皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
2026年の最初の取引日がやってきました。昨年のS&P 500は約16%の上昇を記録し、3年連続のプラス成長という素晴らしい勢いを持って新年のスタートを切りました。今朝の先物市場も上昇しており、投資家の楽観的な姿勢が伺えます。
今回のジムのメールでは、ウォーレン・バフェット氏の引退という歴史的な節目から、トランプ政権の関税政策の猶予、そして2026年の目玉となりそうな超大型IPOの噂まで、新年の投資戦略を左右する重要なトピックが満載です。
これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
1. 市場全体と2026年のスタートライン ⚖️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】S&P 500が3年連続で2桁のプラス成長を遂げた実績を背景に、2026年も強気なスタートを切れると見ています。ジムの背景には、昨年の16%という堅調なリターンが投資家の自信に繋がっており、年初の買いが入りやすいという需給面での期待があります。
【管理人のシミズからの注意点】3年連続の上昇は素晴らしいですが、バリュエーションは歴史的高水準にあります。ジムが楽観的な時こそ、小さなネガティブサプライズで利益確定売りが出やすい局面であることは忘れてはいけません。
2. Berkshire Hathaway (BRK.B) 🦅
【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウォーレン・バフェット氏が退任し、グレッグ・アベル氏が正式にCEOに就任した歴史的転換点に注目しています。ジムの背景には、過去60年間にわたり市場を圧倒してきたバフェット氏の功績への敬意と、後継者体制が整っていることへの安心感があります。
【管理人のシミズからの注意点】バフェット氏という「象徴」がいなくなることによる心理的な影響は計り知れません。ジムは体制維持を評価していますが、アベル氏が独自の判断を下し始めた際の市場の反応は未知数であり、カリスマ不在のリスクを慎重に見極める必要があります。
3. 関税政策の猶予と家具セクター 🪑
【ジム・クレイマーの推奨の背景】トランプ政権が特定の家具類に対する関税引き上げを1年間延期したニュースを取り上げています。ジムの背景には、関税率が25%で据え置かれたことで、輸入コストの急増を懸念していた小売業者やホーム改善セクターにとって、短期的には大きな安心材料になるという見方があります。
【管理人のシミズからの注意点】これは「中止」ではなく「延期」に過ぎません。ジムが猶予を喜ぶ一方で、依然として25%という高い関税が維持されている現実は、企業の利益率を圧迫し続けています。1年後の期限が近づくにつれ、再び不透明感が強まるリスクを意識すべきです。
4. Ulta Beauty (ULTA) 💄
【ジム・クレイマーの推奨の背景】アーガスが目標株価を700ドルに引き上げたことを紹介しています。ジムの背景には、美容セクターの底堅さと、アルタ・ビューティーが持つ強力な顧客ロイヤリティが、2026年も安定した成長をもたらすという確信があります。
【管理人のシミズからの注意点】美容セクターは消費者の支出動向に敏感です。ジムは強気ですが、インフレの影響で消費者が安価なブランドへ流れる「トレードダウン」が起きている兆候もあり、目標株価までの道のりは平坦ではない可能性があります。
5. Capital One (COF) 💳
【ジム・クレイマーの推奨の背景】KBWが目標株価を290ドルに引き上げ、20%の上昇余地を示唆したことを評価しています。ジムの背景には、クレジットカード需要が依然として旺盛であり、キャピタル・ワンの収益力がアナリストの予想を上回るペースで拡大しているという分析があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムが金融株に強気になる時は、景気の過熱を前提としていることが多いです。しかし、延滞率の上昇などの信用リスクが忍び寄っている場合、株価は急激に逆回転する可能性があるため、決算書の中身を精査する必要があります。
6. Macao Casino (WYNN, LVS, MGM) 🎰
【ジム・クレイマーの推奨の背景】マカオのカジノ収益が前年比14.8%増と好調だったことを、米国カジノ運営会社にとっての追い風としています。ジムの背景には、中国の消費回復がマカオを通じて可視化されており、ウィンやLVSなどの中国露出度の高い銘柄の復活シナリオがあります。
【管理人のシミズからの注意点】マカオ関連は常に中国政府の規制という予測不能なリスクを抱えています。ジムが数字の伸びを絶賛する時こそ、政治的な締め付けが再開されるリスクを想定しておくべき「逆指標」になりやすい分野です。
