皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
今週はクリスマス休暇に伴う短縮取引週ですが、市場は非常に力強いニュースで幕を開けました。政府閉鎖の影響で遅れていた第3四半期の米国GDPデータが発表され、経済が予想を大幅に上回る成長を遂げたことが明らかになりました。このポジティブなサプライズが、休暇前の静かな市場にどう影響を与えるかが焦点です。
ジムのメールでは、激化するメディア買収劇の裏側や、肥満症薬市場での歴史的な承認ニュース、さらには消費財や素材セクターの冷酷な現状まで、多岐にわたるトピックが取り上げられています。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
今日は、この記事も気になりました。今回のジムの話とリンクしていますよ!
米国株式市場=続伸、S&Pが終値で最高値 グロース株が高い https://jp.reuters.com/markets/japan/4YJZGSMTNJMZBAMLRTVJT6HK3I-2025-12-23/
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
1. 市場全体と米国GDP成長 ⚖️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 米国GDPが予想を大幅に上回ったことを受け、経済の底堅さに自信を深めています。ジムの背景には、政府閉鎖というノイズがあったにもかかわらず、実体経済が依然として強力であるという安心感があります。これがホリデー週の市場を下支えすると見ています。
米GDP、第3四半期速報値は4.3%増 予想上回る https://jp.reuters.com/markets/japan/4X4IE6Y4MBKYXIXXQVUSF2QCCA-2025-12-23/
【管理人のシミズからの注意点】 好調すぎる経済指標は、皮肉にも金利が高止まりする懸念を呼び起こします。ジムが経済の強さを強調する時は、グロース株にとっての金利圧力が再燃するリスクをセットで考えるべきです。
2. Warner Bros. Discovery (WBD) 🎬
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 パラマウント・スカイダンスによる買収提案を「幻影」と切り捨て、ネットフリックスの強固な資金力を高く評価しています。ジムの背景には、メディア再編の荒波の中で、不確かな買収案よりも確実にキャッシュを持つ勝者を見極めるべきだという考えがあります。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムは特定の買収案に対して非常に批判的になることがありますが、市場はしばしばその不確実性を材料に乱高下します。彼が否定的な銘柄ほど、思わぬ展開でショートスクイーズが起きるボラティリティには注意が必要です。
3. Novo Nordisk (NVO) と Eli Lilly (LLY) 💊
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 FDAがノボの肥満症薬「錠剤タイプ」を承認したことを、イーライリリーに対する重要な勝利として取り上げています。ジムの背景には、注射を嫌う患者層が錠剤へ流れることで、ノボが短期的にシェアを奪うという予測があります。
FDAとは、アメリカ合衆国食品医薬品局(Food and Drug Administration)の略称です。食品、医薬品、化粧品、タバコ製品などの安全性と有効性を監視・規制する機関であり、公共の健康を保護する役割を担っています。FDAは、企業が製品を市場に出す前に必要な審査や承認を行い、消費者に安全な製品を提供することを目的としています。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムはノボの勝利を強調していますが、リリーの錠剤も後に控えており、こちらは食事制限がないという利点があります。ジムの熱狂がノボに集中している隙に、リリーが絶好の押し目を作るという逆行現象も過去には見られました。
4. Johnson & Johnson (J&J) ⚖️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 巨額の賠償命令が出たものの、J&Jの経営基盤は揺るがないと見ています。ジムの背景には、2023年に訴訟懸念で同社を売却したことへの後悔があり、現在は訴訟リスクが株価に織り込まれ、過度な重しではなくなったと判断しています。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムが「訴訟は問題ない」と言い始めた時こそ、新たな集団訴訟が注目されるリスクがあります。法的リスクの評価は彼が最も「逆指標」になりやすい分野の一つであることは忘れてはいけません。
5. KB Home (KBH) 🏠
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 アナリストの目標株価引き下げと、住宅市場の不透明感に触れています。ジムの背景には、住宅建設業者を直接持つよりも、ホーム・デポのような関連小売を持つ方が、マージンの悪化リスクを避けられるという守りの姿勢があります。
【管理人のシミズからの注意点】 住宅セクターに対してジムが弱気になる時は、金利のピークアウトが近いサインであることも多いです。彼が避けるように促すタイミングが、実はサイクル銘柄としての仕込み時になる可能性もあります。
