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専門家おすすめ!サンフランシスコ観光で絶対見るべき名所建築5選

サンフランシスコには、市内から郊外まで多くの素晴らしい建築があります。郊外で言えばやはりシーランチ・コンドミニアムなのですが、なんか閉館という噂が・・・。なんてこと!

Photo: public domain

本記事の内容

本記事では、私が行ったことのある場所、今後行きたいと思っている場所の中からサンフランシスコ観光で絶対見ておきたい名所建築5選を紹介したいと思います。サンフランシスコは、西海岸に位置していて、オープンで明るい雰囲気があり、また坂道が多いですが市内はそこそこ歩いても観光できるので、とても好きな場所の一つです。アメリカは、車がないと厳しいことが多いのですが、都市は歩い程度車がなくても観光できるので良いですね。ここでは、サンフランシスコに行ったら必ず行くべき建築をご紹介します。

目次

サンフランシスコ観光 1選:ザナドゥ・ギャラリー(旧モリス商会)(フランク・ロイド・ライト設計)

ザナドゥ・ギャラリー(旧モリス商会)は、サンフランシスコのダウンタウンにあり、1948年にフランク・ロイド・ライトによって設計されました。

建築家 フランク・ロイド・ライト

この店は、ライトによる設計であるニューヨークの物理的なプロトタイプと言われています!

2015年8月に閉鎖されたザナドゥギャラリーは、この建物をライトの初期のビジョンに戻すために多額の費用を費やしたそうです。ウェブサイトによると、数百万ドルもかかったといいます。

その後、サンフランシスコのインテリアデザイナーであるスティーブン・ヴォルペと提携し、この象徴的なフランク・ロイド・ライトの空間をオリジナルに忠実に蘇らせたそうです。

2017年8月、イタリアのメンズファッションストアであるISAIANapoliが建物に移転しました。

この、動きのあるスロープがとても魅力的です!

Photo: public domain

地図

サンフランシスコ観光 2選:カリフォルニア科学アカデミー(レンゾ・ピアノ設計)

カリフォルニア科学アカデミーは、サンフランシスコにある研究所兼自然史博物館です。レンゾ・ピアノによって設計されました。

こののデザインは、2008年に南北アメリカ地域のUrban Land Institute(ULI)優秀賞を受賞し、2005年に北米地域の持続可能な建設プロジェクトでHolcim AwardSilverを受賞しました。

建築家 レンゾ・ピアノ

新しい建物は、環境への配慮と持続可能性に焦点を合わせています。そうした環境に配慮した一連の機能には、排水、リサイクル、屋上緑化などが含まれています。

特に屋上緑化には、いくつかの環境に優しい機能と持続可能なデザインが含まれています。

レンゾ・ピアノは、サンフランシスコの7つの主要な丘に触発されました。それは、テレグラフヒル、ノブヒル、ロシアンヒル、リンコンヒル、マウントストロ、ツインピークス、マウントデイビッドソンです。

緑の屋根には、実際にカリフォルニア原産の植物が植えられました。博物館の中央広場は、屋根の巨大なガラス天井の下にあり、夜の空気を下の建物に流し込むことができます。

空調の代わりにこのような自然換気を利用して室内の温度を調節することで、建物のエネルギー効率を大幅に向上させています。

レンゾ・ピアノらしい、気持ちの良い美術館なのでおすすめです。

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サンフランシスコ観光 3選:サンフランシスコ近代美術館(マリオ・ボッタ設計)

サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)は、サンフランシスコの中心部にある近代美術館です。建築家のマリオボッタによる設計です。

建築家 マリオ・ボッタ

このSFMOMAには、多くの近現代美術のコレクションが収められており、絵画、彫刻、写真、建築、デザイン、メディアアートなど、なんと33,000点以上の作品があります。

米国で最大級の美術館のひとつで、近現代美術では世界最大の美術館のひとつといえます。

SFMOMAは、3年間にわたる大規模な拡張プロジェクトの後、2016年5月14日に再開しました。

この拡張により、美術館のギャラリースペースは2倍以上になり、前の建物のほぼ6倍の公共スペースがあります。

いわゆる初期の旧館は、マリオボッタビルと呼ばれています。1988年の夏に、建築家のマリオ・ボッタ、トーマス・ビービー、フランク・ゲーリーが、設計コンペのファイナリストとして発表されました。準決勝進出者には、チャールズ・ムーアと安藤忠雄が含まれていました。

