皆さん、こんにちは、優良な投資情報の収集に勤しむ「投資家K」こと管理人シミズです。
ジムの10 things to watchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうが良い警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
皆さん、こんにちは。管理人シミズです。
2026年2月18日、市場は再びAIの「実需」に揺れ動いています。ハイパースケーラーたちのチップ争奪戦が再燃する一方で、従来のソフトウェア(SaaS)モデルがAIの脅威にさらされるという、テクノロジー内での大きな分断が見て取れます。
ジムの視点からは、エヌビディアのような王道への回帰と、アクティビストが介入する再生案件への期待が混在しています。それでは、今日の10項目を詳しく分析していきましょう。
「管理人のシミズからの注意点」もご参考に。
ジム・クレイマーについて
みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。ジムはかつてヘッジファンド「Cramer Levy Partners」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、株式、債券、金、その他ETFを基本に投資経験は15年ほど。インデックス投資を基本に資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を構成しつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。パーマネントポートフォリオの構成は当初の3倍ぐらいに値上がりでしょうか。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。私は、ジムの優良な投資情報である「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです
1. Nvidia (NVDA) と Meta Platforms (META)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】メタがAIデータセンター向けに数百万個単位のエヌビディア製チップを購入することを約束しました。ジムの背景には、かつてのように大手企業が競ってチップを奪い合う「古き良き日々」が戻ってきたという認識があります。エヌビディアへの逆風が強まっていた中でのこのニュースは、需要の底堅さを証明する強力な材料となっています。
【管理人のシミズからの注意点】ジムはエヌビディアを信頼し続けていますが、メタのような巨額投資がいつまで続くかは不透明です。過去のトラックレコードでも、ジムが強気な時に供給過剰懸念で株価が調整したことがあります。2%の上昇に浮かれず、メタの投資余力が続くかに注目が必要です。
2. Palo Alto Networks (PANW)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】好決算だったにもかかわらず、通期の利益見通しを引き下げたことで株価が6%以上下落しました。ジムの背景には、この見通し引き下げはCyberArkなどの買収に伴う発行済株式数の増加が原因であり、事業の弱体化ではないというCEOニケシュ・アローラ氏の説明を全面的に支持する姿勢があります。サイバーセキュリティは他のSaaS銘柄とは別格だというのが彼の持論です。
【管理人のシミズからの注意点】市場は理由を問わず「希薄化」を嫌います。ジムはCEOを信じていますが、過去にガイダンスを下げた後の株価回復には時間がかかる傾向があります。ジムが推奨する「押し目買い」が、さらなる下落の入り口になるリスクも考慮すべきです。
3. Workday (WDAY)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】共同創業者のアニール・ブスリ氏がCEOに復帰したことを受け、格下げされました。ジムの背景には、前任者がAIに焦点を当てた買収を進めていたものの、AIがSaaS業界全体を脅かすという市場の恐怖に抗えなかったという分析があります。ジムはこの「CEO交代」を、業界が直面している構造的な危機の象徴と見ています。
【管理人のシミズからの注意点】ジムは創業者の復帰を必ずしもポジティブには捉えていません。SaaS銘柄への不信感が強い今の市場では、ジムの慎重な姿勢は正しい可能性が高いです。創業者のカリスマ性に期待して飛び込むのは、現時点では逆指標になりかねません。
4. Norwegian Cruise Line (NCLH)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】アクティビストのエリオット・マネジメントが10%以上の株式を取得しました。ジムの背景には、収益性の改善によって長年の不振を脱却できるというエリオット側の主張への期待があります。ロイヤル・カリビアンの元幹部を役員候補に据えるなど、本気度の高い改革案に注目しています。
【管理人のシミズからの注意点】アクティビストが介入すると一時的に株価は跳ね上がりますが、ジムが好むこうした再生案件は、実際の業績に反映されるまで紆余曲折があるのが常です。ジムの熱狂が冷めた後に株価が停滞するボラティリティには注意が必要です。
5. New York Times (NYT)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが第4四半期に新規保有したことが判明しました。ジムの背景には、アマゾンがAIコンテンツのライセンス料としてNYTに年間数千万ドルを支払う契約を結んでいるという事実があり、これがAI時代における「コンテンツホルダー」の価値再評価に繋がると見ています。
【管理人のシミズからの注意点】バフェット氏の最後の決断ということもあり、市場の注目度は高いです。しかし、ライセンス収入への期待はすでに株価に織り込まれ始めています。ジムが「記録的な高値」での買いを推奨する際は、材料出尽くしによる短期的調整を警戒すべきです。