6. Meta Platforms (META) 📱
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 ベアードによる微小な目標株価引き下げを「奇妙な判断」と一蹴しています。ジムの背景には、メタの収益モデルと成長性に絶対的な自信があり、アナリストの機械的なモデル更新に惑わされる必要はないという信念があります。
ベアード(Baird)は、アメリカを拠点とする金融サービス会社で、投資銀行業務や資産管理、リサーチなどを提供しています。個人投資家や機関投資家向けに様々な投資商品やサービスを展開しています。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムが絶大な信頼を寄せる銘柄ほど、小さなネガティブサプライズに対する反応が大きくなります。彼が「奇妙だ」と笑い飛ばすときこそ、機関投資家のセンチメントに微妙な変化が出ていないか注視すべきです。
7. Stanley Black & Decker (SWK) 🛠️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 航空宇宙部門の売却という「選択と集中」のアクションを高く評価しています。ジムの背景には、負債の削減と本業への集中が進むことで、同社のバリュエーションが正常化するというシナリオがあります。
【管理人のシミズからの注意点】 事業売却は一時的な株価浮揚にはなりますが、工具需要そのものが回復したわけではありません。ジムが目標株価の引き上げを喜んでいる局面では、本業の回復が伴っているかを慎重に見極める必要があります。
8. Saks Global 🛍️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 高級デパートの破産検討というニュースを、小売業界の厳しい現実として伝えています。ジムの背景には、年末の債務支払いを乗り越えられない企業が出てくるほど、消費の二極化が進んでいるという危機感があります。
【管理人のシミズからの注意点】 サックスのような富裕層向けインフラの危機は、消費全体の冷え込みの先行指標となることが多いです。ジムがこれを「一企業の失敗」として語るか、セクター全体の警告として語るか、そのニュアンスの違いに注意してください。
9. Freeport-McMoRan (FCX) ⛏️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 銅価格の上昇を背景に目標株価が引き上げられたことを絶賛しています。ジムの背景には、銅はあらゆる産業の血液であり、現在の価格上昇は世界的なインフラ需要の強さを証明しているという確信があります。
【管理人のシミズからの注意点】 コモディティ関連はジムが騒ぎ出した時が短期的な天井になることがよくあります。過去1ヶ月で株価が急騰している中での「買い」の紹介は、ボラティリティの波に飲まれるリスクが高いため、押し目を待つのが賢明です。
10. Jim Beam (Suntory) 🥃
【ジム・クレイマーの推奨の背景】 バーボンの供給過剰と飲酒率低下による生産停止を「悲惨な状況」と報じています。ジムの背景には、アルコール株がもはや安全な避難先ではなく、構造的な衰退局面に入っているという冷徹な分析があります。
【管理人のシミズからの注意点】 ジムが完全に背を向けたセクターは、しばしば配当利回りが魅力的な水準まで売り込まれます。短期的には悲惨ですが、長期のインカム投資家にとっては、ジムの悲観論が底入れの合図になることもあります。
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のジムの配信を過去と比較すると、その信頼性は「中から高」と言えます。
信頼性が高いポイント:GDPの強さというマクロデータに基づいた強気姿勢や、J&Jの訴訟懸念の緩和など、過去の失敗(2023年の売却)を認めた上での修正判断は、より現実に即した信頼できるものです。また、メタへの一貫した支持も、実績に裏打ちされています。
注意が必要なポイント:ノボ対リリーの肥満症薬競争における「一喜一憂」の姿勢や、銅相場への急な熱狂は、過去の彼のパターンから見ると「トレンドの後追い」になりがちです。特に、すでに大きく動いた後のフリーポートへの言及は、信頼性よりもリスクが高い局面と言わざるを得ません。
管理人シミズからの補足コメント
今回のジムのメールから読み取れるのは、米国経済の「想定外の強さ」に対する驚きと、それゆえに加速する「業種間の格差」です。
肥満症薬や銅、ハイテクインフラなど、明確に資金が流れ込んでいるセクターがある一方で、高級小売やアルコールといった伝統的な消費財が苦境に立たされています。ジムの推奨は今、この「勝者への集中」を強く促しています。
ただし、ホリデー週の市場は参加者が少なく、ジムの発言一つで株価が不自然に動くこともあります。彼が「後悔している」と語ったJ&Jや、「奇妙だ」と断じたメタのように、市場のコンセンサスとジムの意見がぶつかるところにこそ、次の大きな投資チャンス(あるいは罠)が隠れています。
この記事について、特に気になる銘柄や、今の資産構成について迷っていることがあれば、いつでもご相談ください。次のステップとして、より具体的なリスクヘッジの方法を一緒に考えることも可能です。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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