本記事の内容
本記事では、近代建築を知るための厳選書籍を紹介します。この５冊はどれを読んでも良いです。１冊読んで面白かったら、是非２冊、３冊と読み進めてくださいね！
目次
- 現代建築史（ケネス・フランプトン 著）
- 近代建築史―部分カラー版（鈴木 博之、横手 義洋、五十嵐 太郎 著）
- 近代建築史（石田潤一郎、中川 理 編）
- 実況・近代建築史講義（中谷礼仁 著）
- 近代建築への招待（ユリウス・ポーゼナー 著）
１. 現代建築史（ケネス・フランプトン 著）
題名は現代建築史ですが、内容はサリヴァン、ル・コルビュジエ、ミースなどの近代建築から始まります。
まず、建築史家の大御所であるケネス・フランプトンの見方を知っておくのは重要です。
アドラー、サリヴァンからヴァン・ド・ヴェルド、ル・コルビュジエ、ミース、そして安藤忠雄まで。近~現代建築の巨匠・様式・技法・実践を、広汎かつ周到に掘り下げ、「構築性」「批判的地域主義」などの観点から、建築におけるモダニズムの思考と展開に迫る、建築史の重要基本書。「BOOK」データベースより
２. 近代建築史―部分カラー版（鈴木 博之、横手 義洋、五十嵐 太郎 著）
こちらは、日本の建築史家である鈴木 博之、横手 義洋、五十嵐 太郎による本です。
日本からの「近代建築の見方」の基本を見ておきましょう！正統派ですね！
近代の都市と建築を幅広く理解するための教科書。現存するものを中心に部分的にカラー化。豊富な索引は事典としても使える。「BOOK」データベースより
３. 近代建築史（石田潤一郎、中川 理 編）
こちらは、詳細な索引がついているので辞書的にも読めると思います。
かなりの建築家と作品が網羅されているので、一望するのにピッタリです！
思想と現実のはざまで、「近代」は多様に結晶した。産業革命からポスト・モダン以後まで、類書を圧倒する多数の建築家・作品を取り上げ、近代建築の全貌を明らかにする。詳細な索引付。「BOOK」データベースより
４. 実況・近代建築史講義（中谷礼仁 著）
こちらは、建築史家の中西礼仁の書籍です。
早稲田大学ティーチングアワード総長賞受賞した講義の内容をまとめたものであり、建築史家の中西礼仁の独自の見方が示されています。
とても読みやすいのでおすすめです！
『実況・比較西洋建築史講義』と対をなす中谷建築史第一弾。ルネサンスから現代まで、ブルネレスキから藤森照信まで、近代500年の建築史を全12回で駆け抜ける。早稲田大学ティーチングアワード総長賞受賞講義を実況収録。近代建築の始まりをルネサンスにおき、第1部はルネサンスから産業革命まで、第2部はモダニズム建築の誕生と発展を概観する。第3部は日本に舞台を移し、江戸時代における建築の近代的萌芽を探り、現在を展望する。建築と建築様式の変遷、建築家たちがどのような課題に応え、どんな作品を生み出してきたのか、確かな歴史観の下にわかりやすく批評・解説。読んだら建築史が好きになる早稲田大学の人気講義をまるごと収録。版を重ねたLIXIL版の内容そのままに継続刊行。付録・近代建築家生没年年表付。（アマゾンより）
５. 近代建築への招待（ユリウス・ポーゼナー 著）
こちらは、私の好きな近代建築史の入門書となります。
ユリウス・ポーゼナーは、1904年11月4日のドイツ生まれです。
A・ロース、ブルーノ・タウトからル・コルビュジエといった近代の建築家と同時代を生きました。
そうした時代の目撃者としての目が近代建築史に反映しています。
状態の良い中古本があれば、是非手に入れて欲しいです。
希望と理念に彩られたモダニズム建築の可能性の中心とは、何だったのか―。A・ロース、ブルーノ・タウトからル・コルビュジエまで、20世紀建築の現場を同時代人として目撃した建築家のみがなし得る貴重な証言。
最後に
如何でしたか？今回は近代建築史を知るための厳選書籍【【5選】を紹介しました。近代建築を知るだけでなく、近代建築の歴史の見方を知ることは、とても重要と思います。
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