやMarvellのようにインフラの真のボトルネックを握る企業は強気ですが、Microsoftのノルマ引き下げやGitLabの急落は、ソフトウェア側の収益化の厳しさを示しています。
- 利下げのジレンマ: 雇用悪化による利下げ期待は、景気後退リスクを増幅させる「逆指標」として捉えるべきです。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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