「中古マンション購入完全ガイド」連載中!

建築家 ジョサイア・コンドルが執筆した必ず読むべき必須本【6選】(日本語は全ての書籍あり)

建築家 ジョサイア・コンドルは、明治政府のお抱え建築家としてイギリスから招かれて、日本の近代建築の礎を築いた重要な建築家です。

来日して、なんと若干25歳のときに工部大学校の建築学教授となります。

5年契約で建築学教授職に就任して、その後は最初の教え子であった辰野金吾が教授を引継ぎます。

来日後にジョサイア・コンドルは、日本の伝統文化にも強い興味をもち1881年(明治14年)に日本画家であった河鍋暁斎に入門しています。

その時のことを執筆した本は以下で紹介しますが、「日本画家 河鍋暁斎」を世界に紹介した人物でもあります。

また、41歳で舞踊家であった前波くめと結婚します。

その後、生花の本を出したり、作庭の本を出したりします。

それらの書籍は、今でも日本の伝統的な和風住宅周りを紹介する本としてはこれ以上ないぐらいの一級品となっています。

学生
先生、「建築家 ジョサイア・コンドル」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「建築家 ジョサイア・コンドル」といえば、鹿鳴館や岩崎家の第三代当主・久彌の岩崎邸が有名ですね。しかし、日本文化にも精通していて、ヨーロッパにわかりやすく日本文化の真髄を紹介した人物です。設計者と違う面も調べてみると面白いですよ

本記事の内容

本記事では、建築家 ジョサイア・コンドルのことをより良くを知るために、ジョサイア・コンドル自身が執筆した本【6選】をご紹介します。ジョサイア・コンドルの本といえば、「ジョサイア・コンドル建築図面集」がみていて感動するぐらい面白いです。他にも 「河鍋暁斎 (岩波文庫)」が、旅行の時に飛行機の中で読んで、かなり面白かったのを思い出します。

よかったらこちらの記事もどうぞ

目次

  1. 河鍋暁斎 (岩波文庫)(ジョサイア・コンドル 著)
  2. 図解 庭造法(ジョサイア・コンドル 翻訳、本多錦吉郎 著)
  3. 美しい日本のいけばな(ジョサイア・コンドル 著)
  4. The flowers of Japan and the art of floral arrangement(ジョサイア・コンドル 著)
  5. 日本庭園入門―Landscape gardening in Japan(ジョサイア・コンドル 著)
  6. ジョサイア・コンドル建築図面集 1-3(ジョサイア・コンドル 著)

1. 河鍋暁斎 (岩波文庫)(ジョサイア・コンドル 著)

ジョサイア・コンドルは、1881年(明治14年)に日本画家であった河鍋暁斎に入門して、その後は師匠と弟子の関係が長く続きます。

なんと、河鍋暁斎より一文字もらって「暁英」という画号を使っています。

日本画の技法を駆使して描く河鍋暁斎の姿も克明に書いており、建築家ジョサイア・コンドルとは別の姿を知ることができます。

幕末明治期の天才画家河鍋暁斎。その群を抜いた画力に惹かれた弟子の中には、かの鹿鳴館の設計者コンドルがいた。「暁英」の画号を持つ愛弟子が、親しく接した師の姿と、文明開化の中で廃絶した日本画の技法を克明に記し、暁斎の名を海外にまで広めた貴重な記録。

2. 図解 庭造法(ジョサイア・コンドル 翻訳、本多錦吉郎 著)

こちらは、日本古来の造庭法についての研究を紹介した良書です。

ジョサイア・コンドルも、この本を参考にしたのだと思います。その際に、翻訳した内容を英文で解説しています。

なんか、日本文化と格闘するジョサイア・コンドルが見えるようで面白いですね。

¥1,650 (2024/04/29 08:27:57時点 Amazon調べ-詳細)

原本は明治二十三年に初版発行され、日本古来の造庭法を初めて科学的に研究紹介した著書として注目を集めました。本書は明治四十年の改訂版発行時に彩色された一層鮮やかな図版を豊富に収録し、改訂時に付録として付け加えられた解説と図版七点も収録。さらに解説は明解な現代語訳にさしかえ、鹿鳴館の建築家として名高いジョサイア・コンドルによる英文解説を付けました。

3. 美しい日本のいけばな(ジョサイア・コンドル 著)

原本『ザ・フローラル・アート・オブ・ジャパン』は、日本の生花を世界に紹介する本としては、これ以上のものはないと言われる本です。

外国から見る「生花」の世界観を知ることができます。

著者は鹿鳴館をはじめ、明治を代表する多くの西洋建築を設計し、「日本建築学会の父」と称された英国人である。本書の原本『ザ・フローラル・アート・オブ・ジャパン』は英文によるいけばな書ではこれに勝るものはないといわれる好著。日本人がいけばなにもつ、自然との関係の中で醸成してきた独特の感性を伝えている。

4. The flowers of Japan and the art of floral arrangement(ジョサイア・コンドル 著)

こちらは、原本『ザ・フローラル・アート・オブ・ジャパン』となります。

英文で読みたい方はこちらへ。

This beautiful and informative book was the first glimpse most Westerners ever had of the Japanese art of ikebana. Its author, Josiah Conder, was a British architect invited to Japan at the end of the nineteenth century to help create Japan’s first Western-style buildings. Conder remained there for the rest of his life, and his love of the country and its culture inspired him to undertake years of study of Japanese Painting, gardens, and flower arrangement.

