皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
今週の米国株式市場は、火曜日の雇用統計と小売売上高、そして木曜日の消費者物価指数(CPI)という重要な経済データの発表を控え、期待感の入り混じったスタートとなっています。S&P 500は上昇して寄り付く気配を見せており、投資家はマクロ経済の健全性とインフレの動向を慎重に見極めようとしています。
ジムのメールでは、先週誤解から急落したBroadcomの反発や、Micronの決算期待、さらにはGE Vernovaなどのエネルギー・インフラ関連の強気な見通しが語られています。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
米利下げは続くのか、重要経済指標の発表控え米国債市場で議論再燃へhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e875e9cb1d94ed9cb5fa29d5c6f677645364f4b1
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
1. 市場全体(S&P 500と今週の主要統計)⚖️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 今週発表される雇用統計、小売売上高、CPIという三つの巨大な経済データが市場の方向性を決めると指摘しています。ジムの背景には、これらのデータがFRBの次なる一手や経済のソフトランディングを裏付けるものになるかというマクロな視点があります。また、週後半のNikeの決算が消費者の動向を知る重要な手がかりになると見ています。
雇用統計、小売売上高、CPI(消費者物価指数)は、経済指標として非常に重要です。
CPI(消費者物価指数): 時間にわたる価格の変動を表し、インフレ率の測定に使われます。物価の上昇や下落が消費者の購買力に与える影響を分析するのに役立ちます。
雇用統計: 一般的には、失業率、新規雇用者数、労働参加率などが含まれます。経済の健康状態や労働市場のトレンドを把握するのに役立ちます。
小売売上高: 小売業の売上の全体的な動向を示し、経済の消費動向を把握するために重要です。消費者の支出が経済成長に与える影響を測るために使われます。
【管理人のシミズからの注意点】 重要統計が重なる週は、一つの数字のブレで市場が過剰反応しやすくなります。ジムが期待感を示していても、統計発表直後は非常に高いボラティリティを伴うため、ポジショニングには細心の注意が必要です。
2. Broadcom (AVGO) 🛰️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 先週の決算報告が誤解されたことで株価が急落しましたが、UBSがこれを絶好の買い場と評価したことを受けています。ジムの背景には、同社がハイパースケーラーの神経系を担う不可欠な存在であるという確信があります。ただし、現在のPER(株価収益率)が非常に高いことには懸念を示しており、Costcoと同様にバリュエーションの高さに警戒を促しています。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムは長期的な成長を信じていますが、高すぎるPERは金利動向に敏感です。過去のトラックレコードでも、割高感が指摘された際の反落は激しいため、押し目買いをするにしても慎重なタイミング設定が求められます。
3. Micron Technology (MU) 💾
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 水曜日の決算を前に、Wedbushが目標株価を300ドルへ大幅に引き上げたことを報じています。ジムの背景には、平均販売価格の上昇というポジティブな側面がある一方で、決算に向けて株価が既に上昇してしまっているというセットアップの悪さ(期待先行)への警戒感があります。
【管理人のシミズからの注意点】 半導体株の決算は、内容が良くても期待値に届かなければ売られる逆指標的な動きをすることが多いです。ジムが指摘するように懐疑論者も多いため、決算後のボラティリティは極めて高くなるでしょう。
4. Masco (MAS) 🏠
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 Wells Fargoが評価を買いに引き上げました。ジムの背景には、関税に関する懸念が株価を押し下げている現状は、長期投資家にとって住宅市場のターンアラウンドを狙う絶好の機会だという分析があります。Home Depotと並んで、住宅関連の復活を期待する銘柄として位置づけています。
【管理人のシミズからの注意点】 住宅市場の回復は金利低下が前提です。関税ノイズが長期化すれば、ジムの期待に反して株価が低迷し続けるリスクもあり、利下げのペース次第では逆指標化する恐れがあります。
5. Bristol Myers Squibb (BMY) 💊
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 BofAが目標株価を61ドルに引き上げ、買い推奨としたことを受けています。ジムの背景には、同社の強力な研究開発パイプラインがあり、次の製品サイクルが見えてくることで現在の株価の弱さは買いのチャンスになるという判断があります。
