皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
今週はクリスマス休暇に伴う短縮取引週となりますが、市場は活発な動きで幕を開けました。先週の激しいボラティリティを乗り越え、S&P 500は直近4週間のうち3週でプラスを記録するなど、底堅さを見せています。しかし、市場ではサンタクロース・ラリーが本当に実現するのか、疑念の目も向けられています。ニューヨーク証券取引所は水曜日に早期閉場し、木曜日は完全に休場となるため、限られた時間の中で投資家がどう動くかが鍵となります。
ジムのメールでは、史上最高値を更新し続けるゴールドへの評価変遷や、AIインフラの覇権争い、そして宇宙開発セクターの躍進など、非常に興味深いトピックが並んでいます。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
アメリカ人は、ほとんど金(ゴールド)を所有していない。つまり、金価格はさらに上昇する可能性があるとゴールドマンは言う https://www.businessinsider.jp/article/2512-gold-price-today-us-ownership-upside-goldman-sachs-outlook-forecast/
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
1. 市場全体(サンタクロース・ラリーの行方)⚖️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】短縮取引週の始まりに株価が上昇基調にあることを伝えています。先週のボラティリティを経て、S&P 500が持ち直している一方で、年末特有のラリーが続くかどうかについては慎重な見方を示しています。ジムの背景には、休暇前の薄商いの中で市場がどちらに振れるか予測しにくいという警戒感があります。
【管理人のシミズからの注意点】休暇前の市場は流動性が低下し、小さなニュースで価格が乱高下しやすくなります。ジムがラリーの実現に疑念を抱いている時は、無理にポジションを拡大するのではなく、現在の利益をどう守るかに集中すべき時期かもしれません。
2. ゴールド(金)💰
【ジム・クレイマーの推奨の背景】ゴールドが史上最高値を更新し、2025年初来で約70%も上昇したことを受け、ついにビットコインよりも優れた富の保存手段であると明言しました。ジムの背景には、先行きの不透明感が増す中で、実物資産としてのゴールドの信頼性がデジタル資産を上回ったという判断があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムがビットコインからゴールドへ明確に乗り換えるよう勧める時は、ゴールドの短期的な過熱感がピークに達している「逆指標」となるリスクがあります。70%という急騰を演じた後での参入は、高値掴みのリスクを孕んでいることを意識すべきです。
3. Nvidia (NVDA) 🛰️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】中国向けH200チップの出荷が2月半ばに開始されるという報道を受け、株価が上昇したことを評価しています。ジムの背景には、自身のコラムで弱気派の主張を論破したという自負があり、中国市場の回復が同社のさらなる成長エンジンになると確信しています。
【管理人のシミズからの注意点】中国向けビジネスは常に政治的リスクと隣り合わせです。ジムが弱気派を強く否定する際は、ファンダメンタルズ以上に期待値が先行していることがあり、出荷の遅延や新たな規制といったニュースが出た際のボラティリティには十分な注意が必要です。
4. OpenAI と Oracle (ORCL) 🤖
【ジム・クレイマーの推奨の背景】OpenAIの評価額がわずか1週間で5000億ドルから8300億ドルへと急騰し、1兆ドル規模を伺っているニュースを報じています。ジムの背景には、この巨額資金調達がOracleのデータセンター建設を完了させ、GoogleのGeminiに対抗するためのインフラを盤石にするというポジティブな連鎖への期待があります。
【管理人のシミズからの注意点】未上場企業の評価額がこれほど短期間で膨らむのは、典型的なバブルの兆候でもあります。Oracleにとっては追い風ですが、AIへの期待値が極限まで高まっているため、少しでも成長の鈍化が見えれば、セクター全体に激しい揺り戻しが来るリスクを覚悟すべきです。
5. GE Vernova (GEV) ⚡
【ジム・クレイマーの推奨の背景】ジェフリーズが目標株価を830ドルに引き上げたことを受けています。ジムの背景には、2028年までの自社株買いが評価されたこと以上に、データセンターの電力をグリッド外から供給できる同社のガスタービンが、AI時代において最も強力な武器になるという揺るぎない確信があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムが「データセンター・ストーリーの最良の手段」と絶賛し続けている銘柄ですが、既に株価は多くの好材料を織り込んでいます。目標株価の引き上げ幅が限定的になりつつある点は、上昇の勢いが鈍化するサインである可能性も考慮すべきです。
6. Warner Bros. Discovery (WBD) と Paramount Skydance 🎬
【ジム・クレイマーの推奨の背景】WBDを巡る買収劇で、パラマウント側がラリー・エリソン氏の支援を取り付け、敵対的買収を強化したニュースに注目しています。ジムの背景には、ネットフリックスが一部資産の買収で合意した後に、パラマウントが再び勝負を仕掛けてきたというドラマチックな展開への関心があります。
