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専門家おすすめ!パリ観光で絶対見るべき名所建築10選

芸術の都パリには、多くの名建築があります。それも、往年のフランス王朝から近代建築まで盛り沢山です。建築家がおすすめする、パリ観光で絶対見るべき名所建築10選です。

Photo: public domain

本記事の内容

本記事では、パリ観光で絶対見るべき名所建築10選を紹介したいと思います。個人の自由旅、ツアーの自由時間など、ちょっと足を伸ばすと、パリには多くの素晴らしい建築がたくさんあります。中に入らなくても、外観だけでも楽しめるのが建築の良いところです。建築の外部は社会との接点なので、外観を楽しむという見方もあるのです!時間を見つけて、是非自分の目で、見に行ってみましょう。かならず新しい発見があるはずです。

目次

パリ観光へ向けて もっとも簡単な都市の解説

オスマンによるパリ改造

現在のパリの都市景観を作った重要な計画に、オスマンによるパリ改造があります。

1853年から1870年にかけてナポレオン3世皇帝が委託し、ジョルジュ・オスマンが監督した大規模な公共事業プログラムがパリ改造です。

これは、産業革命によってパリは過密で不健康な都市の典型となり、新しい都市の姿となる必要にせまられていました。

中世から続く地区を解体し、広い道の建設、新しい公園や広場、パリ周辺の郊外の併合が含まれ、あまた都市環境の改善を目指して、新しい下水道、噴水、水道橋が建設されました。

オスマンは激しい反対に直面し、1870年にナポレオン3世によって解雇されますが、彼のプロジェクトは1927年まで続けられました。

今日のパリ中心部の街路計画と独特の外観は、主にオスマンの改修の結果といえます。

ミッテラン大統領によるグランプロジェ

その後にパリの建築環境を大きく変える国家プロジェクトに、ミッテラン大統領のグランプロジェがあります。

グランプロジェは、芸術の国フランスを象徴するパリに、近代的な様々なモニュメントを提供する建築プログラムでした。

このプログラムは、ミッテラン大統領が在任中に開始され、プロジェクトの規模とその野心的な性質からルイ14世の建築計画と比較されました。

1982年に始まったこの壮大な計画は、20年で街のスカイラインを大きく変化させ、8つの記念碑的な建築プロジェクト、ルーヴル・ピラミッド、オルセー美術館、ラ・ヴィレット公園、アラブ世界研究所、オペラ・バスティーユ、グラン・ダルシュ、フランス国立図書館、財務省が含まれています。

オルセー美術館、グラン・ダルシュ、アラブ世界研究所、ラヴィレットは、ヴァレリー・ジスカード・デスタン大統領の下で既に始まっていましたが、ミッテラン大統領が引き継ぎ、大きくパリの姿を変えることになりました。

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パリ観光 1選:ルーブル・ピラミッド(I.M.ペイ設計)

中国出身でアメリカ国籍を取った建築家I. M.ペイによって設計されました。

ルーヴルピラミッド(Pyramide du Louvre)は、パリのルーヴル宮殿(Palais du Louvre)の中庭(CourNapoléon)にあります。

3つの小さなピラミッドに囲まれて、大きなガラスと金属のピラミッドが中庭にあります。この大きなピラミッドがルーブル美術館の正面玄関として機能しています。

設計段階では大きな論争に発展しましたが、1989年に完成してからは、パリの重要なランドマークとなっています。

地図

パリ観光 2選:サヴォア邸(ル・コルビュジエ設計)

サヴォア邸は、フランスのパリ郊外のポワシーにある住宅です。

スイス出身の建築家ル・コルビュジエによって設計されました。

ル・コルビュジエの有名な「近代建築五原則」を体現した建物として有名です。近代建築の重要な作品の一つであり、インターナショナル・スタイルの代表作です。

1985年から1997年にかけて全面的に改装され、2016年7月にル・コルビュジエ作品としてユネスコの世界遺産に登録されました。

建築家 ル・コルビュジエ

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パリ観光 3選:シティ・オブ・ミュージック(クリスチャン・ド・ポルザンパルク設計)

シテ・ドゥ・ラ・ムジークは、パリのラヴィレット公園にあります。

建築家クリスチャン・ド・ポルザンパルクによって設計され、1995年にオープンしました。

ミッテラン大統領のグラン・プロジェの一部です。

円形劇場と、800〜1,000人の聴衆を収容できるコンサートホール、音楽博物館、音楽ライブラリー、展示ホール、ワークショップで構成されています。

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パリ観光 4選:フランス国立図書館(ドミニク・ペロー設計)

