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黒い「サヴォア邸」って何?もうひとつのサヴォア邸が存在した!

サヴォア邸(ル・コルビュジエ設計)は、ル・コルビュジエの世界遺産を構成する建物のひとつです。建築に興味のある人なら誰でもこの有名建築が、なんと黒くなってしまった?いえ、精巧なレプリカ?があるのです!

本記事の内容

本記事では、ル・コルビュジエ設計のサヴォア邸ではなく、成功なレプリカ?のように見える「黒いサヴォア邸」を紹介したいと思います。なんとこの建築は、オーストラリアにあります!フランスとは程遠いオーストラリアに、なぜ黒いサヴォア邸が登場したのでしょう?そんな疑問にお答えします。

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目次

  1. 黒いサヴォア邸(アシュトン・ラガット・マクダガル事務所設計)の概略
  2. 黒いサヴォア邸の場所
  3. サヴォア邸(ル・コルビュジエ設計)の紹介
  4. まとめ

1.黒いサヴォア邸(アシュトン・ラガット・マクダガル事務所設計)の概略

これです!!!うーむ、どこからみても「サヴォア邸」です。

この「黒いサヴォア邸」は、アシュトン・ラガット・マクダガル事務所によって設計されたオーストラリアのキャンベラにある「オーストラリア先住民&トーレス海峡島民研究所」です。

この、オーストラリア先住民&トーレス海峡島民研究所(The Australian Institute of Aboriginal and Torres Strait Islander Studies:AIATSIS) は、黒であることを除けば、サヴォア邸のほぼ正確なレプリカ!と言われています。この建物は、2001年に正式にオープンしました。もう結構昔に建てられたのです。

アシュトン・ラガット・マクダガル事務所の建築家ハワード・ラガットは、オーストラリア国立博物館の一角にあるオーストラリア先住民&トーレス海峡島民研究所のために設計を行い、連邦政府の100周年記念助成プログラムによって、資金提供されました。

設計事務所のコメント以下の通りです。

Our client sought a building that would represent the ongoing nature of Indigenous culture, and AIATSIS’s role as a sophisticated learning institution. In our design presentations to AIATSIS, we referred to the one-time Bank building in Gertrude Street Fitzroy (1880), dramatically painted in the colours of the Aboriginal flag as an inspiration, as the idea of occupation. The AIATSIS board shared our thinking. What they vehemently did not want was the humpy-style so-called Aboriginal Architecture considered appropriate at the time.

Accordingly, ARM designed a black Villa Savoye (referencing the 1930 Paris building by Le Corbusier) as an understanding of a local version—an inversion, a reflection of Aboriginal architecture, culture or perceived attitudes. This idea reflected AIATSIS’s philosophy and produced a building compatible with the National Museum of Australia, yet distinct and independent.

引用元サイト:https://armarchitecture.com.au/projects/australian-institute-of-aboriginal-and-torres-strait-islander-studies/

つまり、AIATSISは先住民文化の継続的な性質と、洗練された学習機関としての建物を望んでおり、それを直接的に表すような伝統的アボリジニ建築ではなく、「文化のローカライズとしての反転」、「アボリジニが認識した反転した態度」を表象するために、ル・コルビュジエによるサヴォア邸を参照してそれを反転しながら、黒いサヴォア邸を設計したそうです。

なるほど。

じつは・・・・この建物の裏側がル・コルビュジエのサヴォア邸にそっくりで、黒いコピーと呼ばれているのですが、実際には、正面側につながっているのです。

内部も「なにか」を「反転しているの?」

それは現時点では不明ですが、ハワード・ラガットは、サヴォア建築の引用は「逆転、反射であり、一種の影でもある」と言っていますが、うーん、そっくりですね。

内部をレポートしましたら、是非とも更新したいと思います!

2.黒いサヴォア邸(オーストラリア先住民&トーレス海峡島民研究所)の場所

オーストラリア先住民&トーレス海峡島民研究所への行き方

キャンベラ空港から50分程度なので、結構気軽に行けます。キャンベラに行った際には、興味があれば是非とも足を運んでみてください!

3.サヴォア邸(ル・コルビュジエ設計)の紹介

ちなみに。本家のサヴォア邸のご紹介です。

世界遺産サヴォア邸
Photo: creative commons

サヴォア邸は、ル・コルビュジエが設計した近代建築を代表する建築です。フランス、パリ郊外のポワシーにあります。

1931年竣工して、近代建築五原則を実現した住宅として有名で、またリビングルームに設置されたシャルロット・ペリアンの家具シェーズ・ロング(LC4)などでも有名です。

詳しくは以下の記事にあります。

世界遺産サヴォア邸(ル・コルビュジエ設計)を知ろう!近代建築五原則の原点

サヴォア邸 Le Corbusier Villa Savoye1928-31―世界現代住宅全集05(Residential Masterpieces)

ル・コルビジェ著、写真は二川幸夫です。長年建築写真を撮り続けた傑作写真と、ル・コルビジェのサヴォア邸の考え方を知ることができる貴重な一冊です。

4.まとめ

ここでは、黒いサヴォア邸についてご紹介しました。まだ内部などわからないことが多いのですが、内部も同じように設計されているとすると、余計興味が湧いてきます。大きさの規模から言うと、サヴォア邸は住宅としてはかなり大きいので、こうした事務所が適しているのではないかと思います。内部を取材したら、記事を更新したいと思います。お待ちくださいませ。

注意説明 公共建築以外の場所の特定は行っていません。個人の所有物である住宅は、場所の特定をしないように配慮しております。ご了承くださいませ。

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