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建築家 増沢洵が執筆した必ず読むべき必須本「住まいの探求」+【小さな住宅関連3選】

建築家 増沢洵は、建築をやっている人ならばご存知の「最小限住宅」で有名ですね。

この最小限住居は、1952年に竣工しました。増沢洵がレーモンドの事務所に務めていたときに設計して建てたものです。

小さな部屋の中に吹抜けがあるのが特徴的ですね。

その後は現代の建築家によってリメイクされた「9坪ハウス」として、現在もそのコンセプトが残っています。すごいですね!

それぐらい大きな影響を持った住宅と言えますし、やはり「建築」を専門としない庶民にも訴える力があったということですね。

というわけで、今回は増沢洵の執筆した本のご紹介です。

増沢洵について詳しくは以下の記事をご覧ください。

建築家 増沢洵
学生
先生、「建築家 増沢洵」について知りたいのですが、どんな本が良いですか?教えてください!!
建築の先生
「建築家 増沢洵」を知るためには、「住まいの探求」が良いと思います。増沢洵は、あまり多くの書籍を残していません。また、最小限住宅以後で有名なのは、公共建築となっています。そのため、「住まいの探求」は、住宅作家としての増沢洵を知るための重要な書籍です。是非読んでみてくださいね!

本記事の内容

本記事では、増沢洵の「住まいの探究」を紹介します。増沢洵は、最小限住宅で有名ですが成城学園のキャンパス計画で建築学会賞を受賞しました。しかし、原点である住宅作品はやはり興味がありますよね。ここでは、増沢洵の設計した住宅を中心に紹介している書籍を選んでみました。また、「小さな住宅」に関連した書籍3選をご紹介します!

目次

  1. 住まいの探究―増沢洵 1952‐1989(増沢洵 著)
  2. 【小さな家関連書籍1選】小さな家の間取り解剖図鑑
  3. 【小さな家関連書籍2選】伊礼智の「小さな家」70のレシピ (エクスナレッジムック) 
  4. 【小さな家関連書籍3選】小さな家のつくり方: 女性建築家が考えた66の空間アイデア

1. 住まいの探究―増沢洵 1952‐1989(増沢洵 著)

こちらは、増沢洵の文章が読める貴重な書籍です。

特に「最小限住居・自邸」、「コアのあるH氏の住まい」など、最も重要な増沢洵の初期の住宅にも言及しているので、見逃せません。

しかし、その分高額図書になっているので、いい状態の中古本があれば是非手に入れておいてください。

建築家・増沢洵は、「最小限住宅」(自邸)や「H邸」などによって、住居デザインの戦後史に輝かしい足跡を残した。彼の35年にわたる真摯な住まいの探究の実践を、作品事例に即して跡づける本書から、今日から明日への日本の住まいづくりに幾多の貴重な示唆が汲みとれる。

目次 増沢洵・その大きな遺産 最小限住居・自邸 原邸・コアのあるH氏の住まい 稲村邸 田口邸 川口邸 伊東邸 横山邸 大下山荘 クリーガー邸 自邸+事務所 増沢洵 随想・インタビュー集(建築小思 住まいの統合性 自邸を建てたころ ほか) 日常の増沢洵-所員たちの思い出など〔ほか〕

2. 【小さな家関連書籍1選】小さな家の間取り解剖図鑑

都市における住宅はどうしても、「小さな家」となってしまいますが、その短所を補ういろいろな工夫がこの書籍からみて取れます。

とにかく、たくさんの住宅を分析することが重要ですね。

もちろんどんな家でも「住めば都」ではありますが、もし自分の「小さな家」を作れるならば、是非とも建築家や工務店に依頼する前に、読んでおくと良いと思います。

小さくても、のびのびと居心地よく暮らすキモは「間取り」にあった!大きければ住みやすいは大間違い。小さな家なら日々の掃除、炊事、洗濯などの家事、建物のメンテナンスも、ラクにこなせます。小さくつくって、浮いたお金で人生を豊かに。家を建てるとき、できるだけ広くしたいと思ってしまうのは無理からぬことだと思います。しかし、広く広くとつくった家は本当に暮らしやすい家になるのでしょうか。この本では、必要以上に広くしなくても、居心地のよい家は実現できるということを、実際に著者が設計した家の間取りを見ながら理解していただければ、との思いで書いたものです(はじめにより)。

そこで、小さくても快適に過ごせる家をつくるには、間取りに工夫を凝らさなければなりません。間取りと言えば部屋をどうレイアウトするかに注視しがちですが、それ以上に部屋どうしのつなぎ方が肝要です。1階と2階など別のフロアにある部屋についても考え方は同じ。親の寝室と子供部屋、サニタリーと個室の関係などなど、それらがきちんと考えられていると家族がバラバラにならない、みんなが心地よく生活できる住まいが実現できるのです。著者が実践してきた工夫の数々を、この1冊にまとめています。

3. 【小さな家関連書籍2選】伊礼智の「小さな家」70のレシピ (エクスナレッジムック) 

こうした「小さな家」に関する書籍はたくさんがありますが、いくつか読んでみると、重複している項目があるのに気がつきます。

そう!そういう項目こそが、住宅を設計するのに最も重要な項目と思います。

また、書籍を通して自分の気づかなかった点が知ることができるもの良いですね。

この本は70項目に分けて書いているので、自分の思考を整理するのにもよいと思います。

―住まいは小さな心地よい居場所の集合体と言えるのではないかと思います― まえがきより 豊かに暮らせる小さな家をつくる達人の著者が、 経験をもとに “小さな家のレシピ”をまとめました。 写真と図面を合わせて70の項目があります。 心地よい小さな居場所づくりのアイデアがたくさん詰まっています。

■レシピ抜粋 小さな家は最大のエコ 小さくして質を上げる 常識的な寸法を疑う 場所を多義的に使う あちこちに居場所を設ける 開口部近傍に心地よさは宿る 敷地目一杯に建てない 対角線( 最大視覚)を活用する 小さくても子供たちが遊びに来やすい家を考える

4. 【小さな家関連書籍3選】小さな家のつくり方: 女性建築家が考えた66の空間アイデア

こちらは、66項目に分けて「小さな家」づくりのメソッドを説明しています。

快適な空間を作っていくアイデアをたくさん知ることができるので、まずは「建築的思考」をインプットするのにも良いと思います。

「足るを知る」本当に幸せな暮らしが実現させるには延床面積100 m2以下が理想的。 小さいから、家も庭もすみずみまで手入れが行き届く。不要なモノが自然に断捨離でき、無理せずミニマリストに。 人気女性建築家が、日本人が古来、幸せを感じていた「小さな家」のつくり方を直伝。豊富なカラー写真と間取図も充実! 毎日を素敵に暮らせる小さな家をつくりましょう! <成功する小さな家づくり7つのルール> 1 土地全体を“家”にする 2 一石三鳥の空間をつくる(中庭+玄関+リビング) 3 外空間と内空間をつなげる 4 窓と階段で光をとりこむ 5 目の錯覚を利用する 6 可変的な空間をつくる 7 大きな木を一本植える

最後に

如何でしたか?今回は「建築家増沢洵」をよく知るために、増沢洵自身が執筆した本をご紹介しました。増沢洵の「最小限住宅」は戦後の住宅史の中でも特別な位置を占めています。こうした「小さな住宅」代表格として、池辺陽の最小限住宅シリーズと双璧をなすものと言えます。「最小限住宅」は今もコンセプトが褪せることなく、私も興味のある住宅のひとつです。

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