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大名・茶人・建築家・作庭家 小堀遠州を知るための厳選書籍【5選】

小堀遠州は、日本のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれます。

小堀政一(こぼりまさかず)が正式な名前で、小堀遠州は、武家の官位を受ける際に「遠江守」を名乗ったところから来る通称です。

大名・茶人・建築家・作庭家・書家として有名です。

まさに八面六臂の才能があり、それを遺憾なく発揮していますね。

また、小堀遠州は安土桃山時代から江戸時代前期にかけての激動の時代を生き抜いた武将でもあります。

使えていた羽柴秀長の死後に、秀吉直参となって伏見に移ります。

ここで、古田織部から茶の湯を学びます。

茶の湯

小堀遠州の茶の湯は、「きれいさび」と言われます。

現在も、遠州流として続いていますね。

小堀遠州は、和歌を学んで茶の湯に王朝文化の美意識を取り入れており、その点では千利休と一線を画します。

華道

この小堀遠州の美意識は華道にも反映されています。

それは、茶の湯に生けられる「茶の花」から、独自の「華道」へ昇華します。

その小堀遠州の花の流儀と思想は受け継がれて、江戸時代の後期に特に栄えました。

作事(建築)

小堀遠州の作事としては、備中松山城の再建、駿府城修築、名古屋城天守、後陽成院御所造営などが挙げられます。

また、京都の金工師であり、加賀藩前田家の家臣の後藤覚乗の茶室はかなり有名です。

この茶室・擁翠亭は、「十三窓席」といわれ、ここでも千利休との違いが明白です。

茶室・擁翠亭は、桂離宮につながる美意識を感じます!

いいですよー!

というわけで、今回は大名・茶人・建築家・作庭家 小堀遠州を知るための厳選書籍のご紹介です。

庭園

設計した主な庭園です。どれもすばらしい・・・!

  • 金地院「鶴と亀の庭」
  • 南禅寺方丈「虎の子渡しの庭」
  • 元離宮二条城二の丸「八陣の庭」
  • 仙洞御所庭園
  • 孤篷庵「近江八景の庭」
  • 桂離宮庭園
  • 曼殊院庭園
  • 頼久寺「鶴と亀の庭」
  • 龍潭寺
学生
先生、「小堀遠州」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「大名・茶人・建築家・作庭家 小堀遠州」といえば、大きな畳石や、幾何学的な正方形の切石を配置した空間構成がよく知られていますね。特に松琴亭前の石橋は有名ですね!是非、桂離宮に行ってみましょう!

本記事の内容

本記事では、大名・茶人・建築家・作庭家 小堀遠州を知るための厳選書籍を紹介します。小堀遠州は、武士でありながら、官職について活躍し、大名・茶人・建築家・作庭家として高い美意識で芸術の統合を図ったように感じます。あとは、作庭における空間構成はとても現代的なのが好きですね。

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目次

  1. 小堀遠州 綺麗さびの極み (とんぼの本)
  2. 小堀遠州―気品と静寂が貫く綺麗さびの庭 (シリーズ京の庭の巨匠たち)
  3. テクノクラート小堀遠州: 近江が生んだ才能 (淡海文庫)
  4. 小堀遠州茶友録 (中公文庫)
  5. 新・小堀遠州の書状
  6. 茶人・小堀遠州の正体 寛永文化の立役者 (角川選書)
  7. 小堀遠州―「綺麗さび」のこころ (別冊太陽 日本のこころ 160)

1.小堀遠州 綺麗さびの極み (とんぼの本)

”綺麗さび“とは何か!!

