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芸術家 エゴン・シーレを知ろう! 自画像/裸体の女など

芸術家 エゴン・シーレは、オーストリア出身の画家です。20世期初頭のウィーンを代表する芸術家の一人で、クリムトからの指導と支援を受けて、類まれなる才能を開花しますが、スペイン風邪により28歳で早逝します。

本記事の内容

本記事では、芸術家 エゴン・シーレの略歴、代表作、書籍を紹介したいと思います。芸術家 エゴン・シーレは、オーストリア出身の画家です。20世期初頭を代表するウィーンの画家であるクリムトと共に有名な人物のひとりです。スペイン風邪により28歳という若さで残念ながら亡くなりますが、その作品は見る人に独特な印象を残す味わいがあり、その後の表現主義的芸術に大きな影響を残しました。

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目次

  1. 芸術家 エゴン・シーレの略歴
  2. 芸術家 エゴン・シーレの代表作 紹介
    • 1910 胎児と女
    • 1912 自画像
    • 1917 裸体の女
  3. 芸術家 エゴン・シーレの書籍 紹介
  4. まとめ

1.芸術家 エゴン・シーレの略歴

芸術家 エゴン・シーレは、1890年にオーストリアのニーダーエスターライヒ州トゥルンで生まれました。

エゴン・シーレの作品は、その作品の「強さ」と「生のセクシュアリティ」、そして「自画像」で有名です。 また、シーレの絵画やドローイングを特徴付けるねじれた体の形と表現力豊かな線は、表現主義の初期のスタイルとして認識されています。

シーレの父は、オーストリア国鉄のトゥルン駅の駅長でした。エゴン・シーレは子供の頃、電車が大好きで、電車を描くのに何時間も費やしていたそうです。

周りの人々にとって、シーレはとても奇妙な子供と見なされていたそうです。とても恥ずかしがり屋で控えめなシーレは、陸上競技とお絵かきを除いて学校での成績が悪く、下の学年のクラスにいたそうです。父親は、またシーレが妹のガートルード(ゲルティとして知られている)を見る目に対して、十分気をつけていたといいます。

シーレが14歳のとき、父親は梅毒で亡くなりました。シーレは母方の叔父であるレオポルド・チハチェクの家に移ります。叔父も父親と同じ鉄道関係者でした。チハチェクは、シーレの絵を描く才能を認め、家庭教師にアーティストのルートヴィヒ・カール・シュトラウフをつけました。

1906年、シーレはグスタフ・クリムトが学んだウィーンのクンスト・ゲヴェルベ・シューレ(美術工芸学校)に入学しました。最初の1年にシーレはウィーンのより伝統的な美術学校であったアカデミエ・デア・ビルデンデン・クンステに派遣されました。

1907年に、シーレは若い芸術家を惜しみなく指導したグスタフ・クリムトを探しました。クリムトは若いシーレに特に興味を持ち、彼の絵を購入して、それらを彼自身のものと交換することを申し出ました。

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シーレのためにモデルを配置して、常連客に紹介しました。クリムトはまた、シーレをウィーン工房や分離派と関連する芸術と工芸のワークショップに紹介しました。 1907年から1909年までのシーレの作品には、クリムトの作品との強い類似性があり、アールヌーボーの影響が含まれています。

1908年、シーレは最初の展覧会を開催しました。シーレは3年目を終えた後、1909年にアカデミーを去り、他の学生たちと一緒に「ニューアートグループ(Neukunstgruppe)」を設立しました。

シーレの最初の作品では、特にクリムトのスタイルの模倣が目立りますが、すぐに独自のスタイルを進化させていきます。

クリムトは、1909年のウィーン美術展で作品の一部を展示するようにシーレを招待しました。そこでシーレは、エドヴァルド・ムンク、ヤン・トーロップ、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホなどの作品に出会いました。

古きアカデミーの慣習の制約から解放されると、シーレは人間の姿形だけでなく、人間のセクシュアリティ自体を探求します。

シーレの作品は、当時のセクシャリティの基準ではすでにかなり大胆でしたが、クリムトの装飾的なエロティシズムが追加されて、絵画の中に伸び、変形、性的開放性などが顕著に現れるようになります。

これを比喩的にあらわした「歪み」が発生し、さらに大胆な一歩を踏み出しました。シーレの自画像には、シーレ独特の感情性、性的な正直さ、そして「美の理想」を比喩的な歪みによって表現しています。

1910年にシーレはヌードの実験を開始します。やせ衰えた病的な人物を色によって特徴づける決定的なスタイルを、しばしば強い性的な姿で表現しました。シーレはまた、子供たちの絵を描き始めました。

この型破りな作品とスタイルは、厳格な学界に反しており、そのゆがんだ線と比喩的な表現は大きな騒動を引き起こしました。

シーレは、その後1910年にプラハで開催されたニューアートグループ展覧会や、1912年にブダペストで開催された展示会など、数多くのグループ展に参加しました。

1911年、シーレは17歳のウォルブルガ・ノイジル(ウォーカー)と出会いました。ノイジルはウィーンで一緒に暮らし、シーレの絵画のモデルを務めました。

シーレとノイジルは、南ボヘミアの小さな町クルマウに移住します。クルマウは、シーレの母親の故郷でした。しかし、シーレはクルマウの10代の少女をモデルとして雇用したとされ、住民によって町から追い出されました。

