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建築家 篠原一男が執筆した必ず読むべき必須本【10選】(日本語は全ての書籍あり)

建築家 篠原一男は、戦後の住宅建築に極めて大きな影響を与えた建築家です。

私は、プロフェッサーアーキテクトという方が適しているように思います。

多くの後進を育てた教育者でもありました。

東京理科大学と東北大学で数学を専攻後、建築に転向し清家清の研究室で学んでいます。

特に「住宅」にこだわって、多くのコンセプチュアルなデザインを実践しています。住宅なので外観しか見に行けないのがとても残念です。

世界的にも知られている建築家で、ヘルシンキ現代美術館の設計コンペでは、篠原一男も指名されてコンペに参加しています。

残念ながら勝ったのはスティーヴン・ホールでしたが・・・。

建築家 篠原一男は、プライベートな住宅をデザイン実践の現場にしていたので、雑誌に作品を発表することをとしても重視していました。

雑誌では、公表する写真も厳選されており、写真、図面、解説において自らのコンセプトを最大限に生かせる表現方法を行っています。

そのため、篠原の思想は世界的にも影響を与えたと言えるのかもしれません。

まさに、言葉は建築そのものですね。

学生
先生、「建築家 篠原一男」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「建築家 篠原一男」といえば、白の家 (1966)が有名ですね。なんと、計画道路上にあったので竣工早々に取り壊しの危機にありました。その後、道路はなかなか作られずにいましたが、急に道路工事が始まることになり移築されています。こうして住宅が移築されてまで残っていくのがすごいですね!実物が見たいけど見れない!これが、篠原一男の建築なのです。

本記事の内容

本記事では、建築家 篠原一男のことをより良くを知るために、篠原一男自身が執筆した本【10選】をご紹介します。篠原一男の本といえば、「住宅論」が有名です。あとは、JA NO.93が雑誌を網羅的に収録しているので、なくならないうちに手に入れておきましょう!

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目次

  1. JA NO.93 篠原一男(篠原一男 著)
  2. 住宅論 (SD選書 49)(篠原一男 著)
  3. 篠原一男住宅図面(篠原一男 著)
  4. 篠原一男(篠原一男 著)
  5. アフォリズム・篠原一男の空間言説(篠原一男 監修)
  6. 超大数集合都市へ(篠原一男 著)
  7. 続住宅論 (SD選書) (篠原一男 著)
  8. 篠原一男経由 東京発東京論(篠原一男 編)
  9. 【評論】建築家・篠原一男―幾何学的想像力(多木浩二 著)
  10. 【評論】Kazuo Shinohara: 3 Houses(Christian Dehli 著, Andrea Grolimund 著)

1. JA NO.93 篠原一男(篠原一男 著)

この本は、絶版になる前に必ず手に入れたいものです。

篠原 一男は、雑誌への公表を重視して、巧みにメディア戦略をとりながら自らの主張を徹底していきました

その意味で、「建築雑誌」を見ないことには篠原一男は語れません。

この本は、初出となった『新建築』『JA』発表当時の掲載写真、図面、作品解説をできる限りそのまま再録してます。

しかも、1954年の「久我山の家」から遺作となった未完の「蓼科山地の初等幾何」までの全作品についてです。

これで、古い雑誌を探してコピーすることから解放されます。

その意味で、この本はまさにバイブル的なもの言っても良いと思います。

『JA93』は建築家、篠原一男を特集します。篠原一男は、戦後日本を代表する建築家のひとりとして、世界にその名が知られていることは異論はないでしょう。
一方で篠原は、雑誌に作品を発表することをきわめて重視した建築家です。それは、作品のほとんどがプライベートな住宅であったことも一因しています。写真、図面、作品解説においても自らの主張を徹底し、表現方法を模索し続けました。篠原の思想は、そのほぼすべてが自身が心を砕いたメディアの上に定着したと言えます。
本誌では、1954年の「久我山の家」から遺作となった未完の「蓼科山地の初等幾何」までの全作品について、篠原との綿密な打ち合わせの上に初出となった『新建築』『JA』発表当時の掲載写真、図面、作品解説をできる限りそのまま再録しています。それが、篠原が見つめた建築に、正面から迫るものであると考えたからです。
2006年に亡くなってからも、ベネチア・ビエンナーレでは特別金獅子賞が贈られたほか、中国、アメリカなどで回顧展が次々に開催されています。多様なる現代に共鳴し続けるのはなぜか。その理由もまた本誌から読み取って頂ければと思います。

2. 住宅論 (SD選書 49)(篠原一男 著)

篠原 一男著作の中で最も有名な本となります。

まずは、篠原一男の思想をする最初の本として必須本です。

非合理性を含めた人間の「生」の空間を追い、「美」をさぐり、「永遠性」を主張する著者の、「住宅は芸術である」、「三つの原空間」など、評判高い諸論文十数編をまとめたユニークな評論集。

3. 篠原一男住宅図面(篠原一男 著)

これは、篠原一男の全住宅図面集です。

なんと「白の家」の矩計詳細図まで載っているので、見ていて興奮ものです。

久我山の家、谷川さんの家、狛江の家、花山北の家、白の家などの初期の建築が私は好きです。

篠原一男の住宅図面集です。手書き図面も多少ありとても参考になります。 建築設計者にはお勧めの本です。住宅作家・篠原一男の弟子たちによってまとめられた篠原一男の全住宅図面集。生前はなかなか見れなかった詳細図まで収録。「白の家」の矩計詳細図に篠原建築の真髄を見たという人も多い。 [主な目次] 第1の様式(久我山の家、谷川さんの家、狛江の家、花山北の家、白の家 ほか) 第2の様式(未完の家、直方体の森、同相の谷、海の階段、直角3角柱 ほか) 第3の様式(糸島の住宅、上原通りの住宅、花山第3の住宅、高圧線下の住宅 ほか) 第4の様式(ハウス イン ヨコハマ、ハネギ・コンプレックス、ほか  プロジェクト 蓼科山地の初等幾何 ほか)

4. 篠原一男(篠原一男 著)

残念ながら絶版です。中古で良いものがあれば是非手に入れておきましょう!

