「中古マンション購入完全ガイド」連載中!

S&P 500最高値更新とベネズエラ情勢の余波【深掘り分析】ジム・クレイマーの最新ニューズレター注目10選 その39(2026年1月7日)

皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。

ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。

2026年の市場は、地政学的な激震をものともせず、S&P 500が史上最高値を更新するという驚異的な強さで幕を開けました。週末のベネズエラにおける米国の軍事行動やマドゥロ大統領の拘束といった重大ニュースも、ウォール街は「資源の解放」というポジティブな側面で消化しつつあるようです。また、最新のADP雇用統計では12月の民間雇用者数が4万1000人増となり、11月の減少から反転。労働市場の緩やかな回復が示唆されています。

ジムのメールでは、ボーイングへの巨額発注から、ベネズエラ原油の流通によるリファイナー(精製業者)への恩恵、そして銀行セクターに対する強気な「新時代宣言」まで、非常に攻めた内容が並んでいます。

これらのニュースから、ジムの推奨の背景と、私たちが警戒すべき点を見ていきましょう。

「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。

ジム・クレイマーについて

みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。

また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。

私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。

クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。

ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。

今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです

1. 市場全体と地政学リスクの消化 ⚖️

【ジム・クレイマーの推奨の背景】S&P 500が最高値を更新した事実に着目し、市場が地政学的混乱を完全に無視して上昇している点を高く評価しています。ジムの背景には、ベネズエラ情勢が不透明感ではなく「石油資源の活用」という経済的メリットとして捉えられ始めていること、そして雇用統計が極端な過熱を避けつつ回復しているという「ゴルディロックス(適温相場)」への期待があります。

【管理人のシミズからの注意点】市場が地政学リスクを無視している時こそ、予期せぬ報復や混乱の長期化が冷や水となるリスクがあります。ジムは楽観的ですが、ADP統計が予想をわずかに下回っている点は、景気減速の予兆とも取れるため、金曜日の政府発表の雇用統計までは過度な強気は禁物です。

ADP雇用統計は、アメリカの民間部門における非農業部門の雇用者数の変動を示す経済指標で、米国の給与計算データを基に算出されています。

2. Alaska Air (ALK) と Boeing (BA) ✈️

【ジム・クレイマーの推奨の背景】アラスカ航空による737 Max 10を含む105機の大量発注を、ボーイング復活の決定打として歓迎しています。ジムの背景には、未承認の機体を含むこの強気な発注が、ボーイングの製造品質と納期に対する航空会社の信頼回復を証明しているという見方があります。

【管理人のシミズからの注意点】ボーイングはジムの「お気に入り」ですが、過去数年の品質問題や納入遅延のトラックレコードを考えると、信頼性は依然として綱渡りです。未承認機への依存は規制当局の判断次第で大きなリスクに変わるため、ボラティリティの高さには十分注意してください。

3. Valero Energy (VLO) と Phillips 66 (PSX) 🛢️

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ベネズエラの制裁対象となっていた原油が市場価格で放出されるというトランプ大統領の発言を受け、リファイナー(精製業者)を勝者と指名しています。ジムの背景には、ベネズエラの重質油を効率的に処理できる米国の精製能力が、供給増とマージン拡大の両面で恩恵を受けるという極めて実利的なロジックがあります。

【管理人のシミズからの注意点】原油価格の下落は産油国には打撃ですが、ジムの言う通り精製業者にはプラスです。ただし、制裁緩和や石油放出のペースは政治的な駆け引きに左右されやすく、ニュース一発で株価が乱高下する「イベント・ドリブン」な動きになりがちです。

4. Texas Roadhouse (TXRH) と Starbucks (SBUX) 🥩☕

【ジム・クレイマーの推奨の背景】オッペンハイマーやバークレイズが目標株価を引き上げたことを、外食セクターの「ブレイクアウトの好機」として紹介しています。ジムの背景には、苦戦が続いていたこれらの銘柄が、2026年の景気回復とともに消費者の支持を取り戻し、株価の底打ちから反転攻勢に転じるというシナリオがあります。

【管理人のシミズからの注意点】アナリストの格付けは依然として「保持(ホールド)」であり、ジムが期待するほどの急回復を確信しているわけではありません。特に牛肉価格の高騰や人件費負担は続いており、ジムが「苦戦からの脱却」を強調する時は、まだ下値を模索している段階であることも多いです。

5. Decker Outdoors (DECK) と Nike (NKE) 👟

【ジム・クレイマーの推奨の背景】HokaやUGGを擁するデッカーの格下げを受け、自らが推すナイキの優位性を説いています。ジムの背景には、競合他社が販促活動(プロモーション)に頼らざるを得ない状況になれば、ナイキのエリオット・ヒルCEOによるターンアラウンド計画が成功しやすくなるという、ライバルの失速を追い風にする戦略的な見方があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムはナイキに対して非常に情熱的ですが、デッカー(Hoka)のブランド力は依然として強力です。ジムが「競合がこけるのを待つ」という姿勢の時は、ナイキ自身の自力回復がまだ弱いことを示唆している可能性もあり、ナイキへの過度な集中投資は避けるべきです。

6. Alphabet (GOOGL) 🔍

【ジム・クレイマーの推奨の背景】キャナコードが目標株価を390ドルに大幅に引き上げたことを受け、同社のAI「Gemini」の成功と自社製チップによるコスト効率を絶賛しています。ジムの背景には、アルファベットがAI競争において検索トラフィックを維持しつつ、クラウド事業の収益性を高めているという確固たる成長基盤への信頼があります。