6. Cadence Design Systems (CDNS)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】好決算と強気なガイダンスを受けて株価が7%急騰しました。ジムの背景には、半導体設計用ソフトウェア(EDA)がAIチップ開発に不可欠であり、この好調がパートナーであるエヌビディアにとってもポジティブな先行指標になるという連鎖的な強気シナリオがあります。
【管理人のシミズからの注意点】ケイデンスのような銘柄は、これまでじりじりと下げていたところからの急騰です。ジムはこの反転を歓迎していますが、ハイテク株全体の地合いが悪い中では、一時的なリバウンドで終わる可能性も捨てきれません。
7. Salesforce (CRM)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】多くの証券会社が目標株価を引き下げ、特にAIエージェントプラットフォームであるAgentforceの利用が「期待外れ」であるとの指摘が出ています。ジムの背景には、サイバーセキュリティ以外のSaaS銘柄として唯一保有しているものの、成長の鈍化が否定できないという苦渋の分析があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムは長年セールスフォースを擁護してきましたが、今回はアナリストの厳しい視点をそのまま伝えています。彼が「唯一の保有」と強調する時は、逆にそのセクター全体への絶望の裏返しでもあります。逆指標として機能する可能性が高まっているため、深い押し目を待つべきかもしれません。
8. McKesson (MCK)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】バークレイズが目標株価を1050ドルに引き上げました。ジムの背景には、ヘルスケアセクターにおける「安全な避難先(ポケット・オブ・セーフティ)」としての価値があり、現在の株価が過去平均よりプレミアムで取引されているとしても、その安定性は買う価値があるという評価があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムが「安全」と呼ぶ時は、市場が不透明な時です。しかし、過去3年の平均に対して15%も割高であるという事実は、上昇余地が限られていることを示唆しています。ジムの推奨に乗る際も、大きなキャピタルゲインは期待しすぎない方が賢明です。
9. StubHub (STUB)
【ジム・クレイマーの推奨の背景】シティが格付けを売りから中立(ホールド)に引き上げましたが、目標株価は引き下げられました。ジムの背景には、9月のIPO以来40%も暴落したことで「もはや売りではない(バリュエーション的に)」という消極的な理由による評価改善があります。
【管理人のシミズからの注意点】ジムが言う通り、これは「完全な大失敗(アンミティゲイテッド・ディザスター)」です。格付けが上がったからといって、株価が反転する保証はありません。ジムのこうした「底値拾い」は過去に何度も外れているため、深追い厳禁です。
10. Western Digital (WDC) / Sandisk
【ジム・クレイマーの推奨の背景】ウェスタンデジタルが債務削減のためにサンディスクの株式の一部を売却する計画を発表しました。ジムの背景には、売却ニュースで一時的に売られているものの、メモリ市場の活況により年初来140%も上昇しているサンディスクの勢いは本物であり、「今こそ買うべきだ」という強い確信があります。
【管理人のシミズからの注意点】年初来140%という数字は異常な過熱感を示しています。ジムが「買わなければならない」と断言する時は、しばしば短期的な天井であることが多いです。債務削減というポジティブな側面はありますが、ボラティリティの高さは全銘柄中トップクラスであることを忘れないでください。
過去の推奨との比較と最終的な心得
過去のジムのメールとの比較:今回の案件の信頼性はどうか?
今回のジムのメッセージは、AIの実需を再評価しつつも、SaaSなどの既存ソフトウェアビジネスに対してはかつてないほど厳しい視線を向けているのが特徴です。過去、ジムがソフトウェア株を熱心に勧めていた時期に比べると、現在はかなり慎重に選別しており、その分だけ「サイバーセキュリティ」や「メモリ(サンディスク)」への信頼性は高いと言えます。
ただし、バフェット氏やエリオットといった他者の動きに追随する場面も多く、ジム自身の独創的な読みというよりは、ウォール街の大きな流れを肯定している印象が強いです。
管理人シミズからの補足コメント
2026年の相場は、AIという「魔法の言葉」が通用しなくなり、それが具体的な「受注」や「ライセンス料」に繋がっているかどうかが厳しく問われています。ジムがエヌビディアとメタの蜜月関係を「古き良き日々」と呼ぶのは、それこそが今の市場で最も確実な利益の源泉だからでしょう。
一方で、StubHubの惨状やSalesforceの苦境は、昨日までのスターが今日には過去の遺物になりかねない時代のスピードを感じさせます。ジムが絶賛するサンディスクの140%上昇に飛び込む勇気も必要かもしれませんが、私は少しだけブレーキを踏みながら、その資金がAIインフラの「次」のどこに向かうのかを注視したいと思います。
この記事が皆さんの判断の助けになれば幸いです。
ブログ読者の皆さんは、ジムの推奨はあくまで情報の一つとして利用し、感情的にならず、ご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終的な投資戦略を確認してみてくださいね。
ジムのコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
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