ミッテラン大統領は、世界で最大かつ最も近代的な図書館の新設を発表します。

ドミニク・ペローがコンペを勝ち抜き、設計者に選ばれました。

1996年にフランス国立図書館のミッテラン館として開館し、同年に欧州連合現代建築賞を受賞しています。

約1,400万冊の本と、文書、原稿、版画、写真、地図、計画、スコア、コイン、メダル、サウンドドキュメント、ビデオなど、世界に誇る収蔵品があります。

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パリ観光 5選:アラブ世界研究所(ジャン・ヌーヴェル設計)

アラブ世界研究所は、アラブ世界とその文化的および精神的情報を調査および普及するために1980年にパリに設立された組織です。

ジャン・ヌーヴェルによって設計されました。

太陽の光をコントロールする独自のファサードが特徴的です。

建築家 ジャン・ヌーヴェル

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パリ観光 6選:ユネスコ本部(マルセル・ブロイヤーなど設計)

ユネスコ本部の建物の設計は、ベルナール・ゼルファス(フランス)、マルセル・ブロイヤー(ハンガリー)、ピエール・ルイージ(イタリア)の3人の建築家の共同設計です。

この計画は、ルシオ・コスタ(ブラジル)、ヴァルター・グロピウス(ドイツ)、ル・コルビュジエ(フランス)、スヴェン・マルケリウス(スウェーデン)、エルネスト・ネイサン・ロジャース(イタリア)で構成される5人の建築家の国際委員会によって検証されるという念入れようです。

近代建築の思想と技術を注ぎ込んでいます。

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パリ観光 7選:ポンピドー・センター(リチャード・ロジャース&レンゾ・ピアノ設計)

ポンピドゥーセンターは、パリ4区にある文化施設です。

リチャード・ロジャース&レンゾ・ピアノの建築チームによって設計されました。

1969年に、ジョルジュ・ポンピドゥー大統領が構想し、首都パリの中心部に造形芸術の中心的な施設をおこうと考えました。

そのため、デザイン、音楽、映画関連の施設および図書館を含む近現代芸術の拠点となっています。

1977年にヴァレリー・ジスカード・デスタン大統領によって正式にオープンしました。

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パリ観光 8選:ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸(ル・コルビュジエ設計)

バーゼル出身のスイスの銀行家であり、前衛芸術のコレクターでもあったラウル・ラ・ロッシュのために設計されました。

ラ・ロッシュは、ル・コルビュジエに、彼のアートコレクションを収容するための別荘とギャラリーの建設を依頼しました。別荘はル・コルビュジエによって設計され、1925年に竣工しました。

ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸は、現在ル・コルビュジエ財団の施設でもあります。

2016年に、ル・コルビュジエの作品として、ユネスコの世界遺産に登録されました。

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パリ観光 9選:ブース・デ・コマース(安藤忠雄設計)

2016年、パリ市長のアンヌ・イダルゴは、フランソワ・ピノーに対して、1500万ユーロの一括払いと年会費により、「ブース・デ・コマース」(商品取引所)の50年間リースを承認します。そして、パリ市議会は、この建物を現代美術館に変更することを承認しました。

2017年、ピノーは建築家の安藤忠雄を改修の設計に選定します。そしてブース・デ・コマースのビル内に高さ30フィートのコンクリートシリンダーを作り、メイン展示ギャラリーとする計画を公表しました。

10,500 平米以上に及ぶこの美術館は、ピノーが運営する3つの美術館の中で最大のものです。

フランスでコロナウイルスが広がっているため、2021年1月23日にオープンが延期されています。

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パリ観光 10選:フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(フランク・ゲーリー設計)

フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン財団)の建物は、LVMHグループとその子会社が後援する美術館・文化センターです。

LVMHによる芸術と文化の振興の一環として、独立した非営利団体となっています。

建物は建築家フランクゲーリーによって設計され、2014年にオープンしました。

招待を受けてフランクゲーリーは、ルイ・ヴィトン財団が所有する現地の庭を訪れて、ガラスのグランパレや、1893年にアクリマタシオン庭園のために建てられたパルマリウムなど、ガラスの構造に触発されたそうです。

そのため、この建築も19世紀の造園された庭園の創設原則に基づいて設計されています。

2階建ての構造には、さまざまなサイズの11のギャラリーがあり、地下階には350席の広大な講堂があります。

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まとめ

近代建築を中心に、今後もパリ観光で訪れてみたい建築を選んでみました。9選と10選はまだ行ったことがないので、機会があったら是非行ってみたいと思います。

注意説明 公共建築以外の場所の特定は行っていません。個人の所有物である住宅は、場所の特定をしないように配慮しております。ご了承くださいませ。

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