7. 2026年のIPO市場 (SpaceX, OpenAI等) と Goldman Sachs (GS) 🚀
【ジム・クレイマーの推奨の背景】スペースXやオープンAIといった超大物企業が今年中に上場する可能性があるという報道を、投資銀行にとっての特大チャンスとして捉えています。ジムの背景には、これらのメガIPOが呼び水となり、ゴールドマン・サックスの手数料収入が爆発的に増加するという期待があります。
【管理人のシミズからの注意点】IPOの成功は市場の流動性に依存します。ジムが期待するような大型案件が相次ぐ場合、市場全体の資金がそちらに吸い取られ、既存株が売られる「需給の悪化」を招く可能性も考慮しておくべきです。
8. Vertiv (VRT) ❄️
【ジム・クレイマーの推奨の背景】バークレイズによる格上げと目標株価200ドルへの引き上げを受け、プレマーケットでの急騰を伝えています。ジムの背景には、AIデータセンターの冷却需要が予想を上回るスピードで拡大しており、バーティブがその恩恵を最も受ける「AIインフラの隠れた主役」であるという確信があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムが注目する前からすでに株価は高騰しており、プレマーケットでの5%上昇は「出遅れ組」の飛びつき買いを誘発しがちです。短期的な過熱感があるため、押し目を待たずに買うのはボラティリティの波に飲まれるリスクが高いと言えます。
9. Apple (AAPL) 📱
【ジム・クレイマーの推奨の背景】レイモンド・ジェームズが「ホールド(保持)」でカバレッジを再開したのに対し、一貫して「売るな、持っておけ(Own it, don’t trade it)」という自身の哲学を再確認しています。ジムの背景には、短期的なアップサイドが限定的であっても、アップルのエコシステムの強さは長期保有に値するという揺るぎない信念があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムの「ホールド推奨」は、時に株価の停滞期を正当化する口実にもなります。バリュエーションが現在の実力を反映しすぎているというアナリストの指摘は一理あり、成長の減速を無視して持ち続けることが必ずしも正解とは限らない局面です。
10. Taiwan Semi (TSM) 🇹🇼
【ジム・クレイマーの推奨の背景】米国政府から中国拠点への半導体製造装置の輸入許可(1年間)を取得したことをポジティブに捉えています。ジムの背景には、米中対立の緩和というよりは、TSMCの供給網が首の皮一枚繋がったことによる、短期的な業績への安心感があります。
【管理人のシミズからの注意点】「1年間」という期限付きの許可であることに注意してください。ジムがこのニュースを買い材料としている間も、1年後の更新が拒否されるリスクは常に残っています。地政学的な綱渡り状態が続いていることを忘れてはいけません。
彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
ジムの配信を振り返ると、信頼性が高いのは「AIインフラ」の実需に基づいたバーティブの分析や、ゴールドマン・サックスが恩恵を受けるIPOサイクルの予測です。ジムは過去、市場のテーマが「ソフトウェア」から「物理的なインフラ」に移るタイミングを捉えるのが得意でした。
一方で、マカオのカジノやアップルの「持っておけ」戦略については、過去の彼の推奨が長期間の横ばいや政治リスクに翻弄された例もあり、信頼性よりも「維持」の側面が強いと感じます。特にTSMCのライセンスのような期限付きの好材料は、短期的な反発に終わることが多いため、過去のトラックレコードに照らしても慎重な判断が求められます。
管理人シミズからの補足コメント
2026年の幕開けは、非常に「シンボリック」なニュースから始まりました。バフェット氏の引退は一つの時代の終わりを告げていますが、ジムのメッセージからは「AI」と「IPO」という新しい時代の熱狂がそれを上書きしようとしているエネルギーを感じます。
ジムが推奨する銘柄は、どれもその分野のリーダーですが、現在の市場は「期待」が先行して株価を押し上げている側面が強いです。特に新年の第一週は、新しい資金が流入しやすく、ジムの発言が相場を一段と押し上げる可能性があります。
ただし、トランプ政権の関税猶予期限やTSMCのライセンス期限など、足元には「期限付きの平和」がいくつも転がっています。ジムの情熱的な語り口に背中を押されつつも、常に「出口戦略」を頭の片隅に置いておくことが、2026年の荒波を乗り越える鍵になるでしょう。
この記事が、2026年の素晴らしいスタートの一助となれば幸いです。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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