篠原一男の全軌跡が網羅されています。

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透明な力の幾何学、篠原一男の全軌跡。「久我山の家」から「横浜港国際客船ターミナル設計競技案」まで、全55作品を網羅。書き下ろし論文160枚掲載。思考の痕跡が刻み込まれたドローイングを初公開。

5. アフォリズム・篠原一男の空間言説(篠原一男 監修)

篠原一男の空間言説と題して、これまでの設計についてわかりやすくまとめています。

篠原一男自身が、自分の思想をどのように考えて評価しているのかわかり、なかなか興味深いですね。

1954→現在、そして未来へ。形と論理、視線と状況、そのメカニズムと運動の全貌。

6. 超大数集合都市へ(篠原一男 著)

超大数集合都市という言葉に「数学」的な要素を感じます。

東京を超大数の人と物の集合する都市として、今までの大都市と異なる新しい「都市」論を展開します。

本書は、建築家篠原一男が語る都市論である。誰もがあこがれる世界の都市について、道、広場、集落などといった視点から語り、最後は東京をモデルとした現代の超大数集合都市(超大数の人と物の集合組織が稼動する都市)にまで議論が及んでいる。登場するのは南スペインのミハス、ペルーのクスコ、ギリシャのアテネ、イタリアのローマといった歴史的な都市から、ニューヨーク、新宿、渋谷といった近代都市まで。通常我々が旅先で何となく目にしている都市についての豊富な知識と新鮮な視点を提供している。これらの都市の歴史や思想的背景、デザイン的な視点から見た美しさを知れば、これまで好きだった都市がさらに魅力的に見えてくる。建築や都市設計を志す人にとっては、これまでの都市開発の歴史を、建築家たちの試みの結果として読むこともできる。

こうした新しい都市の把握の仕方は、なんていうか、ちょっと違いますが、サスキア・サッセンの「グローバルシティ」を思い出します。

7. 続住宅論 (SD選書) (篠原一男 著)

住宅論に続く第二弾です。

私が語るまでもなく、多くの住宅に関する論議の中で必ず引用される書籍です。

読んでおくべき必須本の一つです。

人間と空間との間の新しい緊張関係を作りだすあらゆる手がかりを、横切ってきた世界の<共時都市>の原風景の中に、民家集落の調査の中に、また自らの設計の中に求めて、一人の建築家の内部に燃焼する空間理念をみごとにうたいあげた評論集。

8. 篠原一男経由 東京発東京論(篠原一男 編)

こちらは、篠原一男が編集して、いわゆる「シノハラ・スクール」の建築家たちが語るあたらしい都市論です。

シノハライズムを感じることができます!

篠原一男の40年間にわたる都市への予測透視、「カオスの美」、「数学的都市」、「プログレッシヴ・アナーキー」、「超大数集合都市」…。その眼差しを経由して「シノハラ・スクール」の若き建築家たちが、世界の主要都市を舞台に発信する、リアルかつ刺激的な21世紀都市論=東京論。

9. 【評論】建築家・篠原一男―幾何学的想像力(多木浩二 著)

多木浩二は、日本の美術評論家・写真評論家・建築批評家です。

わたしも結構好きで多木浩二の本は読んでいますが、こちらは多木浩二による「篠原一男論」です。

薄い本ですが、読みやすくてこちらも私の机の側にあります。

「住宅は芸術である」―。日本的伝統に立脚しつつ、幾何学的精神に満ちた美しい空間を探求し続けた神話的建築家・篠原一男。生きることの意味と美と永遠性が創出されたその住空間の魅力と理念を精緻に分析し、建築空間の可能性を切り拓いた意欲的クリティーク。

なにか、「象設計集団」を語るスーザン・ソンタグを思い出します。

筑摩書房
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10. 【評論】Kazuo Shinohara: 3 Houses(Christian Dehli 著, Andrea Grolimund 著)

こちらは、英語による評論本です。

「白の家」、「上原通りの住宅」、「ハウス イン ヨコハマ」を題材にしています。

Kazuo Shinohara: 3 Houses analyzes three major works, House in White (1966), House in Uehara (1976) and House in Yokohama (1984), by the late Kazuo Shinohara (1925–2006), one of the most important and influential Japanese architects of the twentieth century.

最後に

如何でしたか?今回は、建築家 篠原一男のことをより良くを知るために、篠原一男自身が執筆した本10選をご紹介しました。私は代々木上原をふらっと歩いていたら、突如「上原通の家 (1976)」に遭遇して、狂喜したことを覚えています。もちろん中は見れないのですが、外観だけでもなぜかうれしかったです。頭に入っていた図面を総動員して、内部を想像しました。なんかもどかしいのですが、それが良いのですよね!

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