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専門家おすすめ!イタリア観光で絶対見るべき名所建築5選

イタリアは、ローマ帝国の時代からヨーロッパ政治の中心地であり、ルネサンスの文化やメディチの経済など、建築に関わる多くの文化遺産の土台となっています。イタリアに行ったら是非とも見ておきたい名所建築5選です。

本記事の内容

本記事では、私が行ったことのある場所の中からイタリア観光で絶対見るべき名所建築5選を紹介したいと思います。イタリアは歴史遺産がとても多くて、見所が盛り沢山です。ここでは、近代建築を中心にしながら、イタリアの観光で見ておくべき名所5選を紹介したいと思います。

目次

イタリア観光 1選:ヴィラ・ロトンダ(アンドレア・パラディオ設計)

まずは、パラディオです。軸線の強さと幾何学の利用を考えると近代までの影響力は計り知れないのでご紹介します。

ヴィラ・ラ・ロトンダは、イタリアのルネサンス期を代表する建築家アンドレア・パラディオによって設計されました。

イタリア北部のヴィチェンツァにあります。

アンドレア・パラディオの影響はその後の建築家にとても大きく、特にパラディアン様式と言われるようになりました。その後の古典建築の引用方法に大きな影響を与えました。

この建物は、ヴィラ・アルメリコ・カプラが正式名ですが、大抵の場合は、ヴィラ・ラ・ロトンダと呼ばれます。

カプラという名前は、1592年に割譲された後に建物を完成させたカプラ兄弟に由来しています。

この建物は、パラディオの他の作品とともに、世界遺産の「ヴィチェンツァ市街とパラディオ様式の別荘」の一部となっています。

建築家 アンドレア・パラディオを知ろう!ラ・ロトンダなど

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イタリア観光 2選:カステル・ヴェッキオ美術館(カルロ・スカルパ設計)

カステルヴェッキオ博物館は、イタリア北部のヴェローナにある、中世の城を改装した美術館です。

1959年から1973年にかけて、建築家カルロ・スカルパによってリノベーションされました。

このカルロ・スカルパのリノベーション方法は、新旧のバランスを慎重に取り、必要に応じて元の建物の歴史を残しています。

当時は珍しかったこのアプローチは現在、歴史的建造物の改修の一般的なアプローチになっています。

スカルパのデザインは、出入り口、階段、家具、備品の細部に見られます。

細部を見ているだけで1日終わってしまいます。

建築家 カルロ・スカルパを知ろう!カステルヴェッキオ美術館改修など

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イタリア観光 3選:マラパルテ邸(アダルベルト・リベラ設計)

マラパルテ邸(ヴィラ・マラパルテ)は、イタリアのカプリ島の東側にある住宅です。

この住宅は、1937年頃に有名なイタリア人建築家アダルベルト・リベラによって考案されました。

クライアントであったクルツィオ・マラパルテは、リベラの設計を拒否しながら、地元の石工であるアドルフォア・ミトラノと住宅を建てたと言われています。

マラパルテ邸は赤い石積みの箱状の建築で、屋根のパティオに続く逆ピラミッド型の階段が特徴的です。

また、屋根の上には自立型の湾曲した白い壁があります。

サレルノ湾を見下ろす海抜32メートルの崖の上にあり、ロケーションが素晴らしいです。

この住宅へのアクセスは、カプリの町から徒歩で向かうか、またはボートによって近くの崖まで行って切り込まれた階段を使うかしかありません。

このマラパルテ邸の内部と外部(特に屋上パティオ)は、ジャン=リュック・ゴダールが1963年の作成した映画『軽蔑』に出てくることでも有名です。

小さな別荘でいいから、「こういった場所がほしいな」と思わされます。

当初の家の入口へアクセスは中央の外階段からも可能でしたが、マラパルテは1940年に入り口をレンガで囲み、家の横に移動しました。

1957年にマラパルテが亡くなった後、このカサ・マラパルテは完全に放棄されました。建物は1972年にジョルジオ・ロンチ財団に寄贈され、1980年代後半から1990年代初頭に最初の本格的な改修が始まりました。

今日、カサ・マラパルテは文化的なイベントなど使われています。

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イタリア観光 4選:カサ・デル・ファッショ(ジュゼッペ・テラーニ設計)

カサ・デル・ファッシオは、パラッツォ・テラーニとも呼ばれており、イタリアのコモのポポロ広場にあります。

イタリアの建築家ジュゼッペ・テラーニによって設計されました。

ここは、1936年に全国ファシスト党の地方事務所として発足しました。1945年にファシズムが崩壊した後、それは国家解放委員会によって使用され、1957年に地元の警察本部になりました。

歴史的芸術的価値が認められ、カサ・デル・ファッシオは1986年にイタリアの重要文化財として登録されました。

幾何学性はとても綺麗でなんですが、ファシズムの本拠地だけあって、「硬くて息が詰まりそうな」、そんな機能主義的建築の圧倒される圧力を感じます。

建築と時代性は本当に面白いと思わされます。

Photo: public domain
建築家 ジュゼッペ・テラーニ

建築家 ジュゼッペ・テラーニを知ろう! カサ・デル・ファッショなど

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イタリア観光 5選:ピレリ・ビル(ジオ・ポンティ設計)

ピレリ・ビルはミラノにある高層ビルです。イタリア語で「ピレローネ」とも呼ばれ、文字通りビッグな「ピレリ」です。

設計は、建築家のジオ・ポンティで、ピエール・ルイージ・ネルヴィとアルトゥーロ・ダヌッソの協力を得て設計しています。

イタリアの初めての高層ビルとして建築され、32階建て、127 mです。完成後はイタリアで最も高い建物でした

特徴は、構造的な骨格を隠すようにカーテンウォールのファサードがあり、また先細りの側面が特徴です。

通常のブロックフォームを放棄した最初の超高層ビルの1つといえます。

建築史家のハサン・ウッディン・カーンは、それを「最もエレガントな高層ビルの1つ」と呼んでいます。

この建物は、ニューヨークのパンアムビル(現在のメットライフビル、モダニズム建築の巨匠とされるヴァルター・グロピウスとピエトロ・ベルスキらの共同設計)に影響を与えたと言われています。

建築家 ヴァルター・グロピウスを知ろう!ファグス靴工場/バウハウスなど

1978年に、この建物をロンバルディア州政府が取得し、現在は地域評議会がここで開かれています。

側面が先細りで、かつ柱が消えているのがなんとも言えず、エレガントです。

高層ビルのデザインをジオ・ポンティが行うと、こうなるんだなぁと、、、。参考になります。

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まとめ

今までに行ったことのある場所の中から、今後もイタリア観光で訪れてみたい建築を選んでみました。イタリアは、見るべきものとても多くて数年住んでみたい場所ですね。近代建築もなかなか見応えがあるので、遺跡関係が食傷気味になったら、是非機会があったら行ってみてください。

注意説明 公共建築以外の場所の特定は行っていません。個人の所有物である住宅は、場所の特定をしないように配慮しております。ご了承くださいませ。

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