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建築家 菊竹清訓が執筆した必ず読むべき必須本【6選】(日本語は全ての書籍あり)

建築家 菊竹清訓は、日本の近代建築を代表する建築家の一人です。

黒川紀章らと共に新しい建築を模索し、日本の有名な建築運動の一つになったメタボリズムは有名です!

その思想は、エコロジーやリサイクルなど環境問題が世界的な課題となっている今こそ必要かもしれません。

その思想を建築化する「か・かた・かたち」は有名な建築手法です。

菊竹清訓が設計した建築も徐々に壊されているので、無くなってしまう前に本を読んで実物を見にいきましょう!

学生
先生、「建築家 菊竹清訓」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「建築家 菊竹清訓」といえば、スカイハウスとメタボリズムでしょう!スカイハウスは、現在は1階部分が増築されてしまいましたが、建設当時はスカイハウスとの名の通り、空に浮いた印象で過激な住宅であったのですよ。こういう、過激さも菊竹清訓の特徴ですね。

本記事の内容

本記事では、建築家 菊竹清訓のことをより良くを知るために、菊竹清訓自身が執筆した本【6選】をご紹介します。菊竹清訓の本といえば、「代謝建築論―か・かた・かたち」がもっとも有名な本ですが、対談の本などにも結構本音が垣間見られるので、面白いです。

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目次

  1. 代謝建築論―か・かた・かたち
  2. 博物館の未来
  3. 建築以前、建築以後 ~菊竹清訓 伊東豊雄 妹島和世 西沢立衛 妹島和世+西沢立衛/SANAA~
  4. 現代建築をどう読むか―日本建築シンドローム
  5. 日本型建築の歴史と未来像
  6. Kiyonori Kikutake: From Tradition to Utopia (Arco S.)

1. 代謝建築論―か・かた・かたち

誰もが知る建築家 菊竹清訓の代表作「代謝建築論」です。

ここで、有名な建築手法である「か・かた・かたち」が語られます。

近代建築における機能主義の限界について指摘し、それを乗り越える新たな手法として、形の優位性を語っています。

「当初は空間は機能を持って建築されるが、その後機能を捨てて、ただの空間に戻っていく」のだそうです。

当たり前といえばそうなのですが、機能主義こそが近代建築を支える重要な思想だったので、その思想を捨てるという過激なものですね。

そして機能が失われたとしても、形態はのこります。

そして、その空間で人は新たに機能を発見する!

機能を発見できるような空間を作ろうと呼びかけます。

メタボリスムとは、イズムであり主義です。そうした運動的な思想性を感じます!

設計するとはどういうことかを考え抜いた著者の『代謝建築論』の復刻版。 社会的インフラを担う建築は、「か」(構想的段階)がとくに重要で、未来に対するヴィジョンが設計には必要であると力説する。 [目次] はじめに Ⅰ デザインの方法論 Ⅱ 伝統について Ⅲ 目に見えるものの秩序 Ⅳ 目に見えないものの秩序 Ⅴ 建築は代謝する環境の装置である Ⅵ 建築家と思想 おわりに 復刻版おわりに

2. 博物館の未来

この対談では、梅棹忠夫、荒俣宏がいるのがなんとも楽しい感じです。

博物館のありかたを考えるのに重要な書籍です。

梅棹忠夫、荒俣宏、伊藤滋、下河辺淳、川添登、半沢重信ら博物館の第一人者であり大家である6人と著者との対話。最新の博物館のことについて、また博物館そのものについての、それぞれの所見をとおして、博物館の未来を考える。

3. 建築以前、建築以後 ~菊竹清訓 伊東豊雄 妹島和世 西沢立衛 妹島和世+西沢立衛/SANAA~

建築家 菊竹清訓は2011年に亡くなったので、最晩年の菊竹清訓の考え方を垣間見ることができます!

オフィス取材やインタビュー、クロストークをふんだんに盛り込んだ 2009.8.1~8.29 小山登美夫ギャラリー開催 「建築以前・建築以後」展の図録兼用書籍 建築展覧会では初の試みとなる「建築資料の収集・保存について考える」事がきっかけとなり始まった企画 「建築以前・建築以後」展 ~建築以前・建築以後展とは~ 戦後日本の建築界においてひとつの系譜を形作った4人と1ユニット菊竹清訓、伊東豊雄、妹島和世、西沢立衛、SANAAの建築家が作成したドローイングや模型を中心とした展覧会。展示作品のほとんどがアンビルドもしくは現在進行形のプロジェクトでいわば、まだ実在しない建物や空間のリアリティを仮想的に建築する“未だ建築にならざるもの”がテーマです。 アート、建築、デザインなどの脱領域的な創造活動が常態化するなか、建築家たちが長年にわたって培ってきた表象の技法を別の枠組みから眺めてみる、現実の建築物とは別の世界の可能性と多様な展開を追っていきます。

4. 現代建築をどう読むか―日本建築シンドローム

建築家 菊竹清訓の公演をまとめたものです。

メタポリズムを、思想だけでなくひとつの方法論まで昇華していく過程がわかります。

メタポリズムは、建築思想であり、方法論である。…日本建築をどうつくり、現代建築としてどう位置づけるか、建築の立場からこの10年間問題にしてきたことを述べた講演をまとめたもの。

5. 日本型建築の歴史と未来像 

メタボリスムによる建築を、日本建築の「型」の中にどのように位置付けるのかについて、菊竹清訓の考え方がわかります。

増築、資材の再利用、循環などは今の時代のキーワードですね!

高床づくり、寝殿づくり、書院づくり、数寄屋づくり。この変革は「革命」ではなく、前のものを内包しながら新しい「型」に変化している。いま、「日本型建築」は新しい変革期を迎えている。建てましや、資材の再利用、循環のできる「自在づくり」とはなにか?著者は新しい眼で日本建築史を見直し、ヴィジョンを提示する。

6. Kiyonori Kikutake: From Tradition to Utopia (Arco S.)

建築家 菊竹清訓による「メタボリスム」、「塔状都市」、「海上都市」などの基本エッセンスを英語で説明する時に役立つと思います。

「伝統からユートピア」を作り出した建築家 菊竹清訓がわかる英文書籍です。

Kiyonori Kikutake’s personal vision of building and design has left its mark on the history of architecture worldwide, ever since he relaunched a utopian concept of architecture, as a member of the Metabolist Movement, with his marine city project. Indeed, his vision actually projects beyond this century: his latest constructions, and above all his most recent projects, show the way for the architects of the future, even though he has basically remained faithful to the underlying principles that inspired his earliest work.

最後に

如何でしたか?今回は、建築家 菊竹清訓のことをより良くを知るために、菊竹清訓自身が執筆した本6選をご紹介しました。日本発の建築運動でメタボリズムほど有名なものは、それ以後出てきていないのではないでしょうか。東京湾の「塔状都市」「海上都市」の提案も含めて、「建築の提案」が過激で夢があって本当に面白かった時代であったのだと思います。

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