こんにちは、すむことブログの管理人です。みなさんは、テレビなどのオールドメディアだけでなく、かなり前からインターネット、Youtubeなどでも発信をしている、著名な金融コメンテーターであるジム・クレイマーを知っていますか?ジムは、元ヘッジファンドマネージャーで、現在はCNBCの金融番組『マッド・マネー』のホストを務める、アメリカで最も有名な金融コメンテーターの一人です。
ジムはかつてヘッジファンド「クレイマー・ベスターナ・パートナーズ」を共同設立し、運営していました。彼のコメントには、プロのトレーダーとして市場の裏側を知り尽くした経験が反映されており、個人投資家にとってかなり説得力のある解説をしているので人気があります。ただし、彼の推奨には賛否両論があります。
また、CNBCの金融番組『マッド・マネー』では個別の銘柄に対する「買うべきか」「売るべきか」という明確なアドバイスを、視聴者からの質問に答える形で提供するため、すぐに投資行動に移したい個人にも強く支持されています。実際に『マッド・マネー』で取り上げられた銘柄は、しばしば個人投資家の間で大きな話題となり、株価を動かします。
そんなクレイマー氏が何をいっているのか、そしてクレイマー銘柄を冷静に分析するためにはどうすればいいのか。そんなテーマで今後少しづつ書いていきたいと思います。
私こと、「すむことブログの管理人」はかつて証券会社系シンクタンクに勤めており、投資経験は15年ほど。基本的なポジションは、インデックス投資を基本に15年程度。資産を4つに分けて保有する「パーマネントポートフォリオ」を基本としつつ、ちょくちょくこのクレイマー氏の銘柄を少し買っています。資産管理は、「パーマネントポートフォリオ」、こちらは当初の3倍ぐらいでしょうか。クレイマー銘柄買いは、完全に趣味ですね。ハハハハハ。
クレイマー氏の銘柄買いはトータルでは、プラスです。しかし、なんと95%も下がった銘柄もあれば、しっかり稼いでくれるものもあります。うーん、悩ましい。そんな私は、ジムの「Jim Cramer’s top 10 things to watch」を楽しみにしています。
ちなみに、この私のこのブログのトークスタイルは、私の好きだった山崎元さんに習い「ポジショントークなし」でいきたいと思っています。山崎元さんは、2024年1月1日に食道がんのため65歳で逝去されています。
山崎元氏の関連本
それでは今日のJim Cramer’s top 10 things to watchへのコメントです。
彼のWatchから「なぜジムはこの銘柄を推すのか?」と「私たちが考えたほうがいいかなぁと思う警戒すべきリスク(逆指標・ボラティリティ)」を深掘りします。
選挙日(11月4日)の朝に発表されたジム・クレイマー氏の「Top 10 Things to Watch」は、決算発表が相次ぐ市場の反応を捉えたものでした。
彼の話は、短期的な市場の動きと、その裏にある長期的なトレンドの両方を意識していますね。
1. Palantir (PLTR) 📉
ジムは、Palantirが達成した驚異的な「40%ルール」のスコアが114%に達したことに注目し、この数字がAI関連企業としての圧倒的な企業としての強さを証明していると評価しています。
しかし、株価が好決算にもかかわらず8%超下落した事実は、市場が「素晴らしい企業」だが「バリュエーションが高すぎる」と判断した可能性があります。よってジムの推奨は、AIバリュエーションに対する市場の過熱感のサイン、つまり「好材料出尽くし」の「逆指標」リスクをはらんでいますというのが私の判断です。
2. Eaton (ETN) 📉
EatonはEPSは予想を上回ったものの、ガイダンスが市場の期待に届かず株価が下落しました。クレイマー氏の意図は、データセンターなどのエネルギー集約型オペレーション向けの電力管理システムを担う同社が持つ、インフラとしての構造的な需要の強さを評価することにあります。
短期的なガイダンスのミスよりも長期トレンドを重視していますが、投資家は短期的な調整に巻き込まれる可能性を認識しておく必要があります。
3. Uber (UBER) 📉
Uberは収益(Revenue)が予想を上回りましたが、EBITDAがわずかに予想を下回り、株価は7%超下落しました。クレイマー氏は売上高の堅調さと「運営の良さ」を評価しています。