その後、シーレの作品はより内面的な方向性を持ち、最終的には死や再生などのテーマを扱い始めるようになります。

二人は一緒にウィーンの西にあるノイレンバッハに移動し、安価なスタジオを探しました。シーレのスタジオはノイレンバッハに住む子供たちが集まる場所になりました。ここでもシーレは町の住民と騒動を起こし、1912年に14歳未満の少女を誘惑したとして逮捕されます。

警察は、シーレを逮捕して、ポルノと見なした100枚以上の絵を押収しました。シーレは裁判を待っている間投獄されました。

裁判になる前に誘惑の容疑は取り下げられましたが、子供たちがアクセスできる場所でエロティックな絵を展示した罪で有罪となります。

投獄の間、シーレは刑務所の独房に閉じ込められることの苦しさと不快感を描いた12枚の絵を作成しています。

釈放後、1913年にミュンヘンでシーレの最初の個展が開催されます。

1915年、シーレはノイジルを別れてエディスと結婚します。ノイジルは二度とシーレに会うことはありませんでした。

その後シーレは第一次世界大戦により徴兵されます。戦争中、シーレの絵はより大きく、より詳細になりました。兵役によってシーレの絵画の時間は極めて限られたため、彼の作品は風景や軍関係の描画となります。

シーレの妻エディスが、彼の描いた女性像のほとんどのモデルでしたが、戦争中はモデルが男性となります。1915年以降は、女性のヌードはより豊かになりましたが、他の作品では人は意図的に生命のない人形のような外観で描かれます。

シーレは、事務仕事が向いていると判断され、最終的には捕虜収容所の事務員としての仕事を与えられました。

そこで、彼は投獄されたロシアの将校を描くことを許されました。彼の指揮官であったカール・モーゼルは、スタジオとして使用するために使われなくなった貯蔵室をシーレに与えました。

1917年にシーレはウィーンに戻り、画家としてのキャリアに集中します。

シーレは1918年にウィーンで開催されたセセッション(ウィーン分離派)の第49回作品展に招待されました。

シーレはこの展覧会に50点の作品を提出し、メインホールに展示されました。彼はまた、展示会のポスターをデザインしました。それは最後の晩餐を彷彿させるものでした。作品展は大成功して、シーレの名前が知れ渡ります。

1918年の秋、ヨーロッパで2,000万人以上の命を奪ったスペイン風邪が大流行していました。

妊娠6か月であったエディスは、スペイン風邪に罹患して、1918年10月に亡くなりました。そして、シーレは妻の死からわずか3日後に亡くなりました。若干28歳でした。

このわずか3日間で、シーレはエディスのスケッチをいくつか描いています。

2.芸術家 エゴン・シーレ代表作 紹介

1910 胎児と女

クリムトと出会い、作品の変わっていった時期の作品であり、初期のヌード作品になります。

1912 自画像

自画像は、シーレにとって重要なモチーフのひとつです。

Public Domain

この作品は、1912年に描かれたもので、ノイジル(ウォーカー)と暮らしているときのものです。

1917 裸体の女

Public Domain

戦後にウィーンに戻り、絵画に集中しているときの作品です。シーレは1918年にウィーンで開催されたセセッション(ウィーン分離派)の第49回作品展に多くの作品を出し、2018年に亡くなりますので、本作品は最も最盛期にあるときの作品の一つといえます。

3.芸術家 エゴン・シーレの書籍 紹介

Egon Schiele: Drawings and Watercolors

この本では、エゴン・シーレのコレクションからのドローイングと水彩画を集めています。

内容としては、少年時代と初期の学術研究から始まっており、シーレのとても短い12年間のキャリアの中で、急速に芸術的素養が発展していく過程について説明しています。

年代順に編成されているので、とてもわかり易くまとめられています。

各セクションには、シーレの人生において主要な出来事と、ドローイングと油絵の発展との相互関係について説明しています。

また、美術館などでは未発表のシーレ水彩画を含み、またカラーで再現されたことのないいくつかの作品があります。

エゴン・シーレを知ることができる貴重な一冊です。

Thames & Hudson
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Schiele’s oils have often been reproduced and are well recognized. However, limited access to the fragile works on paper and dispersion among several collections have made for an unbalanced representation of his work as a draftsman.This book assembles drawings and watercolors from public and private collections and reproduces work from every year of the artist’s career, beginning with the juvenilia and early academic studies. The focus means that work that is rarely reproduced is represented extensively, providing a unique opportunity to study the rapid artistic development of Schiele over the course of his brief twelve-year career.The book is organized chronologically and divided into year-by-year sections. Each section includes a text that discusses the major events in Schiele’s life and the interrelation between the artist’s drawing and developments in his oil painting. Features a previously unpublished Schiele watercolor and several works that have never been reproduced in color.

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4.まとめ

芸術家 エゴン・シーレは、20世紀初頭のウィーンを代表する画家のひとりです。グスタフクリムのと影響を受けながら、独自の世界を作っていきます。この時代のウィーンを代表するクリムトとシーレですが、皆さんはどちらが好みですか。結構分かれるところですが、私はどちらも味わいがあって好きですし、また作品全体的に漂う退廃的な雰囲気などが似ていると思います。

注意説明 公共建築以外の場所の特定は行っていません。個人の所有物である住宅は、場所の特定をしないように配慮しております。ご了承くださいませ。

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