【管理人のシミズからの注意点】メディアセクターの買収合戦は、条件の二転三転により株価が翻弄されます。ジムが注目する経営陣同士の攻防は、必ずしも一般投資家の利益に直結するとは限らず、不透明な状況下でのボラティリティは極めて高いと言えます。
7. Clearwater Analytics (CWAN) 📊
【ジム・クレイマーの推奨の背景】投資家グループから85億ドルの買収提案を受けたことを伝えています。ジムの背景には、この提案額に不満を持つアナリストによる格下げと、さらなる高値での対抗馬を期待する強気派の対立があり、市場の評価が割れている現状を浮き彫りにしています。
【管理人のシミズからの注意点】買収提案が出た後の銘柄は、さらなる買い手が現れなければ株価が停滞します。ジムが紹介するこの「不透明感」は、投資家にとってのギャンブル性が高いことを意味しており、確実性を求めるなら避けるべき局面かもしれません。
8. E.l.f. Beauty (ELF) 💄
【ジム・クレイマーの推奨の背景】パイパー・サンドラーが市場シェアの伸び悩みから目標株価を85ドルに引き下げたことを報じています。ジムの背景には、これまで急成長を続けてきた同社が、競合他社との激しい競争にさらされ、成長の踊り場に差し掛かっているという冷静な分析があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムが成長鈍化のニュースをそのまま伝える時は、その銘柄のモメンタムが失われていることを示唆しています。目標株価に届くまでの戻り売りが強くなる可能性があるため、安易なリバウンド狙いは危険です。
9. 金融サービス(ICE, Schwab, Robinhood)🏛️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】モルガン・スタンレーが取引の活発化を理由に、取引所や証券各社の目標株価を引き上げたことを受けています。ジムの背景には、堅調な市場環境がこれらプラットフォーム企業の収益を直接的に押し上げるという、極めて合理的な収益改善シナリオがあります。
【管理人のシミズからの注意点】これらの銘柄は市場のボラティリティそのものを収益源とするため、市場が急落する局面でも底堅い場合があります。しかし、ジムが目標株価引き上げを報じるタイミングは既に株価が高騰していることが多く、追いかけ買いには注意が必要です。
10. Rocket Lab (RKLB) 🚀
【ジム・クレイマーの推奨の背景】21回連続の打ち上げ成功と、政府からの8.5億ドルの契約獲得を絶賛しています。ジムの背景には、この銘柄が単なる「マジカルな投機対象」から、安定した実績と巨額契約を持つ実力派企業へと脱皮したという評価があります。
【管理人のシミズからの注意点】宇宙開発株は、一度の打ち上げ失敗で株価が劇変する宿命にあります。ジムが「魔法を超えた」と手放しで褒める時ほど、期待値が最高潮に達していることが多いため、予期せぬトラブルによる急落リスクを常に考慮に入れておくべきです。
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のリストを過去のジムの配信と比較すると、信頼性の面では「二極化」していると言えます。
信頼性が高い推奨:GE Vernovaや金融サービス(ICE、Schwab)のように、実需や収益構造の改善という明確な裏付けがある銘柄については、ジムの分析は安定しており、長期的な投資判断の材料として信頼に値します。特にGE Vernovaのインフラ視点は一貫しており、彼のトラックレコードの中でも成功確率が高い部類に入ります。
逆指標リスクが高い推奨:ゴールドへの急な傾倒や、OpenAIの評価額高騰を背景にしたOracleへの期待は、市場のセンチメントが最も熱くなっているタイミングでの発言であり、過去の「天井圏での推奨」と重なる部分があります。また、Rocket Labのような技術的ハードルが高いセクターでの絶賛は、成功体験に目がくらみ、リスクを見落としがちになる傾向があるため、慎重な姿勢が求められます。
管理人シミズからの補足コメント
今回のジムの言葉から強く感じるのは、彼が資産の「確実性」と「爆発力」を同時並行で追い求めているという点です。ゴールドをビットコインよりも推奨し始めたことは、彼なりの防衛策であると同時に、これまでのビットコイン推奨からの大きな転換点です。
一方で、OpenAIやRocket Labのような夢のある話には依然として情熱的です。私たち投資家が学ぶべきは、ジムが熱く語るストーリーそのものではなく、彼が「なぜ今、評価を修正したのか」という背景にある市場の過熱感です。
特にこのホリデー週は、市場が休みに入る前の最後のポジション調整が行われます。ジムがサンタクロース・ラリーに疑問を投げかけているように、今は攻めよりも守りを意識し、彼が推奨する「実体のあるインフラ(GE Vernovaなど)」と「現金化しやすい資産(ゴールドなど)」のバランスを再考する良い機会かもしれません。
この記事について、特に気になる銘柄や、今の資産構成について迷っていることがあれば、いつでもご相談ください。次のステップとして、より具体的なリスクヘッジの方法を一緒に考えることも可能です。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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