5. 日本庭園入門―Landscape gardening in Japan(ジョサイア・コンドル 著)

ジョサイア・コンドルが1893年に出版した英文の日本庭園入門です。庭園に関しては、江戸時代の1633年の文献などを参照しながらビクトリア朝の視点を含む記述があり、ジョサイア・コンドルの視点が本当に面白いです。

Landscape Gardening in Japan was first published in 1893 by Josiah Conder, a British architect, urban planner, and teacher, who had come to Japan in 1877 to serve as a professor of architecture at the forerunner of Tokyo University and as a consultant to the Ministry of Engineering.
A man of wide interests, Conder was encouraged by the warm reception given his 1891 Flowers of Japan and the Art of Floral Arrangement to undertake a book on gardening. In preparing the present book, he relied not entirely on his own observations but consulted, and “freely borrowed from,” some of the most reliable Japanese sources available at the time, the oldest dating to 1633. The resulting book is the product of a Western, Victorian perspective with access to Japanese authoritative texts.

6. ジョサイア・コンドル建築図面集 1-3(ジョサイア・コンドル 著)

ジョサイア・コンドルの現存図面を見ることができます。

わたしは、「ジョサイア・コンドル建築図面集 1」しか持っていませんが、見ていて感動ものです。

<ジョサイア・コンドル建築図面集 1>ジョサイア・コンドルの現存図面を網羅した図面集。
工部大学校南門及び門衛室/開拓使物産売捌所/上野博物館/山里謁見所/西京表公旅館/裏霞ヶ関官邸/上下両院/岩崎家深川別邸/飯倉教会/東京復活大聖堂(ニコライ堂)/岩崎家駿河台邸/基督教青年会館/唯一館

<ジョサイア・コンドル建築図面集 2>
三菱1号館/岩崎家茅町邸洋館・撞球場/独逸大使館/赤坂表町住宅/高田邸/横浜ユナイテッド倶楽部/渡辺邸/赤星家大磯別邸/末延邸洋館・表門/岩崎家高輪別邸洋館・トルコ風呂他/鎌倉海浜院ホテル/岩崎家箱根湯本別邸/岩崎家玉川廟/アルウィン邸/岩永邸/園田邸/赤星家赤坂邸本館

<ジョサイア・コンドル建築図面集 3>
岩崎家元箱根別邸/三井家倶楽部/島津邸/古河邸/北下浦別邸/川崎邸/山県邸/成瀬邸/丸の内美術館/欧風住宅/居留地商館/住宅/教会A~E/有栖川宮邸/北白川宮邸/工部大学校教師室書棚/延遼館家具/築地トリニティ教会室内装飾

最後に

如何でしたか?今回は、建築家 ジョサイア・コンドルのことをより良くを知るために、ジョサイア・コンドル自身が執筆した本6選をご紹介しました。「当時の日本人が気付いていなかった日本文化の奥深さをヨーロッパ人が発見した」という視点はブルーノ・タウトが有名ですが、ジョサイア・コンドルの視点も同様ですね。やはり建築家として細かい機微に飛んだ独自の視点を持っています。そこに住んでいると「当たり前」でなかなか気づかないことって多いなと思います。

ちょっと開いた時間に書籍を聞くサービス

建築をやっているとたくさん本が読みたくなりますが、なかなか時間がない人も多いのでは!

そんな時は書籍を聞くこともできます。

特に電車の中などで通勤・通学中の時間に良いと思います。

現在2ヶ月無料体験実施中なので、まずは1度試してみてください。

Amazonオーディブル

Amazonプライム Student/学生は6ヶ月無料

AmazonプライムStudentは、学生用のAmazonプライムです。

なんと、書籍のポイント還元最大10%となります。

現在、学生だと6ヶ月は無料で利用できます。

あとは、Amazonプライム映画やドラマなども、見放題なのでとても便利で使えると思います。

Amazonプライム Student(学生向け)

Amazonプライム/一般会員は1ヶ月無料

一般会員は1ヶ月無料で利用することができます。

Kindleの利用もできるので、電子書籍はめちゃ便利です。

Amazonプライム(一般向け)

さらに、Amazonファミリーがあります!

幼い子供がいる方やこれから家庭を始める方のための、Amazonプライム会員限定のサービスです。

上記の、プライム会員(年会費3,900円、税込)に申し込み、お子様の出産予定日/誕生日を登録すると、AmazonプライムとAmazonファミリーの両方の特典を受けることができます。

*Amazonプライムの年間会員費以外の追加料金はありません。

こんな記事も読まれています

シェアしてくれるとうれしいです!
ABOUT US
すむことコム管理人 シミズ
本ブログは、主コンテンツとして住居×投資×生活、副コンテンツとしてペット・パソコン&アプリ関係など、専門分野と娯楽の情報を発信しています。生活を楽しむために、お役に立てれば幸いです。