の疑問に答えてくれます。

小堀遠州の入門書籍として最適と思います。

庭造りの名人として名高い遠州。彼にはまた、名建築家、天下第一の茶の宗匠、そして桃山から江戸への激動の時代を生き抜いた、有能な政治家としての顔もあった。まさに八面六臂の大活躍ぶりは、さしずめ”日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ“! 彼が好んだ”綺麗さび“の世界とは何かを探りつつ、この謎の達人の全貌に迫る。

2.小堀遠州―気品と静寂が貫く綺麗さびの庭 (シリーズ京の庭の巨匠たち)

こちらは、小堀遠州の庭に関する入門書として最適です。

主な作庭の詳細をまとめてあります。

この美意識の徹底ぶりは、ちょっと違いますが上田義彦の写真と似たような印象を受けます。

上田義彦も建築好きと思うので、きっと小堀遠州も好きなのではないかと勝手に思っています。

写真で見てから空間を体験するのがおすすめです。

あまたの茶人が流儀を競うなかで、千利休、古田織部と並び称されるまでに新しい茶の世界を切りひらいた小堀遠州。歌を詠み、花をいけ、端正でやさしさに満ちた美を追究しつつ王朝趣味に生きた遠州には、死をもって生を表現した利休・織部の悲しさはない。狩野探幽に豪華美麗な障壁画を描かせ、草庵の囚われを排除して書院を茶室にして端正な品格をつくる。しかも中国、朝鮮半島、ひいてはオランダの焼き物を注文して茶道具とする趣味人。多彩な交遊関係・パワーバランスのなかで寛永のサロン文化と美術工芸品に囲まれた日々を楽しむ遠州は、徳川に仕える大名でもある。郷里の近江と琵琶湖を思いつつ、絵画や建築、茶室、庭をプロデュースし、それぞれが響きあう一体感の創出に新境地を見だした遠州は、日本文化の系譜に巨大な足跡をしるした。その遠州好みを追究するにつれ、遠州の「よくぞここまで」という徹底したこだわりと研ぎ澄まされた感性が見えてくる。

■掲載庭園
金地院「鶴と亀の庭」/ 南禅寺方丈「虎の子渡しの庭」/ 元離宮二条城二の丸「八陣の庭」/ 仙洞御所庭園/ 孤篷庵「近江八景の庭」/ 桂離宮庭園/ 曼殊院庭園/ 頼久寺「鶴と亀の庭」/ 龍潭寺

3.テクノクラート小堀遠州: 近江が生んだ才能 (淡海文庫)

古文書から人間 小堀遠州をつかみます。

茶、生け花、和歌、造園といった側面だけでなく、政治家としても優秀だったのがすごいですね!

茶、生け花、和歌、造園などに通じた文化人、小堀遠州は、幕府の有能な技術官僚でもあった。生地・長浜を始め、各地にのこる古文書を読み解き、彼の知られざる実像に迫る。2002年発行の増補改訂版。

4.小堀遠州茶友録 (中公文庫)

小堀遠州の周りにいた「大名」や「文化人」との交流を描きます。

どんな人と一緒にいたのかはとても重要ですよね。

幕府奉行職にして多くの建築・庭造りに参画、当時のデザイン感覚をリードした茶の宗匠・遠州は「綺麗さび」「遠州好み」という言葉をも生み出した。本書は将軍をはじめ、大名、公家、僧侶、町衆に至るまで各界五〇人との幅広い交流とその行方を描く。寛永文化を代表する数寄大名・マルチアーティストを多角的な観点から研究した稀なる外伝。図版多数。「BOOK」データベースより

5.新・小堀遠州の書状

書状から、小堀遠州を読み解きます。

私はこういうのが結構好きです。

「綺麗さび」とよばれる新たな境地を茶道にもたらした小堀遠州。
その書状からは、古田織部、松花堂昭乗、伊達忠宗ほか、当時の高名な文化人や大名などとの広いネットワークがうかがえる。
紫衣事件で配流の身となった澤庵宗彭、処罰を主導した金地院崇伝の双方とも親しく、それゆえの苦悩など、江戸初期の社会とそこで生きた遠州の人となりを、遠州茶道宗家十三世小堀宗実家元の解説により読み解く。

