アーネスト・ヘミングウェイについて
ヘミングウェイは、1899年にイリノイ州に生まれました。父は医師で、母は声楽家でした。
父は活動的で、ヘミングウェイは父から釣りや狩猟、ボクシングなどの手ほどきを受けたそうです。
こうした点がハードボイルドな印象を作っていったのかと思います。
高校卒業後の1917年に、地方紙「カンザスシティ・スター(英語版)」の見習い記者となるも退職します。
翌年、赤十字の一員として第一次世界大戦における北イタリアのフォッサルタ戦線に赴き、そこで負傷兵を助けようとして重傷を負います。
戦後はカナダ・トロントにてフリー記者をつとめ、特派員としてパリに渡り小説を書き始めた。
フィッツジェラルド、ドス・パソスなど「ロスト・ジェネレーション」の作家たちと交流していきます。
スペイン内戦、第二次世界大戦でも従軍記者としてルポを書く一方、その経験を元に『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』を書き上げました。
戦後はキューバに渡り、1952年に発表した『老人と海』でピュリツァー賞を受賞します。
そして、1954年にはノーベル文学賞を受賞しました。
その直後に飛行機事故にあいますが、生還します。
晩年は、事故の後遺症による精神的な病気に悩まされるようになり、執筆活動も次第に滞りがちになっていきます。
1961年7月2日の早朝、散弾銃による自殺を遂げます。
62歳でした。早すぎますね。
目次 − アーネスト・ヘミングウェイの厳選書
ここでは、アーネスト・ヘミングウェイの厳選書【7選】について紹介します。
1. 老人と海(新潮文庫)
- おすすめ度:★★★★★
- 人 気 度:★★★★★
- マニアック度:★
あらすじ:初訳から60年、まったく新しい「老人」の誕生! 数カ月続く不漁のため周囲から同情の視線を向けられながらも、独りで舟を出し、獲物を待つ老サンチャゴ。やがて巨大なカジキが仕掛けに食らいつき、3日にわたる壮絶な闘いが始まる……。原文を仔細に検討することによって、従来の活劇調の翻訳とは違う「老人」像が浮かび上がる! 決して屈服しない男の力強い姿と哀愁を描いたヘミングウェイ文学の最高傑作。
2. ヘミングウェイ短篇集
- おすすめ度:★★★★★
- 人 気 度:★★★★
- マニアック度:★★★
あらすじ:マッチョなイメージの強いヘミングウェイだが、彼はモダニズムの作家として、繊細でおそろしいほどの切れ味をもつ短篇を生みだした。彼は、女たちをひじょうに優しい手つきで描く。弱く寂しい男たち、冷静で寛大な女たちを登場させて描きだしたのは、「人間のなかで人間であることの孤独」だった。ジョイスが完璧と賞賛した「清潔で明るい場所」をはじめ、14作を新訳・新編集で贈る。
3. 海流のなかの島々
- おすすめ度:★★★★
- 人 気 度:★★★
- マニアック度:★★★
あらすじ:幸福な画家であり、良い父だった男が、絵筆をなげうって、メキシコ湾流の黒い潮に船を駆り、死を賭して見えざる敵を追う。マングローヴの茂みをぬって展開される激しい銃撃戦。「真実の瞬間」、すなわち死を目前にして主人公が見上げる空の色。――死と隣接する生命の輝きを、雄大な海の叙事詩として描いた自伝的大作。『老人と海』は実はこの大作の副産物だった……。
4. キリマンジャロの雪
- おすすめ度:★★★★
- 人 気 度:★★★
- マニアック度:★★★★
あらすじ:アフリカで病気にかかった作家ハリーは悪夢のごとく去来する過去の回想に耽り、ついに息を引きとる。愛と死の問題に深くふれた作品
5. 誰がために鐘は鳴る
- おすすめ度:★★★★★
- 人 気 度:★★★★
- マニアック度:★
あらすじ:1930年代後半、スペイン内戦。共和国側の義勇兵であるアメリカ人ジョーダンは、山峡の橋の爆破を命ぜられる。協力するゲリラ隊には、腹の読めないパブロ、女傑ピラール、そして敵側に両親を殺された娘、マリアらがいた。無垢なマリアと恋に落ちたジョーダンだが、死を賭した作戦決行が数日後に迫っていた。内戦取材を元に、激動する運命と愛を生々しく描き切る、ヘミングウェイ畢生の大作。
6. 日はまた昇る
- おすすめ度:★★★★★
- 人 気 度:★★★★
- マニアック度:★
あらすじ:世は去り世は来る地は永久に長存なり日はまた昇りまた入る――。鮮烈な新訳による21世紀決定版!灼熱の祝祭に爆発する“自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)”の魂。禁酒法時代のアメリカを去り、男たちはパリで“きょうだけ”を生きていた――。戦傷で性行為不能となったジェイクは、新進作家たちや奔放な女友だちのブレットとともに灼熱のスペインへと繰り出す。祝祭に沸くパンプローナ。濃密な情熱と血のにおいに包まれて、男たちと女は虚無感に抗いながら、新たな享楽を求めつづける……。若き日の著者が世に示した“自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)”の矜持!
7. 武器よさらば
- おすすめ度:★★★★★
- 人 気 度:★★★★★
- マニアック度:★
あらすじ:恋は戦地に激しく燃え、虚しく灰燼に帰す――。畢生の名編、至巧の新訳。苛烈な第一次世界大戦の最中、イタリア軍に身を投じたアメリカ人青年フレドリックは、砲撃で重傷を負う。病院で彼と再会したのは、婚約者を失ったイギリス人看護師キャサリン。芽生えた恋は急速に熱を帯びていく。だが、戦況は悪化の一途を辿り、フレドリックは脱走。ミラノで首尾よくキャサリンを見つけ出し、新天地スイスで幸福を掴もうとするが……。現実に翻弄される男女の運命を描く名編。
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