【管理人のシミズからの注意点】この半年で78%も上昇している点は、アナリストも指摘する通り「警戒すべき過熱感」です。ジムが長期的な見通しを強調する時は、短期的な急落(プルバック)が起きやすいタイミングでもあるため、高値追いには注意が必要です。

7. Eli Lilly (LLY) と Amgen (AMGN) 💉

【ジム・クレイマーの推奨の背景】UBSによるイーライリリーへの高い目標株価設定と、アムジェンの格上げに注目しています。ジムの背景には、肥満症薬市場での圧倒的なリーダーシップに加え、来週のJPMヘルスケア・カンファレンスという大きな触媒(カタリスト)が控えているという期待感があります。

【管理人のシミズからの注意点】ヘルスケア株はカンファレンスでの発表内容に過敏に反応します。ジムが「常に重要」と述べるアムジェンなどは、期待が先行しすぎて発表後に「材料出尽くし」で売られるパターンも過去に多いため、イベント前のポジション管理が重要です。

8. Lowe’s (LOW) と Lennar (LEN) 🏠

【ジム・クレイマーの推奨の背景】金利低下を見越したロウズへの格上げを評価しつつ、在庫問題を抱えるレナーへの格下げという対照的な動きを取り上げています。ジムの背景には、住宅建設(レナー)が利益率の低下に苦しむ一方で、既存住宅のリフォーム需要(ロウズ、ホーム・デポ)が金利低下の恩恵をいち早く受けるという選別眼があります。

【管理人のシミズからの注意点】金利動向は予測が難しく、ジムが「金利低下に良い判断」とした後に、インフレ指標を受けて金利が再上昇するケースが多々あります。住宅関連株はマクロ指標への感応度が非常に高いため、ボラティリティを覚悟しなければなりません。

9. GE Vernova (GEV) と Honeywell (HON) ⚡

【ジム・クレイマーの推奨の背景】GEベルノバの目標株価引き上げを喜び、一方で皆から嫌われているハネウェルへの冷遇に触れています。ジムの背景には、AIによる電力需要の爆発がGEベルノバのようなインフラ企業に明確な受注増をもたらしている一方、ハネウェルのような広範な工業株にはまだ春が来ていないという市場のリアルな反応があります。

【管理人のシミズからの注意点】ハネウェルに対してウォール街が悲観的である一方、ジムは過去に同社の質を高く評価していました。このようにジムと市場の意見が分かれている銘柄は、決算発表時にどちらかに大きく振れるギャンブル的な動きになりやすいため注意が必要です。

10. 大手銀行株への「新時代宣言」 (GS, WFC) 🏦

【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウルフ・リサーチによるJPモルガンなどの大手行格下げに真っ向から反論しています。ジムの背景には、2000年代初頭のような「高いPER(株価収益率)が許容される銀行株の新時代」が到来しており、昨年の40%上昇はまだ序の口であるという非常に強気な持論があります。

【管理人のシミズからの注意点】ジムが「新しい時代(New Era)」という言葉を使う時は、過去の経験上、相場が過熱のピークに達している「逆指標」となるリスクが高いです。大手銀行株が40%上げた後の「更なる上昇」への期待は、慎重に受け止めるべき局面と言えるでしょう。

彼の推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず最終的な投資判断を下しましょうね。

過去の推奨との比較と最終的な心得

過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?

今回のリストで信頼性が高いのは、具体的なAIの実装が進むアルファベットや、物理的な需要が確認されているGEベルノバです。これらは「実需」という裏付けがあるため、多少の調整があっても回復力が期待できます。

一方で、銀行セクターに対する「新時代宣言」は、過去の彼のトラックレコードに照らすと、逆指標的なシグナルとして警戒が必要です。また、ナイキへの執着についても、競合の失速を期待するロジックはやや弱く、信頼性としては「中程度」と言わざるを得ません。

管理人シミズからの補足コメント

2026年の幕開けは、ジムの言葉を借りれば「かつての常識が通用しない時代」に突入したかのようです。ベネズエラ情勢による石油価格への影響や、AIが検索トラフィックをどう変えるかなど、私たちが注視すべき変数は増える一方です。

特に注目すべきは、ジムが「皆が嫌っている」銘柄や「アナリストが格下げした」銘柄に対して、あえて逆張り的な強気姿勢を見せている点です。これは大きなチャンスになることもあれば、深い傷を負う原因にもなります。

新年のポートフォリオにおいて、ジムの言う「新時代の銀行株」に乗るべきか、あるいは堅実にアルファベットのような成長株を拾うべきか。迷った時は、まずは個別銘柄のボラティリティを確認し、リスクを分散させることから始めてください。

この記事が皆さんの判断の助けになれば幸いです。

ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。

ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度ファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。

ジム・クレイマーの関連本

ジム クレイマーの株式投資大作戦 全米no.1投資指南役
ノーブランド品

山崎元氏の関連本

やっぱり読んでおきたい ロバート・キヨサキ

最近よんで、おすすめ、読んでおきたい金融本

ジム・クレイマー氏のニューズレター登録はこちらから

ジム・クレイマー氏のニューズレター登録 email newsletter for free

こんな記事も読まれています

シェアしてくれるとうれしいです!
ABOUT US
すむことコム管理人 シミズ
本ブログは、主コンテンツとして住居×投資×生活、副コンテンツとしてペット・パソコン&アプリ関係など、専門分野と娯楽の情報を発信しています。生活を楽しむために、お役に立てれば幸いです。