収録書状

1 東海寺和尚宛 歳暮歌入りの文/2 春雨庵宛 御詠三首御礼/3 竜光院宛 大坂の陣出陣先より/4 江月和尚宛 若菜歌入りの文/5 板倉周防守宛 茶の湯招待への御礼/6 木下長嘯子宛 松の葉に歌入りの文/7 朽木民部宛 茶道具鑑定/8 朽木民部少輔宛 百合の御礼/9 細川忠利宛 粗餐への招待/10 岡将監宛 大膳の事/11 岡将監宛 井戸茶碗の事/12 池田光政宛 御指図報告の返書/13 沢宗也宛 椿の接ぎ木依頼(椿の絵入り)/14 佐川田喜六宛 将軍御見送りの事/15 岡本言当宛 寿ぎの歌への返歌/16 竹腰正信宛 椿の御礼/17 伊達忠宗宛 洪水のお見舞いと利休物相茶入の事/18 清水道閑宛 一月二十八日付/19 清水道閑宛 利休物相茶入盆の事/20 松花堂昭乗宛 三幅対の事/21 竹腰正信宛 掛物表具之義見事につき/22 竹腰正信宛 掛物の表具出来の事/23 阿部備中守宛 ろくとうと干し魚の御礼/24 阿部豊後守宛 こんにゃく答(到)来御礼/25 竹腰正信宛 御掛物表具の事/26 松花堂昭乗宛 生野茶入の事/27 牧野佐渡守宛 鶴の羽箒の事/28 遠州・織部往復書状/29 金地院崇伝宛 金地院作事の事/30 澤庵宗彭宛 流配餞別の文/31 水野兵九郎宛 在中庵茶入添文

書状というとやっぱり江戸時代を感じますが、普通に考えると「手紙」ですね。

手紙から「ひととなり」を考える本は、フランク・ロイド・ライトのこんな本もあります。

6.茶人・小堀遠州の正体 寛永文化の立役者 (角川選書)

草庵ではなく、書院を茶室にしていたのは、やはり千利休と対極にあります。

そんな小堀遠州の美意識がよくわかります。

小堀遠州の生きた時代は、後水尾天皇を中心とし、茶の湯では、千宗旦・金森宗和・小堀遠州、生け花では池坊専好、儒学では石川丈山・林羅山、禅では沢庵宗彭、書は寛永の三筆(近衛信尹・松花堂昭乗・本阿弥光悦)、美術では、俵屋宗達・狩野探幽・野々村仁清などがいて、まさに文化が花開いた時代だった。当時の建築物としては桂離宮・修学院離宮・日光東照宮などがある。
その時代に、幕府の作事奉行として、デザイン等を仕切っていた小堀遠州の人物像は、意外に知られていない。本書では、茶陶研究の第一人者である著者が、当時の茶会記や、周辺の記録を分析し、その考え方や人物像を明らかにしていく。草庵の囚われを排除し書院を茶室にして、端正な品格を生み出し、また中国、朝鮮半島、オランダに焼き物を注文するなどその美意識の高さはいまなお注目に値する。千利休、古田織部と並び称されるまでに新しい茶の世界を切りひらいた芸術家・小堀遠州の美意識とは。

7.小堀遠州―「綺麗さび」のこころ (別冊太陽 日本のこころ 160)

こちらは、雑誌「別冊太陽」の特集です。

大型の本なので、写真も綺麗です。

ざっと流して読めるので、写真主体で小堀遠州の全体像を把握できます。

最後に

如何でしたか?今回は、大名・茶人・建築家・作庭家 小堀遠州を知るための厳選書籍を紹介しました。小堀遠州は、奥が深いです。また、江戸時代前半に活躍したので、資料は限られていますし、その読み取り(解釈)は歴史家によりますね。調べると新しい歴史観が構築できるかもしれません。古い文献にもあたってみたいですね。

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