【管理人のシミズからの注意点】 製薬セクターのパイプライン期待は、承認の可否という不確実性に依存します。ジムの推奨は時に長期にわたる忍耐を強いることがあり、短期間でのボラティリティには覚悟が必要です。
6. Zoetis (ZTS) 🐶
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 BofAが評価をホールドに引き下げたことを報じています。ジムの背景には、動物用医薬品大手である同社が2025年に入ってから27%も下落しているという厳しい現実があり、成長期待の剥落を反映した格下げであると見ています。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムが以前から注目していた銘柄ですが、格下げが続く局面では無理に手を出すべきではありません。底打ちが確認できるまで、ジムのポジティブな見解が逆指標になるリスクを警戒すべきです。
7. Danaher (DHR) 🧪
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 Wells Fargoが目標株価を240ドルに引き上げました。ジムの背景には、ヘルスケア支出の安定化により、ライフサイエンス分野がようやく次のサイクルに入ったという確信があります。彼が最近メンバーに推奨した「嫌われているが買うべき7銘柄」の一つとしても挙げています。
【管理人のシミズからの注意点】 ターンアラウンド銘柄としての信頼性は高いですが、目標株価の引き上げ幅が小さく、本格的な上昇にはまだ時間がかかる可能性があります。ジムの推奨が早すぎることもあるため、時間軸を長めに設定する必要があります。
8. GE Vernova (GEV) ⚡
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 Evercore ISIが買い推奨でカバーを開始し、目標株価を860ドルに設定しました。ジムの背景には、同社がエネルギー業界のつるはしとシャベル(不可欠なインフラ)であり、2028年までの非常に強力なガイダンスが出されているというファンダメンタルズの強さがあります。
【管理人のシミズからの注意点】 先週のトップパフォーマーであり、ジムの信頼性も極めて高い銘柄ですが、急騰後の利益確定売りも激しいです。860ドルという高い目標値に惑わされず、ボラティリティを考慮したエントリーが求められます。
9. Honeywell (HON) ✈️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 こちらもEvercore ISIから買い推奨を受けました。ジムの背景には、2026年に予定されている航空宇宙とオートメーション部門の分社化があり、企業価値が再評価されるスピンオフ戦略への期待があります。
【管理人のシミズからの注意点】 スピンオフは長期的には価値を生みますが、完了までには時間がかかります。ジムの推奨は先を見越しすぎることがあるため、足元の景気動向によるボラティリティには注意が必要です。
10. Dover (DOV) ⚙️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 Wells Fargoが目標株価を200ドルに引き上げましたが、ジムはさらに強気の210ドルを目標に設定しています。ジムの背景には、同社のオーガニックな成長力に対する信頼があり、産業株の中でも買い相当の評価を揺るぎないものとしています。
【管理人のシミズからの注意点】 アナリストの目標株価が現在の株価に追いついた形での格上げであり、新鮮味には欠けます。ジムの強気が市場のコンセンサスを上回っている場合、利益確定売りのタイミングを見誤るリスクがあります。
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のリストは、GE VernovaやBroadcomのように実力を高く評価している銘柄と、Danaherのようにサイクルの底を狙う銘柄が混在しています。
信頼性が高い推奨: GE Vernovaのように、2028年までの長期的なガイダンスという明確な根拠がある銘柄は、ジムの過去の成功パターンに合致しており信頼性は高いと言えます。
逆指標リスクが高い推奨: Micronのような決算直前のハイテク株や、PERが高すぎる銘柄への強気姿勢は、市場のセンチメントが冷え込んだ際に逆指標となる可能性が高く、特にボラティリティには警戒が必要です。場が単なるAIブームから実益を伴う企業への選別へ移行していることを示唆しています。
管理人シミズからの補足コメント
今週はとにかく経済データに振り回される週になりそうです。ジムが挙げる個別銘柄の魅力は確かですが、雇用統計やCPIの結果次第では、どんなに良いファンダメンタルズも一時的に無視されてしまいます。
特にBroadcomやCostcoに対してジム自身がバリュエーションの懸念を口にしている点は見逃せません。これは、彼が単なる強気一辺倒ではなく、現在の市場の過熱感に対して一定のブレーキをかけている証拠です。
今は全力で買い向かう時期ではなく、ジムが推奨するつるはしとシャベル銘柄(インフラ関連)を中心に、ボトムアップの視点で質の高い企業を少しずつ拾っていく忍耐力が試される局面だと言えるでしょう。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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