その後、3人のファイナリストはあらたな設計提案を提示する予定でしたが、博物館はわずか1か月後に建築コンペをキャンセルし、マリオ・ボッタを設計者に選定します。

新しい博物館の建設は1992年の初めに始まり、機関の60周年にあたる1995年に開館しました。

博物館は、象徴的な階段と、中央の天窓のあるアトリウムの周りにそびえるギャラリーで構成されています。

中央の高さ40 mのシリンダーと、階段状の石造りのファサードが特徴です。

また、インテリアデザインは、床、壁、柱の土台に、磨かれた黒い花崗岩を交互に帯のようにデザインしています。

2009年に観客とコレクションが大幅に増加したことに対応して、SFMOMAは拡張計画を発表しました。そこで選ばれたのは、ノルウェーの建築事務所スノヘッタです。

2016年5月に約21,800平米の拡張が既存の建物に加わり、7つのレベルと、美術館の運営のための3つのサポートスペースが含まれています。

この建物は、エネルギーコストを15%削減し、さらに水使用量を30%削減しすることで環境にも配慮しています。

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サンフランシスコ観光 4選:デ・ヤング美術館(ヘルツォーク&ド・ムーロン設計)

デ・ヤング美術館は、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・パークにある美術館です。建築家のヘルツォーク&ド・ムーロンによって設計されました。

2005年10月15日にオープンしました。

サンフランシスコの地形と地震は、建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンとフォン&チャンにとっての大きな課題でした。

将来に起こる可能性のある大地震に耐えるために、建物は、運動エネルギーを吸収して熱に変換するボールベアリング・スライドプレートと粘性流体ダンパーのシステムを採用し、最大3フィート(91センチ)移動できるようにしています。

設計において、建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンは、自然環境に敏感で、オークランドを拠点とするランドスケープアーキテクトのウォルターフッドが美術館の新しい庭園設計に参加しました。

外観全体が銅で覆われており、最終的には酸化して緑がかった色調と独特の質感を帯び、それが近くのユーカリの木と馴染んでいくことを予測しています。

また周囲との調和を図るため、上部に形を切り、48本の木が植えられた庭園や中庭が見えるようになりました。美術館の入り口を背景にした巨大なシダが特にドラマチックといえます。

20,700平方メートルの新しい造園が行われ、344本の移植された木と69本の歴史的な岩があります。さまざまな穴が開いてくぼんだ銅板は、ゆっくりと変化します。

曲がりくねった高さ44 mの塔は独特の形状をしており、サンフランシスコの多くの地域からゴールデンゲートパークにそびえ立っているのを見ることができます。

経年変化も楽しめるので、何度も行ってみたいですね!

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サンフランシスコ観光 5選:シーランチ・コンドミニアム(チャールズ・ムーア設計)

このシーランチ・コンドミニアムは、カリフォルニア州ソノマ郡の太平洋岸にあります。1963年から1964年に、MLTWパ​​ートナーシップを組んだ、チャールズ・ムーア、ドンリン・リンドン、ウィリアム・ターンブル・ジュニア、リチャード・ウィテカーによって設計されました。

木骨造りの独特な構造は太平洋を見下ろし、カリフォルニアで1960年代の最も重要な建築デザインのひとつとなっています。

このコンドミニアムは、太平洋を見下ろす崖の端にあり、10のマンションユニットの複合体です。

このデザインは、この地域の納屋やその他の農場の建物に着想を得ており、ランドスケープ・アーキテクトのローレンス・ハルプリンも参加して、地元の生態系を考慮して建てられました。

木造のフレームは垂直のレッドウッドの下見張りで覆われており、海に向かって下降する一連の傾斜した屋根で構成されています。

窓は、トリムやマリオンがなくてシンプルな開口です。

建物はユニットのガレージを収容する中庭を囲んでいます。インテリアスペースは、MLTWが開発した様々なデザイン要素を見ることができます。

このコンドミニアムは、チャールズ・ムーアの最初の主要な作品です。

つまり、シングルピッチの屋根、ボード・サイディング、そしてプレーンなディテールといった、いわゆるムーアの「小屋スタイル」の代表的な例です。

このスタイルは、いわゆるインターナショナル・スタイルからの脱却でした。コンドミニアムによって確立された設計原則には、ムーアが「エディクラ」と呼んだもの、つまり4つの柱と天蓋で定義された小さな親密な空間、そして「サドルバッグ」、つまり瞑想的な空間を提供する外部への内部空間の小さな突起が含まれています。

このコンドミニアムは、シーランチの開発を促進するために大規模な広報キャンペーンが行われ、ニューズウィーク、ニューヨークタイムズ、ライフ、また日本でもデザイン雑誌に掲載されました。

その後、1966年にカリフォルニア州知事のデザイン賞、1967年にアメリカ建築家協会の名誉を受容しています。

1991年にチャールズ・ムーアはAIAゴールドメダルを受賞しました。2005年には、米国歴史登録財に登録されました。

まとめ

今までにカリフォルニアで行ったことのある場所、行きたいと思っている場所の中から建築を選んでみました。この中でも、住宅に興味のある人は、チャールズ・ムーアのシーランチ・コンドミニアム特におすすめです。しかし、内部も見られてしかも泊まれるコンドミニアムだったのですが、なんと閉館という噂があります。それについては、調べて報告したいと思います。

注意説明 公共建築以外の場所の特定は行っていません。個人の所有物である住宅は、場所の特定をしないように配慮しております。ご了承くださいませ。

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