市場は利益改善のペース鈍化というリスクに強く反応しました。ジムの推奨は、長期トレンドへの信念を示す一方で、投資家の高い期待値が満たされないことで生じるボラティリティの高さを示唆していると思います。
4. Yum! Brands (YUM) 📈
Yum! Brandsは、Taco BellとKFCの既存店売上高の好調さを評価されています。特に不振のPizza Hutに対し積極的な経営努力を示した点をポジティブに捉えています。
ジムの推奨の背景には、外食産業の安定的な需要と、経営努力による企業価値の改善期待があります。ただし、戦略の実行には時間とリスクが伴うため、すぐに業績回復が実現するとは限らないかなぁ。
5. Starbucks (SBUX) 🇨🇳
Starbucksは、最高の成長市場としてきた中国事業の過半数売却を発表しました。ジムは、このニュースに「失望」を示し、売却額のバリュエーションが低いと感じています。
ジムは、「成長の夢が薄れた」という感情的な反応をしていますが、これは中国市場のリスクを考慮した冷静なリスクヘッジである可能性が高いですねー。
6. S&P 500 / Nasdaq (市場全体) 📉
市場全体が軟調なスタートを切ったことについて、ジムは1で述べたPalantirの決算への厳しい反応がAI関連の「バリュエーション不安」を市場全体に広げていると指摘しています。
ジムは「AI熱狂」が一時的に冷え込み、市場心理が神経質になっているというマクロな潮流を伝えています。うーん、確かに・・・。S&P 500が弱い。
7. Amazon (AMZN) 📈
Amazonについて、Mizuho証券が目標株価を引き上げたというニュースを紹介し、好決算後のアナリストの強気姿勢を裏付けとしています。
しかし、ジムは「今日はバリュエーションの話をする日ではない」といっています。これは、上記のSP500と同様に市場全体がバリュエーション懸念に傾く中で、アナリストの強気な評価はちょっと警戒すべきと言っています。確かにねー
8. Broadcom (AVGO) 📈
Broadcomは世界有数の金融機関ジェフリーズからトップピックに指定され、目標株価が大幅に引き上げられました。クレイマー氏は、ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)からの需要加速という具体的な成長に焦点を当てています。
彼の推奨は、アナリストの強気な評価に裏打ちされた確実な需要増への期待を反映していますが、短期的なボラティリティがちょっと高そう・・・
9. CrowdStrike (CRWD) 📈
サイバーセキュリティのCrowdStrikeについても、ジムはBTIG(BTIGは、アメリカの投資銀行および証券会社)が目標株価を劇的に引き上げたことと、業界のポジティブな需要トレンドを強調しています。
この銘柄はセキュリティ需要の高まりというトレンドにしっかり乗っています。私も一時買いましたが、ちょっとボラリティが高く、売ってしまいました。なかなか長期で持つのは難しい。
10. Clorox (CLX) 📉
Cloroxについては、目標株価の引き下げに同意し、決算を「ひどい」と断じています
ここまでジムが批判する銘柄は、業績悪化リスクが顕在化しているサインですね。この銘柄は避けたほうが良さそう・・・!
ジム・クレイマー氏のコメントは、市場の注目度と短期的な動きを知るための強力なツールです。長期的な成長トレンドに乗っている銘柄は、短期的なノイズに惑わされないという彼の信念を学ぶことができます。一方で、バリュエーションの壁(バリュエーションとは、企業や事業の価値指標であり、壁とはその現在の株価が割安か割高かを判断するための指標が低いこと)に直面する銘柄の推奨は、「逆指標」的、つまりな活用が賢明です。ジムの推奨を「買いのシグナル」ではなく、「要リサーチのサイン」として捉え、必ずご自身のリスク許容度とファンダメンタルズ分析に基づいて最終判断を下しましょう。
ブログ読者の皆さんは、この分析を踏まえて、ご自身の投資戦略を再確認してみてくださいね。
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